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近江鉄道800系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
近江鉄道800系から転送)
近江鉄道800系電車
近江鉄道820系電車
800系電車
(2022年9月11日 朝日野駅日野駅間)
基本情報
運用者 近江鉄道
製造所 西武所沢車両工場[注 1]
種車 西武401系
改造所 近江鉄道彦根工場
改造年 1993年 - 2009年[1]
改造数 22両(800系)[1]
4両(820系)[1]
総数 26両[1]
運用開始 1997年(820系)[1]
1998年(800系)[1]
主要諸元
編成 2両
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500 V[2]
車両定員 136 名(座席56名[注 2][3]
自重 37.8 t[3]
編成長 40 m
全長 20,000 mm[3]
全幅 2,937 mm[3]
全高 4,150 mm(モハ800/820)[3]
4,035 mm(モハ1800/1820)[3]
床面高さ 1,160 mm[2]
車体 普通鋼
台車 FS-372[3]
固定軸距 2,200 mm[3]
台車中心間距離 13,600 mm
主電動機 直流直巻電動機
HS-836-Frb[3]
HS-836-Krb
TDK-8090-A
主電動機出力 120 kW[3](連続定格[2]
搭載数 4個/両
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式[2]
歯車比 86:15[3](5.733)
編成出力 960 kW
制御方式 抵抗制御 電動カム回転多段式自動加速統括制御方式[2]
制御装置 MMC-HT-20A6[3]
制動装置 HRD-1電気指令式ブレーキ[4]
保安装置 自動列車停止装置[2]列車無線装置[2]デッドマン装置[4]
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近江鉄道800形電車(おうみてつどう800けいでんしゃ)は、近江鉄道通勤型電車である。本項では種車が同じ820形についても記述する。近江鉄道は系を使用せず、形(けい)である。[5]

概要

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西武401系1991年平成3年)から1997年(平成9年)にかけて譲り受け[6]、自社彦根工場にて改造の上で登場したもので、近江八幡貴生川寄りからモハ800形820形)-モハ1800形1820形[注 3]の順に編成されている[7]。以下に全車共通の改造項目を記す。

主要機器は上述制動装置の改造以外はほぼ西武在籍当時のまま使用されている[4]。車体塗装は西武時代と変わらず黄色一色とされており[6]、本系列全編成の標準塗装となっている[注 5]。また現在、従来ステンレス地むき出しで無塗装とされていた客用扉の黄色塗装化およびシートモケットの更新[注 6]つり革の交換が順次施工されている。

15編成計30両を数えた元401系譲受車のうち大半が本系列に改造され、最盛期は13編成26両を数えた[1]。2022年(令和4年)6月19日現在は11編成22両が在籍している[9]

2015年(平成27年)後半から扉の開閉時に鳴動するドアチャイムの新設が行われている。

800系

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本系列のうち11編成22両を占める基幹形式である。正面形状は220形類似の額縁タイプの三面折妻形態[6]に、前照灯および標識灯が角型タイプの一体ケース収納型に改造されているが[注 7]、本形式では非貫通構造とされた点が220形とは異なる[注 8]。また、種車401系の形態上の相違点の存在[注 9]や、改造が長期にわたっていることから、編成ごとに形態の差異が見られる。

以下、編成ごとに仕様の詳細を述べる。なお、800系の竣工については全編成とも近江鉄道で廃車同様になった従来車を代々改造・更新扱いで竣工している[注 10]ため、 車籍上は開業当時に発注された1898年明治31年)製造のものまで存在する[注 11][要出典]

801F

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800系801F旧塗装
ギャラリートレインヘッドマーク付
(2006年9月、新八日市駅にて)
801F
がん検診啓発広告編成
(2013年1月、高宮駅にて)
モハ801-モハ1801

1999年(平成11年)登場。種車は元403F。普通屋根・露出型雨樋縦管の初期型車体を持ち、本系列のトップナンバー編成として1993年(平成5年)に竣工していたが、落成当初は1801が電装解除されて1M1T編成であったことや、パンタグラフが2基搭載のままとされていたこと、車体塗装が220形と同じライオンズカラーであったこと等が後に登場した編成と異なっていた。しかし、竣工後八日市線の車両限界に抵触することが判明し、改良工事が完了するまで約6年もの間、使用されることなく彦根工場構内に放置されていたという経歴を持つ。1999年(平成11年)に営業運転を開始したが、その際801のパンタグラフを1基撤去し、1801を再度電装して他編成と仕様を揃えている。

