辻井栄滋
表示
辻井 栄滋(つじい えいじ、1944年6月21日 - )は、日本のアメリカ文学者、翻訳家。立命館大学名誉教授。
略歴
[編集]京都府生まれ。立命館大学英文科を卒業し、立命館大学教養部助教授[1]、経済学部教授となる。2009年に退任し、名誉教授となる[2]。
日本ジャック・ロンドン協会会長、2004年センテナリー・カレッジ・オブ・ルイジアナ名誉博士を務めている。1986年には米国カリフォルニア州ジャック・ロンドン財団よりジャック・ロンドン・マン・オブ・ザ・イヤー賞を授与された[3]。
著書
[編集]- 『地球的作家ジャック・ロンドンを読み解く 大自然と人間 - 太古・現在・未来』(丹精社) 2001
- 『二十世紀最大のロングセラー作家 ジャック・ロンドンって何者?』(丹精社) 2005
- 『ジャック・ロンドン カリフォルニア紀行』(明文書房) 2008
- 『翻訳こぼれ話 ジャック・ロンドンとともに』(明文書房) 2015
監修・編
[編集]- 『ジャック・ロンドン讃歌』(明文書房) 2009
- 『ジャック・ロンドン百年の時を超えて』(明文書房) 2015
翻訳
[編集]- 『ジャック・ロンドン 大予言』(晶文社) 1983
- 『どん底の人びと』(ジャック・ロンドン、社会思想社、現代教養文庫) 1985
- 『ジャック・ロンドン 自伝的物語』(晶文社) 1986
- 『ジョン・バーリコーン 酒と冒険の自伝的物語』(ジャック・ロンドン、社会思想社、現代教養文庫) 1986
- 『試合 ボクシング小説集』(ジャック・ロンドン、社会思想社、現代教養文庫) 1987
- 『地球を駆けぬけたカリフォルニア作家 写真版ジャック・ロンドンの生涯』(ラス・キングマン、本の友社) 1989、のち改訂 2004
- 『アメリカ浮浪記』(ジャック・ロンドン、新樹社) 1992
- 『太古の呼び声』(ジャック・ロンドン、平凡社) 1994
- 『赤死病』(ジャック・ロンドン、新樹社) 1995、のち新版 2010、のち白水Uブックス 2020
- 『極北の地にて』(ジャック・ロンドン、大矢健共訳、新樹社) 1996
- 『アメリカ残酷物語』(ジャック・ロンドン、森孝晴共訳、新樹社) 1999
- 『野性の呼び声』(ジャック・ロンドン、社会思想社、現代教養文庫、動物小説集) 2001
- 『白牙』(ジャック・ロンドン、社会思想社、現代教養文庫、動物小説集) 2002
- 『ジャック・ロンドン選集 決定版』全6巻(ジャック・ロンドン、本の友社) 2005 - 2006
- 1) 野性の呼び声 / どん底の人々
- 2) ボクシング小説集 / 白牙
- 3) 太古の呼び声 / アメリカ浮浪記
- 4) マーティン・イーデン
- 5) ジョン・バーリコーン / 赤死病 / エッセイ
- 6) 短篇集
- 『ジャック・ロンドン 多人種もの傑作短篇選』(ジャック・ロンドン、芳川敏博共訳、明文書房) 2011
- 『ジャック・ロンドン 奇想天外傑作選』(ジャック・ロンドン、芳川敏博共訳、明文書房) 2013
- 『ジャック・ロンドン 名論卓説集 - ノンフィクションから見えてくるもの』(ジャック・ロンドン、森孝晴, 芳川敏博共訳、明文書房) 2014
- 『ハイノルドのファースト&ラスト・チャンス酒場』(オーサ・ドナー・ウェアリン、明文書房) 2016
- 『マーティン・イーデン』(ジャック・ロンドン、白水社) 2018、のち白水Uブックス 2022
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』
- ^ 辻井榮滋教授 略歴・業績等一覧 (辻井榮滋教授退任記念論文集)立命館經濟學 2009-09
- ^ 受賞 Researchmap、 2016年7月6日更新、2018年1月16日閲覧。