めがね橋停留場
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(賑橋駅から転送)
めがね橋停留場 | |
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南寄りから望む | |
めがねばし Meganebashi Bridge | |
◄36 浜町アーケード (0.4 km) (0.4 km) 市役所 38► | |
所在地 | 長崎県長崎市栄町5番1号先 |
駅番号 | 37 |
所属事業者 | 長崎電気軌道 |
所属路線 | 蛍茶屋支線(□2号系統・■4号系統・■5号系統) |
キロ程 | 0.4 km(西浜町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
900人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1920年(大正9年)12月25日 |
めがね橋停留場(めがねばしていりゅうじょう、めがね橋電停)は、長崎県長崎市栄町にある長崎電気軌道蛍茶屋支線の路面電車停留場である。駅番号は37。2号系統、4号系統、5号系統が停車する。
歴史
[編集]当停留場は1920年(大正9年)に開業した[1]。開業は長崎電軌の第3期線築町 - 古町(廃止)間の開通と同日のことである[2][3]。開業時の停留場名は賑橋停留場(にぎわいばしていりゅうじょう)で[2]、「賑橋」は中島川に架かる橋梁の一つ[4]。蛍茶屋支線の軌道も中島川を軌道専用の橋梁(中島川橋梁[5])にて渡河している[6][7]。
停留場名は2018年(平成30年)にめがね橋停留場に改称、乗客の利便性のため沿線の観光地の名称を停留場名とした[8][9]。
年表
[編集]- 1920年(大正9年)12月25日:賑橋停留場として開業[2]。
- 1954年(昭和29年)4月30日:公会堂前寄りに移設[2][10]。
- 2000年(平成12年)2月:正覚寺下・石橋方面のホームを拡幅、延長する[11]。
- 2006年(平成18年)3月:蛍茶屋方面のホームを改修[11]。
- 2018年(平成30年)8月1日:めがね橋停留場に改称[8][9]。
- 2023年(令和5年)6月23日:乗用車が停留場の防護壁に衝突する事故[12]。
構造
[編集]めがね橋停留場は併用軌道区間にあり、道路上にホームが置かれる[5][6]。ホームは2面あり、2本の線路を挟んで向かい合わせに配置されている(相対式ホーム)[5][6]。軌道の東側に崇福寺・石橋方面行きのホーム、西側に蛍茶屋方面行きのホームがある[5][6]。蛍茶屋方面行きのホームはかつて西浜町寄り、軌道が中島川を蛍茶屋側に越えたところに設けられていた[4]。
利用状況
[編集]長崎電軌の調査によると1日の乗降客数は以下の通り。
周辺
[編集]眼鏡橋の最寄り停留場で、観光客の利用も多い[1]。周囲にはオフィスビルも建ち並ぶ[1]。
2003年(平成15年)には長崎電軌の賑町変電所が停留場近くに開設された[11]。これは老朽化した出島変電所に代わって新設された変電所で[14]、煉瓦造の教会を模した西洋風の外観をしている[15]。
隣の停留場
[編集]- 長崎電気軌道
- 蛍茶屋支線(□2号系統・■4号系統・■5号系統)
- 浜町アーケード停留場(36) - めがね橋停留場(37) - 市役所停留場(38)
脚注
[編集]- ^ a b c d 田栗 & 宮川 2000, p. 73.
- ^ a b c d 今尾 2009, p. 57.
- ^ 100年史, p. 129.
- ^ a b 田栗 2005, p. 81.
- ^ a b c d 100年史, p. 130.
- ^ a b c d 川島 2013, p. 48.
- ^ 川島 2007, p. 122.
- ^ a b “電停名称変更のお知らせ”. 長崎電気軌道 (2018年3月30日). 2018年4月4日閲覧。
- ^ a b 浅野孝仁 (2018年7月31日). “長崎電気軌道:13カ所停留場、新名称に 35年ぶり、あすから”. 毎日新聞(地方版・長崎) (毎日新聞西部本社): p. 23
- ^ 100年史, p. 128.
- ^ a b c 100年史, p. 121.
- ^ “栄町の「めがね橋」電停で乗用車が路面電車の停留所に衝突する事故が発生”. 号外net長崎 (2023年6月23日). 2024年4月2日閲覧。
- ^ 100年史, p. 125.
- ^ 100年史, p. 110.
- ^ 田栗 2005, p. 147.
- ^ 今尾 2009, p. 58.
- ^ 100年史, p. 126.
参考文献
[編集]- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 12 九州沖縄、新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-790030-2。
- 川島令三『全国鉄道事情大研究』 九州篇 2、草思社、2007年。ISBN 978-4-7942-1562-8。
- 川島令三『四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』 第5巻 長崎・佐賀エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2013年。ISBN 978-4-06-295161-6。
- 田栗優一『長崎「電車」が走る街今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05987-2。
- 田栗優一、宮川浩一『長崎のチンチン電車』葦書房、2000年。ISBN 4-7512-0764-4。
- 長崎電気軌道株式会社『長崎電気軌道100年史』2016年。