長らく本系列唯一のライオンズカラー編成として使用されていたが、2009年(平成21年)の定期検査の際に黄色一色塗装化され、同時に客用扉の黄色塗装化も実施されている。なお、本編成は2代目ギャラリートレインとして使用されていたが、塗装変更を機にその座を805Fに譲っている。2012年(平成24年)には特定健康診査がん検診の受診を啓発する広告編成となり滋賀県キャラクターキャッフィー」をメインに、ピンク色を基調としたデザインで運行していた[10]

2017年3月31日付で本系列初の廃車[11]となり、804編成と入れ替わる形で彦根工場の片隅にて除籍扱いで展示されていたが、同年12月下旬に機関車3両および部品取り用の西武新101系クモハ291とともに解体された。

802F

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802F
ダイドードリンコ社広告編成
(2013年1月、高宮駅にて)
モハ802-モハ1802

1998年(平成10年)登場。種車は元425F。前述のように801Fが遅れて営業運転に就いたため、800系で最初に営業運転を開始した編成となった。当初より車体塗装が黄色一色とされたことや、2M編成として竣工したこと、パンタグラフが1基搭載とされたこと以外は801Fに準じるが、張り上げ屋根の後期型車体を持つため外観から受ける印象は異なる。

本編成は2002年(平成14年)からダイドードリンコ社の広告編成となっており、橙塗装をベースに同社の広告がラッピングされた姿で使用されている。2002年のデビュー当初は、元の黄色の車体に橙のラッピングテープを貼りつけたラッピング車両であったが、その後もダイドードリンコ社の広告が継続されることになったため、2003年(平成15年)よりデザインを変更するとともに直接車体に橙の塗装をしたうえで缶コーヒーなどの写真をシールとして貼るという形態に変更された。

その後もラッピングは継続し、2006年(平成18年)にも再びデザインが変更され、2010年(平成22年)には上半分が薄い橙、下半分が白、全体に缶コーヒーのシールとこげ茶色の斑点模様という、従来とは全く違うデザインに一新された[12]

803F

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803F
(2019年8月、武佐駅にて)
モハ803-モハ1803

1999年(平成11年)登場。種車は元415F。801Fと同一形態の初期型車体を持つが、こちらは当初から黄色一色塗装で竣工した。初代ギャラリートレインとして使用された後、2008年(平成20年)にシートモケットの交換および客用扉の黄色塗装化が施工されている。

2020年5月中旬をもって運用から離脱し、同年11月6日に解体のため彦根車庫から搬出された。

804F

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804F
「土山サービスエリア」ラッピング
(2020年1月、武佐駅にて)
モハ804-モハ1804

1999年(平成11年)登場。種車は元423F。普通屋根・埋め込み型雨樋縦管の中期型車体を持つが、客用扉窓固定支持が金属押さえタイプであるほか、座席肘掛が網棚一体型である等、後期型との折衷設計となっている[注 12]

805F

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805F
(2020年3月、武佐駅にて)
モハ805-モハ1805

2000年(平成12年)登場。種車は元417F。804Fと同一形態の中期型車体を持つが、こちらは客用扉固定支持がHゴムタイプで、座席肘掛も丸型である等、標準的な仕様とされている点が異なる。本編成も座席モケットの交換が施工。3代目ギャラリートレインとして使用されている。100系104編成が一時的に使用されていたが現在はヘッドマークを取付せずにギャラリートレインとして使用されている。

2021年(令和3年)11月より「近江十景とれいん」ラッピングが施されている[9]

806F

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806F
(2020年1月、武佐駅にて)
モハ806-モハ1806

2000年(平成12年)登場。種車は元421F。805Fと同一形態の中期型車体で、各種仕様も同一である。2006年(平成18年)の定期検査の際、車体再塗装と同時に客用扉の黄色塗装化が施工され、この形態が標準仕様として現在他編成にも波及しつつある。また本編成も座席モケットの交換を施工しているが、同時に乗務員室直後の座席が撤去され、車椅子スペースが新設されている。

