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足立光

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あだち ひかる

足立 光
生誕 1968年(55 - 56歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 テキサス州
出身校 一橋大学商学部卒業
職業 実業家
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足立 光(あだち ひかる、1968年 - )は、日本実業家経営コンサルタントファミリーマートエグゼクティブ・ディレクター チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)、スマートニュースアドバイザー、I-ne社外取締役。

過去に、シュワルツコフヘンケル代表取締役社長、同社取締役会長日本マクドナルドチーフ・マーケティング・オフィサー、ナイアンティックアジア太平洋プロダクトマーケティングシニアディレクターなどを歴任した。

人物・経歴

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米国テキサス州オースティン生まれ[1]。父は歴史学者足立康[2][3]。母方の叔父にイザヤ・ベンダサン山本七平[4]桐朋高等学校を経て、1990年一橋大学商学部卒業[5][6]竹内弘高ゼミ出身[7]。共著もあるマーケターの土合朋宏20世紀フォックス日本法人社長や、阿久津聡一橋大学教授はゼミの同期[8][9]

大学卒業後、プロクター・アンド・ギャンブル・ファー・イーストマーケティング部に入り、新製品開発部初代マネージャーなどを経て、1996年から韓国P&G勤務。アジア通貨危機勃発後、1998年、ブーズ・アレン・ハミルトンに移り、同社マネージャーを務めた。上司の西浦裕二遠藤功によるローランド・ベルガー日本法人の本格的な立ち上げに伴って移籍し、同社プロジェクトマネージャを務めた[10][2][1][11]経営コンサルタントとして、全社成長戦略、新製品導入マーケティング戦略、海外進出戦略、マーケティング能力強化、販売・チャネル戦略などに携わる[12]

2004年ヘンケル ライオン コスメティックスマーケティング部長[13]。2005年からシュワルツコフヘンケル代表取締役社長を務め、同社の黒字化を達成。2007年ヘンケルジャパン取締役シュワルツコフ プロフェッショナル事業本部長兼務。2010年シュワルツコフヘンケル取締役会長。2011年ヘンケル ビューティーケア コーポレート・ヴァイス・プレジデント、北東・東南アジア統括(リテール事業・プロフェッショナル事業)ゼネラル・マネージャー。その後ワールド執行役員国際本部本部長を務め[10][14]、海外事業の黒字化などを行った[11]

2015年から日本マクドナルド上席執行役員マーケティング本部長[14]。チーフ・マーケティング・オフィサーを務め[15]、業績急落の中、売上増加に向けたマーケティングを展開した[14][16]

村井説人の誘いを受け[17]、2018年9月28日、ナイアンティックアジアパシフィック プロダクトマーケティング シニアディレクターに就任。同年ローランド・ベルガー日本法人エクゼクティブ アドバイザー及びスマートニュースマーケティング戦略アドバイザーに就任[18][19]。2019年I-ne社外取締役[20]。2020年10月1日ファミリーマートエグゼクティブ・ディレクター チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)[21]。2023年ノバセル取締役[22]。M-Forceパートナー、コープさっぽろマーケティング・アドバイザーなども兼任[23]

著作

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著書

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  • 『マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す「劇薬」の仕事術』ダイヤモンド社 2018年
  • 『「300億円赤字」だったマックを六本木バーの店長がV字回復させた秘密』WAVE出版 2019年
  • 『世界的優良企業の実例に学ぶ 「あなたの知らない」マーケティング大原則』(土合朋宏と共著)朝日新聞出版 2020年
  • 『アフターコロナのマーケティング戦略 最重要ポイント40』(西口一希と共著)ダイヤモンド社 2020年

訳書

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  • エリック・シュルツ著『マーケティングゲーム』(土合朋宏と共訳)東洋経済新報社 2002年
  • アリシア・ペリー,デビッド・ウィスナム三世共著『ブランディング・ゲーム』(土合朋宏と共訳)東洋経済新報社 2004年
  • デーヴィス・ダイアー,ロウェナ・オレガリオ,フレデリック・ダルゼル共著『P&Gウェイ』(前平謙二と共訳) 東洋経済新報社 2013年

脚注

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  1. ^ a b 足立光”. NewsPicks. ニューズピックス. 2021年3月2日閲覧。
  2. ^ a b 「足立 光 氏」
  3. ^ 「故郷と親への思い 」
  4. ^ 「戦略PR」
  5. ^ 「足立 光」
  6. ^ 「一橋IT経営研究会」如水会
  7. ^ 「札幌南高校の秘密 中央公論最新号にコメントが載りました」
  8. ^ 「訳者略歴」『マーケティングゲーム―世界的優良企業に学ぶ勝つための原則』
  9. ^ 「脱各論? マーケティングに大局観が求められている」足立光、土合朋宏【出版記念対談】Agenda note (アジェンダノート)-2020/01/26
  10. ^ a b 「【2017専修大学講座】足立 光氏」
  11. ^ a b 「マーケターから再建請負人、再び人の心を動かすマーケターへ。」ThwSWITCH
  12. ^ 「訳者紹介」『P&Gウェイ 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡』
  13. ^ 「訳者略歴」『ブランディング・ゲーム―個性的なブランドをつくるためのABC』
  14. ^ a b c 「幹部が語る「マクドナルドが復活できた理由」」日経ビジネス2017年2月8日
  15. ^ 「天才マーケターの実力をライブ実況で“見える化”」日経トレンディネット2017年11月14日
  16. ^ 「日本マクドナルド、V字回復の立役者退社へ 足立氏 」2018/5/24 12:09日本経済新聞
  17. ^ きっかけは、日本法人代表 村井氏からの誘いAgenda note
  18. ^ 元日本マクドナルドの足立光氏、スマートニュースのマーケティング戦略アドバイザーに就任!MarkeZine 2018/11/28 10:30
  19. ^ ローランド・ベルガー日本法人のアドバイザーに日本のトップマーケターである足立光氏が就任ローランド・ベルガー 2018年11月21日 11時00分
  20. ^ I-neの社外取締役に足立光氏が就任
  21. ^ 組織・人事のお知らせ 株式会社ファミリーマート
  22. ^ [https://corp.raksul.com/news/press/220118_novasell_outsidedirector/ ノバセルの社外取締役に足立光氏が就任。 新体制でさらなる価値創出と事業拡大へ]ラクスル
  23. ^ アフターコロナのマーケティング戦略紀伊國屋書店

外部リンク

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