軽井沢タリアセン
軽井沢タリアセン KARUIZAWA TALIESIN | |
---|---|
湖畔の遊歩道 | |
所在地 | |
座標 | 北緯36度19分53.3秒 東経138度35分44.9秒 / 北緯36.331472度 東経138.595806度座標: 北緯36度19分53.3秒 東経138度35分44.9秒 / 北緯36.331472度 東経138.595806度 |
駐車場 | 220台 |
アクセス |
軽井沢駅からタクシー8分 碓氷軽井沢ICから車で約10分 |
事務所所在地 |
〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 |
公式サイト | www.karuizawataliesin.com |
軽井沢タリアセン(かるいざわタリアセン、KARUIZAWA TALIESIN)は、長野県北佐久郡軽井沢町にある企業運営によるレジャー施設。
概要
[編集]1961年(昭和36年)、「鷲穴用水」(わしあなようすい。江戸時代に造成)から水を引き込み、地元住民の手により中の島を有する人造湖「塩沢湖」が造成された(「塩沢」はこの地の小字名)。塩沢湖はアイススケート場として使用されていたが、湖周辺が整備され、1971年(昭和46年)には「塩沢遊園」が開園した。その後レジャー施設が造られ、1983年(昭和58年)には「塩沢湖レイクランド」に改称。1986年(昭和61年)のリニューアルを経て施設を拡充し、1996年(平成8年)に総合レクリエーション施設「軽井沢タリアセン」となった。
敷地は約10万㎡。塩沢湖の湖畔にボートなどの遊具施設、イングリッシュローズ・ガーデン、美術館、レストランなどを設営。遊歩道を巡らせた広大なレクリエーションゾーンである。また、軽井沢の歴史的建造物を移築しており、それらを見学できる。
「タリアセン」(Taliesin) とは、建築家ライトが主宰する、共同生活を軸とする創造的集落の名前であり、元々は古代ウェールズの詩人の名前である。直訳すると「輝く額」の意[1]。
塩沢遊園当時は周囲は無料の公園であり、湖畔自体はあまり手が入っておらず、各施設ごとに料金を取っていた。塩沢湖レイクランドとなってからはゲートが造られ、全体についての入園料を要する。
湖にはアヒルやコイなどが放され、湖畔も人工的に整備されている。塩沢湖が造成される以前、一帯は泥川沿いに水田が広がる農地であり、鷲穴用水も農業用水であった。軽井沢タリアセン内や周囲には多くの樹木があるが、原生林というわけではなく、湖造成後に植樹されたものも多い。
施設
[編集]ゲート外(単独入館券で見学できる)
- 軽井沢高原文庫 - 軽井沢ゆかりの文学者の資料を展示。1985年8月開館。
- 深沢紅子野の花美術館 - 軽井沢に長年別荘を持っていた画家・深沢紅子の、直筆原画を展示。1996年7月開館。旧軽井沢銀座から移築した1911年(明治44年)築の旧軽井沢郵便局舎「明治四十四年館」の2階を美術館施設として使用する。2008年(平成20年)に登録有形文化財に登録された。
ゲート内(要入園料)
- ペイネ美術館 - フランスの男性画家レイモン・ペイネ(Raymond Peynet(en:Raymond_Peynet)、1908年-1999年)の原画・版画作品などを展示。1986年7月開館。
- 建築家アントニン・レーモンドの設計で1933年(昭和8年)に建設された自身のアトリエ「軽井沢・夏の家」を美術館施設として軽井沢町内から移築し再利用している。
- 睡鳩荘(すいきゅうそう) - 旧朝吹山荘。実業家朝吹常吉とその娘のフランス文学者朝吹登水子の山荘で、1931年築。設計はウィリアム・メレル・ヴォーリズ。2008年7月移築。2017年(平成29年)に登録有形文化財に登録された。スタジオジブリ映画『思い出のマーニー』に登場する「湿っ地屋敷」のモデルとなったことでも知られる。
- イングリッシュローズ・ガーデン - 約200種1,800株のイングリッシュローズを栽培する。泥川を渡った南側にある。
- レストラン - 「湖水」、「ソネット」(明治四十四年館の1階)、バーベキューハウス「山里野」(さんりの)「軽井沢バーガーカンパニー」(ファーストフード)
- 遊戯施設 - ボート、ローボート、アーチェリー、ゴーカート、サイクルモノレール、ファミリーゴルフ、テニス、クライミングウォール、ちびっ子広場
利用情報
[編集]- 開園時間 - 9:00から17:00 (冬季10:00から16:00)
- 休園日- 年始年末、2月、その他
- 冬季(12月から1月)は入園料無料(美術館・遊具類は別途有料)
- 所在地 - 〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉217(正式の住所は軽井沢町大字長倉字塩沢217)
交通アクセス
[編集]周辺情報
[編集]- ムーゼの森 - 軽井沢絵本の森美術館、エルツおもちゃ博物館
- 風越公園 - 風越アリーナ、スカップ軽井沢、軽井沢町植物園
関連項目
[編集]- 野村不動産 - 塩沢湖付近の別荘地開発を行った
脚注
[編集]- ^ 施設の説明には「「タリアセン」とは 直訳すれば、ウェールズ語で「輝ける額」という意味です。もともの語源はケルト神話に由来し「知恵者」であり芸術をつかさどる妖精「タリエシン」から、といわれています」とある。軽井沢タリアセンとは軽井沢タリアセン 軽井沢タリアセン軽井沢高原文庫