2011年(平成23年)には、近江鉄道で映画「けいおん!」公開記念スタンプラリーが実施されることに伴い、スタンプラリー告知の車体シールが掲出された。シールの掲出期間は同年12月3日から12月31日までであったが、年が明けて2012年(平成24年)になってもしばらく掲出されたままだった[13]

2012年(平成24年)9月より、BIWAKOビエンナーレ2012の開催に伴う告知の車体シールが掲出され、当編成を使用した電車茶会も開催された[14]

2021年(令和3年)より、『第79回国民スポーツ大会』および『第24回全国障害者スポーツ大会』が2025年(令和7年)に開催されることを告知する「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ 2025」のラッピングが施されている[15]

807F

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807F
「ワイン列車」装飾
(2019年12月、彦根駅にて)
モハ807-モハ1807

2002年(平成14年)登場。種車は元413F。801F・803Fと同一形態の初期型車体を持つが、本編成より車内外の仕様に変化が生じている。

  • 投入金額表示機能付の新型運賃箱設置
  • 乗務員室直後の座席を撤去し、車椅子スペースを新設
  • 連結面に転落防止幌を新設

上記仕様は以降の本系列改造に際しても踏襲されることとなった。また、本編成より改造時に車体全体の再塗装が行われるようになっている。

本編成はイベント用電気回路を装備しており、毎年夏季に運行されるビア電「一番絞り号」等イベント列車運行の際は本編成が使用される。なお、本編成も座席モケットの交換が施工されている。

808F

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808F
フジテック広告編成
(2007年5月、八日市駅にて)
808F
豊郷あかねラッピング車両
(2017年4月、貴生川駅にて)
モハ808-モハ1808

2002年(平成14年)登場。種車は元433F。802Fと同一形態の後期型車体である他は807Fの仕様を踏襲している。

本編成は2006年(平成18年)よりエレベーター大手製造会社フジテックの広告編成となり[注 13]、赤塗装をベースに同社の広告がラッピングされた姿で運用された。

2017年(平成29年)2月11日より、鉄道むすめ「豊郷あかね」のラッピング車両として運転されている[16]

809F

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809F
いしだみつにゃんしまさこにゃん号(2011年7月、彦根駅にて)
809F(2019年7月、武佐駅にて)
モハ809-モハ1809

2003年(平成15年)登場。種車は元435F。802F・808Fと同一形態の後期型車体で、各種仕様も809Fに準じるが、運賃箱が廃車となったLE10形12からの流用であることが異なる。

本編成は2009年(平成21年)4月から2019年6月まで、近江キャラ電「いしだみつにゃんしまさこにゃん号」として運行し、802F同様のオレンジ塗装をベースにキャラクターのラッピングが施されたほか、車内座席モケットも水色地にキャラクターの画像がプリントされた専用のものと交換されている。また、同時に運賃箱が807F以降で採用された新型のものに交換された。

810F

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810F
日本コカ・コーラ社の広告編成
(2013年1月、八日市駅にて)
810F
健診啓発ラッピング
(2020年7月、武佐駅にて)
モハ810-モハ1810

2005年(平成17年)4月登場。種車は元427F。本編成は802F・808F・809Fと同様後期型車体であるものの、客用扉窓固定支持がHゴムタイプであるほか、座席肘掛が丸型である等、初期・中期型との折衷設計となっている[注 12]。なお、本編成は当初700系702Fとして竣工予定であったが、諸事情から急遽800系に設計変更された経歴を持つ。本編成も座席モケットの交換を施工されている。

本編成は2010年(平成22年)4月より日本コカ・コーラ社の広告編成となり、白と赤のツートンカラーに塗装変更された上でコカ・コーラのロゴなどのラッピングが施されている[17]

2015年(平成27年)9月にピンク一色の塗装に変更され[18]、同年10月より特定健康診査・がん検診の受診を啓発する滋賀県のキャラクター「しがのハグ&クミ」をメインにした広告編成となった[19]

「しがのハグ&クミ」ラッピング編成が104Fに変更になったことを受け[20]2023年(令和5年)10月より水色一色の塗装になっている。

811F

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811F
伊藤園社の広告編成
(2017年6月、貴生川駅にて)
モハ811-モハ1811

2009年(平成21年)4月登場。種車は元411F。801F・803F・807Fと同一形態の初期型車体を持つ。本編成は当初から客用扉が黄色塗装とされ、座席モケットも青色モケットに交換された上で竣工している。2011年度に車椅子スペースが設置された[21][22]

