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近鉄ハーツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
近鉄ハーツ[1]
Kintetsu Hearts
店舗概要
所在地 578-0947[2]
大阪府東大阪市西岩田2-3-1[1]
座標 北緯34度39分50.6秒 東経135度36分3.6秒 / 北緯34.664056度 東経135.601000度 / 34.664056; 135.601000 (近鉄ハーツ)座標: 北緯34度39分50.6秒 東経135度36分3.6秒 / 北緯34.664056度 東経135.601000度 / 34.664056; 135.601000 (近鉄ハーツ)
開業日 1991年平成3年)11月3日[1]
施設所有者 近畿日本鉄道株式会社[1]
施設管理者 近鉄商業開発[1]
敷地面積 31,530 m²[1][4]
延床面積 17,154 m²[1] 
商業施設面積 14,364 m²[1][4]
店舗数 12店舗(開業時)[1][4]
営業時間 物販店舗 10:00-19:00[1]
飲食店舗 11:00-22:30[1]
駐車台数 500台[1][4]
前身 近鉄玉川工場[3]
最寄駅 八戸ノ里駅[1]若江岩田駅[1]
外部リンク http://www1.kcn.ne.jp/~k-hearts/[リンク切れ]
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跡地に出店したニトリモール東大阪

近鉄ハーツ(きんてつハーツ)は、かつて大阪府東大阪市西岩田にあったオープンモール型ショッピングセンター[1]近畿日本鉄道(近鉄)が開発して[1]、「近鉄商業開発」が運営し[1]、開業時には日本初の「パワーセンター」と呼ばれていた[5]2010年(平成22年)3月31日をもって閉館した。

歴史・概要

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1991年(平成3年)11月3日[1]東大阪市の近鉄奈良線線路沿い北側で大阪中央環状線沿い西側に、1952年(昭和27年)から1982年(昭和57年)まであった近鉄玉川工場跡地に開設されたショッピングセンターで[6]、複数のディスカウント系の専門店が入居する「パワーセンター」形態を採っていた[7]

基本的に独立した建物に入居した大型専門店が[8]緑豊かな[6]オープンモールに面して出店しており[1]、開業時には12棟あった建物は[1]、全て平屋か2階建てとして建築コストの低減を図ったものの[4]、「生活遊楽村(くらしゆうらくそん)」というコンセプトを掲げており[6]、ローコストながら若者向けの洒落たデザインとなっていた[7]

開業時には日本初の「パワーセンター」と呼ばれていたが[5]、カテゴリーキラーと言えるほどのテナントがなく[4]、値引きよりも独自性や専門性のある品揃えを前面に打ち出しており[1]、鉄道利用が可能な立地で駐車台数も少なかったことも相まって「パワーセンター」と捉えられないようになっていった[4]

15年間の暫定的な計画であったが[6]2010年(平成22年)3月31日に閉鎖された。[要出典]

元々近鉄玉川工場跡地は、1986年の工場廃止以来、将来大阪モノレールがこの地まで延伸してきた時に近鉄奈良線の交差部に駅を設置する必要に迫られた時のための用地として温存したが、その後15年が過ぎてもモノレールの門真市駅以南の延伸は具体化しなかった。 その後、モノレールの延伸は一旦事実上の凍結状態[注 1]になった。[独自研究?]

跡地はニトリスーパービバホームを中心とした新しいショッピングモール「ニトリモール東大阪」として2011年(平成23年)10月5日にオープンした。[要出典]

なお、玉川工場の業務は五位堂検修車庫が引き継いでいる。[要出典]

開業時のテナント

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  • ハンティング近商ストア玉川店[9]
鉄骨造り2階建て[9]。延べ床面積3,195.26m2[9]
近商ストアが運営していたアウトドアグッズやインドアグッズの雑貨店[10]
西端の中央環状線からの入り口付近に出店していた[9]
  • アイム
近鉄百貨店が運営していた自然がテーマのファッション雑貨店[1]
東端の建物に出店していた[1]
  • ビックス
近鉄百貨店が運営していた輸入雑貨店[1]
東端の建物に出店していた[1]
  • ニノミヤ(家電量販店)[1]
  • ヴィクトリア東大阪店(スポーツ用品店)[1]
  • 日三家具[1]
  • カーニバルプラザ東大阪スタジアム[11]
店舗面積約2,500m2[11]、客席数約750席[11]
ダスキンが運営していたテーマレストランで[1]、店内の中央に直径9mのメリーゴーランドが設置されていた[11]
中央部付近に出店していた[1]

かつて入居していたテナント

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店舗面積約5,098m2[2]
店舗面積約1,762m2[2]
毎週土曜日にはフリーマーケットが開催されていたが、2009年をもって終了した。[要出典]

脚注

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注釈

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  1. ^ その後の2016年1月に大阪府などが行った戦略会議で、延伸は2019年度着工、2029年度開業を目指す事が盛り込まれた。[要出典]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af “情報レーダー”. ショッピングセンター 1991年12月号 (日本ショッピングセンター協会) (1991年12月1日).pp52
  2. ^ a b c d 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2010年版』 東洋経済新報社、2010年。pp1339
  3. ^ 赤沢信二 “郊外型ショッピングセンターの対応策”. ショッピングセンター 1994年12月号 (日本ショッピングセンター協会) (1994年12月1日).pp49
  4. ^ a b c d e f g “調査 日本型パワーセンターの現状と今後の展望”. 東洋信託銀行調査月報 1995年3月号 (東洋信託銀行) (1995年3月).pp15
  5. ^ a b “調査 日本型パワーセンターの現状と今後の展望”. 東洋信託銀行調査月報 1995年3月号 (東洋信託銀行) (1995年3月).pp.14
  6. ^ a b c d “家具、家電、スポーツ、そして飲食など12の大型専門店か緑の中に配置された「近鉄HEARTS」”. ショッピングセンター 1991年8月号 (日本ショッピングセンター協会) (1991年8月1日).pp26
  7. ^ a b 外益三 “パワーセンターなど新タイプSCの課題と成長性を探る 「安さ、健康、自然志向」をキー・ワードに"いかに集客するか"”. ショッピングセンター 1993年1月号 (日本ショッピングセンター協会) (1993年1月1日).pp41
  8. ^ 下中ノボル ““環境へのやさしさ”wp熟年の警備員氏に学ぶ<近鉄ハーツ>”. 2020 AIM 1992年5月号 (オフィス2020) (1992年5月).pp34
  9. ^ a b c d “最近竣工した新建築作品11点(No.2387~No.2397)”. 建築と社会 1992年7月号 (日本建築協会) (1992年7月1日).pp39
  10. ^ “3 大型化を指向する大手私鉄系スーパー”. 興銀調査 1992年1月号 (日本興業銀行産業調査部) (1992年1月).pp89
  11. ^ a b c d “関連ニュースダイジェスト”. アミューズメント産業 1991年11月号 (アミューズメント産業出版) (1991年11月1日).pp78

*2009年5月11日 産経新聞夕刊