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那須国際カントリークラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
那須国際カントリークラブ
Nasu Kokusai Country Club
那須国際カントリークラブ
那須国際カントリークラブの空中写真。
2013年9月17日撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
栃木県那須郡那須町大字高久丙1792番地
座標: 北緯37度4分17.12秒 東経140度1分23.32秒 / 北緯37.0714222度 東経140.0231444度 / 37.0714222; 140.0231444
概要
開業 1962年昭和37年)5月11日
運営 メンバーシップコース
設計 浅見 緑蔵富沢 誠造
運営者 東急リゾーツ&ステイ株式会社
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 5 526 1 5 505
2 4 395 2 4 353
3 3 192 3 3 186
4 4 410 4 4 366
5 5 491 5 5 519
6 3 174 6 4 383
7 4 410 7 4 414
8 4 326 8 3 170
9 4 364 9 4 416
36 3288 36 3312

その他
公式サイト 那須国際カントリークラブ
テンプレートを表示

那須国際カントリークラブ(なすこくさいカントリークラブ)は、栃木県那須郡那須町にあるゴルフ場。運営会社の東急リゾーツ&ステイは、クラブハウスの建て替えとコースの改修のため、2024年(令和6年)12月15日の営業をもって一時閉鎖することを発表しており[1]2028年春のリニューアルオープンを予定している[2]

概要

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那須高原を一望できる旧山楽旅館は、1922年大正11年)、北海道選出の代議士・三井徳峰によって創業された高級旅館で、敷地3千坪に延1千坪の木造2階建ての豪壮な構えだった[3]。現在も残る館内の30帖敷きの「御座所の間」は、大正の終わりの昭和天皇東宮の頃、この座敷から那須高原を見渡したという記念の日本間である[3]1925年(大正14年)、那須御用邸ができると、随伴の大臣などの高官たちは山楽に宿泊するのが習わしだった[3]

その後、1953年(昭和28年)、山楽旅館が経営危機に陥ったとき、富士製鐵株式會社社長の永野護の仲介で、旅館を買い取ったのが木下商店社長の木下茂だった[3]。木下商店は東京八丁堀の鉄屋で、八幡製鐵株式會社や富士製鐵の指定問屋として知られていた[3]1955年(昭和30年)代、木下商店は貿易商社・木下産商となり、木下商店は不動産中心として残り、子会社の「株式会社山楽」を設立し、ゴルフ場の経営に乗り出した[3]

木下社長は、名門の「那須ゴルフ倶楽部」(1936年(昭和11年)開場、設計・井上誠一藤田欽哉)は、土、日曜日はメンバーだけがプレーする、こちらはパブリックコースを造ろうと、赤字覚悟でのゴルフ場計画だった[3]1969年(昭和34年)、ゴルフ場の建設用地30万坪を買収し、コース設計を富澤誠造に依頼し、その詳細設計を浅見緑蔵プロが担うことになった[3]。しかし、造成工事は苦難の連続だった、社長の東山宝一が剛腕だったことや、パブリックコースのため資金は不足した[3]。その上、冬季は造成工事を中止し、ブルトーザー数十台を動員して強行し、挙句には造成工事会社を倒産させた[3]

1962年(昭和37年)5月11日、造成工事は完成し、18ホール、6,860ヤード、パー72規模のゴルフ場が開場された[3]。木下商店は貿易会社である、米国からケンタッキーブルーの種を輸入して、コース全体に種を蒔き、フェアウェイは短く刈り込んで、グリーンはさらに短く刈りこんだという[3]。だが、翌1963年(昭和38年)、フェアウェイとラフは野芝に、グリーンはベント芝の張芝に改修された[3]

「那須国際カントリークラブ」は、前身は旅館「山楽」が経営するパブリックゴルフコースだったが、現在は那須御用邸に隣接する「東急不動産株式会社」が運営するメンバーシップゴルフコースである[3]

リニューアルへ

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運営会社の東急リゾーツ&ステイは、クラブハウスの建て替えとコースの改修のため、2024年(令和6年)12月15日の営業をもって一時閉鎖することを発表した[1][2]。リニューアルオープンは2028年春の予定である[2]

所在地

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〒325-0302 栃木県那須郡那須町大字高久丙1792番地

コース情報

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  • 開場日 - 1962年5月11日
  • 設計者 - 浅見 緑蔵、富沢 誠造
  • 面積 - 1,070,000m2(約32.3万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、6,600ヤード、コースレート71.2
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 1グリーン、ペンクロスベント
  • ハザード - バンカー51、池が絡むホール3
  • ラウンドスタイル - キャディ付又はセルフの選択制、2人&5人乗り電磁誘導式
  • 練習場 - 5打席20ヤード
  • 休場日 - 12月中旬 - 3月中旬冬季クローズ[4][5]

ギャラリー

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交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b 「那須国際カントリークラブ」クラブハウス建替に伴う施設の一時閉鎖について”. 東急リゾーツ&ステイ. 2024年10月23日閲覧。
  2. ^ a b c 「那須国際カントリークラブ」が12月に一時閉鎖へ クラブも解散 リニューアルオープンはいつ”. 下野新聞. 2024年10月23日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「那須温泉の高級旅館「山楽」が休日でもプレーできるパブリックコースを計画」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年5月日閲覧
  4. ^ 「那須国際カントリークラブ」、ゴルフダイジェスト、2021年5月15日閲覧
  5. ^ 「那須国際カントリークラブ」、ゴルフホットライン、2021年5月15日閲覧
  6. ^ a b 「那須国際カントリークラブ」、アクセス、2021年5月日閲覧

関連文献

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  • 『ゴルフ場ガイド 東版』、2006-2007、「那須国際カントリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年5月15日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「那須温泉の高級旅館「山楽」が休日でもプレーできるパブリックコースを計画」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年5月15日閲覧

関連項目

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外部リンク

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