2012年(平成24年)、沿線が舞台となる映画「のぼうの城」の公開に伴い、10月1日より『映画「のぼうの城」公開記念ラッピング電車&ロケ写真展号』が運転され、車内では写真展も開催された。これにあわせて10月14日からは映画公開記念乗車券も発売された。[23]

本編成は2015年(平成27年)4月より伊藤園の広告編成となり、黄緑と濃緑に塗装変更された上でお〜いお茶のロゴなどのラッピングが施されている[24]

820系

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種車は同じく西武401系であり、基本仕様も800系806F以前の編成と同一であるが、コスト削減のため改造内容が簡易化されたため別形式に区分される。車体関連の改造は裾角の切り欠き[注 14]と正面ステンレス飾り板の撤去程度に留まっており、800系と比較すると西武401系時代の原形を比較的保っている。

2編成4両が在籍するが、本形式は改造時期がほぼ同時期であることに加え、種車が同一仕様であり、形態的な差異はない。なお、両編成とも800系と異なり近江鉄道従来車からの車籍継承は行われず、西武鉄道時代からの車籍がそのまま引き継がれている。竣工は822Fが1997年(平成9年)3月と早く、追って同年8月に821Fが竣工している。

821F

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821F
(2007年5月、彦根口駅にて)
モハ821-モハ1821

1997年(平成9年)8月登場。種車は元429F。張り上げ屋根の後期型を種車とする。2011年の彦根工場での検査に合わせ、車体ドアのステンレス部分まで黄色に塗装され、822Fと差異が生じた。

2022年(令和4年)3月にさよなら運行を実施して引退[25]し、同年12月上旬に解体のため搬出された。

822F

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モハ822-モハ1822

822F
パトカー電車
パトカー電車
(2015年10月、貴生川駅にて)
赤電
赤電
(2017年1月、貴生川駅にて)
赤電運転席
運転席塗装も赤電時代を再現
赤電検査標識
西武鉄道時代を再現した検査標識

1997年(平成9年)3月登場。種車は元431F。821F同様、張り上げ屋根の後期型を種車とする。2012年(平成24年)4月6日から滋賀県警JA共済滋賀県本部の広告編成(パトカー電車)となっていた[26]

2016年(平成28年)6月16日から、近江鉄道創立120周年を記念して赤電塗装となっている[27]

