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赤﨑暁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
赤﨑 暁
あかさき あきら
Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム あかさき あきら
ラテン文字 Akira AKASAKI
国籍 日本の旗 日本
競技 長距離走
所属 九電工
大学 拓殖大学
生年月日 (1998-01-21) 1998年1月21日(26歳)
出身地 熊本県の旗 熊本県菊池郡大津町
成績
オリンピック マラソン:6位(2024年
自己ベスト
5000m 13分27秒79
10000m 27分43秒84
ハーフマラソン 1時間01分46秒
マラソン 2時間07分32秒
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赤﨑 暁(あかさき あきら、1998年1月21日 - )は、日本陸上競技選手。九電工所属。専門種目は長距離走熊本県菊池郡大津町出身[1]

経歴

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大津町立大津中学校時代はバレーボール部に所属していたが、地元のマラソン大会では陸上部の選手よりも速かったこともあり、開新高校入学後に本格的に陸上を始める[2]。中学校の1年先輩に古賀紗理那(女子バレー日本代表)がいる[3]。熊本出身の岡田正裕に誘われる形で拓殖大学に入学する[4]と、陸上競技部で急速に力をつけ、箱根駅伝には1年時から4年連続出場(第93回:10区12位、第94回:3区10位、第95回:1区18位、第96回:3区9位)[5]。主将となった大学4年時の上尾シティハーフマラソンでは1時間01分46秒のタイムで、同僚のジョセフ・ラジニ・レメティキに次ぐ大学男子の部2位(日本人学生トップ)に入った[6]

卒業後は2019年のマラソングランドチャンピオンシップで4位に入った大塚祥平の走りに感銘を受けて九電工に入社[2]。初年度からニューイヤー駅伝に出場する一方で、社会人2年目からマラソンに挑戦[5]。デビュー戦となった別府大分毎日マラソンで早くもサブテンを達成すると、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)チャレンジ対象レースとなった同年12月の福岡国際マラソンでは2時間09分01秒の自己新を更新し[5]8位入賞(日本人2位)、MGCへの挑戦権を獲得する。

2023年のMGCではレース終盤の小山直城のスパートにはついて行けなかったものの、最後の坂で大迫傑川内優輝といった実力者を振り切ってゴール、2位(2時間09分06秒)に入り、パリ五輪代表選手に内定した[7]

2024年8月に開催されたパリオリンピックのマラソンでは30km手前までは先頭集団に付き、その後も大きく遅れることなく走り5位をキープし続けた。フィニッシュ直前で抜かれて順位を一つ落としたが、自身初のオリンピックで6位入賞を果たした[8][9]

人物

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戦績・記録

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大学三大駅伝

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学年 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2016年度)
第28回
拓殖大学
不参加
第48回
5区-区間11位
35分55秒
第93回
10区-区間12位
1時間13分05秒
2年生
(2017年度)
第29回
拓殖大学
不参加
第49回
拓殖大学
不参加
第94回
3区-区間10位
1時間04分08秒
3年生
(2018年度)
第30回
6区-区間9位
30分52秒
第50回
拓殖大学
不参加
第95回
1区-区間18位
1時間04分26秒
4年生
(2019年度)
第31回
1区-区間3位
24分26秒
第51回
3区-区間3位
33分57秒
(区間新記録)
第96回
3区-区間9位
1時間02分53秒

全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)

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区間 順位 記録 備考
2021年(第65回) 7区 6位 47分26秒
2022年(第66回) 7区 24位 48分57秒
2023年(第67回) 4区 29位 1時間06分58秒
2024年(第68回) 2区 22位 1時間03分59秒

その他の駅伝戦績

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大会 区間 区間順位 記録 備考
2020 第57回九州実業団毎日駅伝競走大会 5区(13.0km) 5位 38分39秒
2021 第58回九州実業団毎日駅伝競走大会 5区(13.0km) 9位 38分50秒
2022 第59回九州実業団毎日駅伝競走大会 6区(10.9km) 5位 32分11秒
2023 第28回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 7区(13.0km) 29位 38分42秒
2024 第29回天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会 7区(13.0km) 37位 39分13秒

マラソン全成績

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年月 大会 順位 記録 備考
2022年2月 別府大分毎日マラソン 7位 2時間09分17秒 初マラソン
2022年12月 福岡国際マラソン 8位 2時間09分01秒 自己新・MGC出場権獲得
2023年10月 マラソングランドチャンピオンシップ 2位 2時間09分06秒 パリ五輪出場権獲得
2024年8月 パリオリンピック 6位 2時間07分32秒 自己新・日本人トップ

脚注

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  1. ^ 【男子マラソン】大津町出身・赤﨑暁選手 MGC2位で“パリ五輪内定”「勝気な性格で負けず嫌い」開新高校の恩師と父親が心境を語る 熊本へのメッセージも”. TBS NEWS DIG熊本放送取材) (2023年10月16日). 2023年10月17日閲覧。
  2. ^ a b 佐藤俊 (2023年10月18日). “赤﨑暁がMGCに向けて克服した課題とは?「このままではパリ五輪はコテンパンにやられる」”. Sportiva. 2023年10月18日閲覧。
  3. ^ 「メダルを目指していきたい」マラソン界の新星が選んだ10カ月刻みの法則 赤崎暁、弱小バレーボール部員からパリ五輪への道
  4. ^ 「中学時代にケニア人のような走り」本格的に陸上始めたのは高校から パリ五輪内定赤﨑選手の恩師が語る”. 熊本県民テレビ (2023年10月16日). 2023年10月18日閲覧。
  5. ^ a b c d MGC2位の赤﨑暁ってどんな選手? 急成長を遂げる拓大出身・25歳の新鋭!”. THE DIGEST. 日本スポーツ企画出版社 (2023年10月16日). 2023年10月17日閲覧。
  6. ^ 箱根駅伝迫る 調布で最終調整の拓殖大、3年連続シード権獲得目指す”. 調布経済新聞 (2019年12月27日). 2023年10月17日閲覧。
  7. ^ 【速報】赤﨑暁(開新高出)が男子マラソンの代表権 パリ五輪”. 熊本日日新聞 (2023年10月15日). 2023年10月18日閲覧。
  8. ^ 赤﨑暁が6位入賞…優勝はタミラト・トラ/パリ2024男子マラソン”. Olympics (2024年8月10日). 2024年8月19日閲覧。
  9. ^ 【詳しく】男子マラソン 赤崎暁が6位入賞 パリオリンピック”. NHK (2024年8月10日). 2024年8月19日閲覧。
  10. ^ 「第95回箱根駅伝 出場全23チーム 徹底分析&選手名鑑」『箱根駅伝ガイド決定版2019』 118巻、読売新聞社、東京〈YOMIURI SPECIAL〉、2018年11月29日、43-93頁。ASIN 4643180102ISBN 9784643180107全国書誌番号:23193500 
  11. ^ 「第96回箱根駅伝 出場全21チーム 徹底分析&選手名鑑」『箱根駅伝ガイド決定版2020』 127巻、読売新聞社、東京〈YOMIURI SPECIAL〉、2019年12月6日、41-88頁。ASIN 4643190116ISBN 9784643190113全国書誌番号:23193500 

外部リンク

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