各編成の仕様一覧

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800系・820系
車番 西武時代の旧番 屋根構造 雨樋縦管 行き先表示器 客用扉窓 客用扉塗装 座席肘掛 座席モケット 車椅子スペース ドアチャイム 800形車歴[注 15] 1800形車歴[注 15] 廃車 備考
モハ801-モハ1801 クモハ404-クモハ403 普通 露出 LED Hゴム 丸型 茶色 [28] 武蔵野鉄道デハ131[注 16][要出典]西武モハ131→[29]近江鉄道モハ131[6] 武蔵野鉄道デハ103[注 17]→戦時中に電装解除→[要出典]西武クハ1203→近江鉄道クハ1203→[29]クハ1214[6] 2017年3月31日[11] 元ライオンズカラー編成
モハ802-モハ1802 クモハ426-クモハ425 張り上げ 埋込 LED 金属 網棚一体型 茶色 [9] 神戸姫路電鉄9[要出典]近江鉄道デハ9[注 18]→デハニ9→[29]モハ1[6] 湖南鉄道[注 19]キロハ2[注 20]八日市鉄道[注 21]キハ2[30]→近江鉄道キハ2→ホハフ3→ハニ1(二代)→[29]クハ1213[6] 広告ラッピング編成(ダイドードリンコ社)
モハ803-モハ1803 クモハ416-クモハ415 普通 露出 LED Hゴム 丸型 青色 [9] 神姫電鉄5[注 22]宇治川電気5→[要出典]近江鉄道デハ5→デハニ5→[29]モハ5[6] クハ1221[6][注 23] 2020年
モハ804-モハ1804 クモハ424-クモハ423 普通 埋込 LED 金属 網棚一体型 茶色 [9] 神姫電鉄4→宇治川電気4→[要出典]近江鉄道デハ4→デハニ4→[29]モハ4[6] 近江鉄道は18(初代)[注 24]→は10(2代)→は5(3代)→フホハ5→フホハ29→ハ1210→クハ1210→[29]クハ1219[6] 広告ラッピング編成(土山サービスエリア)
モハ805-モハ1805 クモハ418-クモハ417 普通 埋込 LED Hゴム 丸型 茶色 [9] 神戸姫路電鉄3→宇治川電気3→[要出典]近江鉄道デハ3→デハニ3→[29]モハ3[6][注 25] 近江鉄道は3(3代)[注 26]→フホハ1→フホハ27→ハ1211→クハ1211→[29]クハ1220[6][注 23] 近江十景とれいん
モハ806-モハ1806 クモハ422-クモハ421 普通 埋込 LED Hゴム 丸型 青色 [9] 神戸姫路電鉄8→宇治川電気8→近江鉄道デハ8→デハニ8→モハ8→モハ502[要出典] 近江鉄道は8(初代)[注 27]→は5(2代)→い2(3代)→フホロハ2→フホハ31[注 28]→フホハユニ31→サ1206→クハ1206→クハ1502[要出典] 広告ラッピング編成(滋賀県)
モハ807-モハ1807 クモハ414-クモハ413 普通 露出 LED Hゴム 丸型 青色 [9] イベント列車対応編成
モハ808-モハ1808 クモハ434-クモハ433 張り上げ 埋込 LED 金属 網棚一体型 茶色 [9] ラッピング編成
「鉄道むすめ 豊郷あかねフルラッピング電車」
モハ809-モハ1809 クモハ436-クモハ435 張り上げ 埋込 LED 金属 網棚一体型 青色 [9]
モハ810-モハ1810 クモハ428-クモハ427 張り上げ 埋込 LED Hゴム 丸型 青色 [9] 水色一色の塗装
モハ811-モハ1811 クモハ412-クモハ411 普通 露出 LED Hゴム 丸型 青色 [9] 広告ラッピング編成(伊藤園)
モハ821-モハ1821 クモハ430-クモハ429 張り上げ 埋込 LED 金属 網棚一体型 茶色 [9] 2022年3月
モハ822-モハ1822 クモハ432-クモハ431 張り上げ 埋込 LED 金属 網棚一体型 茶色 [9] 創立120周年記念(赤電)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 種車である西武401系の製造所であり、各編成の名義上の製造所とは異なる。
  2. ^ 近江鉄道公式では54名としているもの[2]もある。
  3. ^ 従来の近江鉄道における付番基準では、基幹形式プラス1000は制御車(クハ)の車番とされていたが、全電動車編成の本系列はその原則に拠っていない。
  4. ^ 車両限界抵触を避けるための措置である。ただしその後、地上設備の改修が実施され、その措置をしなくても入線できるようになったため、900形以降の車両では裾角部分を切り欠く改造工事を省略している。
  5. ^ 2009年(平成21年)までの801Fと広告ラッピング編成を除く。
  6. ^ 原形の茶色から青色のモケットに交換が進められている。
  7. ^ こちらも車両限界抵触を避けるため先端部が若干絞られた形状となっている。
  8. ^ 車体幅が異なる関係で正面窓寸法も異なっている。
  9. ^ 雨樋形状・ドア窓の支持方式・内装等が異なり、初期型・中期型・後期型の3つの形態に大別される。
  10. ^ 事実上の種車となる西武401系は部品扱いになるため西武鉄道時代からの車籍は継承されない
  11. ^ 当然のことながら明治時代の新製当時から引き継がれている機器・部品類は一切存在しない
  12. ^ a b 西武在籍当時、401系化改造の際に検査期限の都合で423F(近江806F)と427F(近江810F)の入場順が振替えられ、結果として423Fは「中期型の車体に後期型の装備」、427Fは「後期型の車体に初期・中期型の装備」を持つ異端編成となっていたものである。
  13. ^ 同年にフジテックが同社滋賀製作所が所在する彦根市に本社を移転し、最寄り駅としてフジテック前駅が開業したことと関連している。
  14. ^ 800系と異なり正面にも切り欠きが設けられている。
  15. ^ a b 空欄となっている部分は不明
  16. ^ 大正14年汽車製造
  17. ^ 大正11年梅鉢鐵工所
  18. ^ 神戸姫路電鉄は昭和2年宇治川電気と合併、翌年に車体のみ近江鉄道に譲渡されデハ9になる
  19. ^ 湖南鉄道は1927年琵琶湖鉄道汽船に合併、1929年八日市鉄道として分離、1944年に近江鉄道と合併。
  20. ^ 大正2年汽車会社製の工藤式蒸気動車
  21. ^ 八日市鉄道としているが、キロハ2からキハ2になった時期が不明であるため、湖南鉄道あるいは琵琶湖鉄道汽船の時代である可能性がある。
  22. ^ 大正12年川崎造船所製
  23. ^ a b 出典ではクハ1222となっているが、803編成が登場した1999年3月および805編成が登場した2000年1月当時はクハ1222はまだ車籍を有していた[31][6][3][32][33][34][35]ことから、それぞれの種車はモハ1803はクハ1221、モハ1805はクハ1220の誤りであるものと考えられる。
  24. ^ 明治33年大阪福岡鉄工所製客車
  25. ^ 出典ではモハ2となっているが、805編成が登場した2000年1月当時はモハ2はまだ車籍を有していた[31][6][3][32][34][35]ことから、モハ3の誤りであるものと考えられる。
  26. ^ 大正3年製
  27. ^ 明治31年大阪福岡鉄工所製
  28. ^ 戦時中に改造

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g 『近江鉄道 今を走る車両カタログ』、31頁
  2. ^ a b c d e f g h 近江鉄道車両シリーズきっぷ800形
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『現有私鉄概説 近江鉄道』、55頁
  4. ^ a b c 『現有私鉄概説 近江鉄道』、50頁
  5. ^ 水色カラーの800形車両が登場!”. 近江鉄道グループ. 2023年10月14日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 『現有私鉄概説 近江鉄道』、52頁
  7. ^ 『元西武鉄道の改造車両達』、22頁
  8. ^ 『元西武鉄道の改造車両達』、23頁
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『私鉄車両編成表2019』、118頁
  10. ^ 特定健康診査・がん検診を電車で啓発 近江鉄道に啓発車両がお目見え”. 東近江市 (2012年11月15日). 2012年11月16日閲覧。
  11. ^ a b 『私鉄車両編成表2017』、197頁
  12. ^ 近江鉄道 ダイドードリンコ広告社が新デザインに”. railf.jp (2010年3月22日). 2010年3月25日閲覧。
  13. ^ 映画「けいおん!」公開記念スタンプラリー 近江鉄道
  14. ^ 近江鉄道XBIWAKOビエンナーレ 電車茶会・湖上茶会 近江鉄道
  15. ^ 近江鉄道で「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ 2025」ラッピング”. railf.jp (2021年3月8日). 2021年3月10日閲覧。
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参考文献

[編集]
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  • ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 '00年版』ジェー・アール・アール、2000年。ISBN 9784882832218 
  • ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年。ISBN 9784882832232 
  • ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 2011』ジェー・アール・アール、2011年。ISBN 978-4-330-22711-5 
  • ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 2012』交通新聞社、2012年。ISBN 978-4-330-29911-2 
  • ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 2016』交通新聞社、2016年。ISBN 978-4-330-70116-5 
  • ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 2017』交通新聞社、2017年。ISBN 978-4-330-81317-2 
  • ジェー・アール・アール『私鉄車両編成表 2019』交通新聞社、2019年。ISBN 978-4-330-98219-9 
  • 白土貞夫「私鉄車両めぐり83 近江鉄道下」『鉄道ピクトリアル』通巻第240号、鉄道図書刊行会、1970年8月、66 - 76頁。 
  • 高田圭「現有私鉄概説 近江鉄道」『鉄道ピクトリアル』通巻第685号、鉄道図書刊行会、2000年5月、44 - 55頁。 
  • 辻良樹、池田邦彦、金盛正樹、神谷武志、佐藤正樹、澤井弘之、柴田勤「民鉄の車両 近江鉄道②」『週刊鉄道データファイル』40号、デアゴスティーニ・ジャパン、2004年11月23日、11-12頁。 
  • 楠居利彦「元西武鉄道の改造車両達」『鉄道ダイヤ情報』通巻277号、交通新聞社、2005年10月、21 - 23頁。 
  • 土屋武之「近江鉄道 今を走る車両カタログ」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』第29号、朝日新聞出版、2011年10月、31頁。