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貝塚茂樹 (教育学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
貝塚 茂樹
かいづか しげき
人物情報
生誕 (1963-06-18) 1963年6月18日(61歳)
日本の旗 日本茨城県
出身校
学問
研究分野 教育学
研究機関 国立教育研究所武蔵野大学
学位 博士(教育学)
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貝塚 茂樹(かいづか しげき、1963年6月18日[1] - )は、日本教育学者武蔵野大学教授放送大学客員教授。公益社団法人日本弘道会参与。専攻は日本教育史道徳教育論。

経歴

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1963年、茨城県生まれ。1989年に東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程を修了、1993年に筑波大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学

卒業後は筑波大学助手となる。1996年より国立教育研究所研究員、1998年より同主任研究官、2001年より国立教育政策研究所主任研究官。2003年に武蔵野大学教育学部助教授に転じ、2007年より教授[2]。2004年に筑波大学に学位論文「戦後教育改革期における道徳教育問題の史的展開に関する研究」を提出して博士(教育学)を取得[3]

日本道徳教育学会副会長・事務局長。文部科学省の「道徳教育の充実に関する懇談会」委員、中央教育審議会専門委員、中央教育審議会教育課程部会「考える道徳への転換に向けたワーキンググループ」委員、大学設置・学校法人審議会専門委員、東京財団政策研究所研究主幹、日本道徳教育学会編集委員長等[4]を歴任。

著書

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単著

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  • 『戦後教育改革と道徳教育問題』(日本図書センター、2001年)
  • 『戦後教育のなかの道徳・宗教』(文化書房博文社、2003年、増補版2006年)
  • 『戦後教育は変われるのか ―「思考停止」からの脱却をめざして』(学術出版会、2008年)
  • 『道徳教育の教科書』(学術出版会、2009年)
  • 『教えることのすすめ ―教師・道徳・愛国心』(明治図書、2010年)
  • 『道徳教育の取扱説明書 ―教科化の必要性を考える』(学術出版会、2012年)
  • 『戦後道徳教育の再考―天野貞祐とその時代』(文化書房博文社、2013年)
  • 『道徳の教科化―「戦後70年」の対立を超えて』(文化書房博文社、2015年)
  • 『天野貞祐―道理を信じ、道理に生きる』(ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2017年)
  • 『戦後日本教育史 放送大学教材』(放送大学教育振興会、2018年)
  • 『戦後日本と道徳教育―教科化・教育勅語・愛国心』(ミネルヴァ書房、2020年)
  • 『新時代の道徳教育―「考え、議論するための15章」』(ミネルヴァ書房、2020年)
  • 吉田満―身捨つる程の祖国はありや』(ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2023年)
  • 『テーマで学ぶ日本教育史 放送大学教材』(放送大学教育振興会、2024年)
  • 『戦後日本教育史―「脱国家化」する公教育』(扶桑社新書、2024年)

共編著・監修

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  • 『戦後教育改革通史』(明星大学出版会、1993年)
  • 『日本教育史研究』(第一法規、1993年)
  • 『東京都教育史』第4巻(都立教育研究所、1997年)
  • 『戦後教育の総合評価―戦後教育改革の実像』(国書刊行会、1999年)
  • 『雑誌 道徳教育』(全12巻・別巻1)(国書刊行会、1999年)
  • 『日本近現代史研究辞典』(東京堂出版、1999年)
  • 『教育法規重要用語300の基礎知識』(明治図書、2000年)
  • 『道徳・特別活動重要用語300の基礎知識』(明治図書、2000年)
  • 『学校教育とカリキュラム』山田恵吾,藤田祐介共著( 文化書房博文社、 2003年)
  • 『教育委員会制度再編の政治と行政』(多賀出版、2003年)
  • 『新・道徳教育論―人間の生き方を考える』(ミネルヴァ書房、2004年)
  • 『教育改革の論争点』(教育開発研究所、2004年)
  • 『教育用語辞典』(ミネルヴァ書房、2013年)
  • 『戦後道徳教育文献資料集』監修(全36巻)(別冊3)(日本図書センター、2003年~2004年)
  • 『日本の宗教教育と宗教文化』杉原誠四郎,大崎素史共著 (文化書房博文社、 2004年)
  • 『文献選集≪愛国心と教育≫』(全13巻)市川昭午共監修(日本図書センター、2004年)
  • 『近現代日本人物資料情報辞典』(吉川弘文館、2004年)
  • 『教育史からみる学校・教師・人間像』山田恵吾共編著( 梓出版社 、2005年)
  • 『教育学用語辞典』(学文社、2006年)
  • 『CD-ROM版 小学校道徳教小学校道徳教育資料・実践事例集』理論編1(ニチブン、2006年)
  • 『人間形成』(全10巻)(日本図書センター、2007年)
  • 『教育学の教科書―教育を考えるための12章』山田恵吾と共編著(文化書房博文社、2008年)
  • 『資料で読む 戦後日本と愛国心』(全3巻)市川昭午と共編著(日本図書センター、2008年~2009年)
  • 『教員免許講習テキスト』(昭和堂、2009年)
  • 『宗教を考える教育』(教文館、2010年)
  • 『教育における「政治的中立」の誕生 「教育二法」成立過程の研究』藤田祐介共著 (ミネルヴァ書房 、2011年)
  • 『道徳性形成・徳育論』(放送大学教育振興会、2011年)
  • 『戦後道徳教育を築いた人々と21世紀の課題』(教育出版、2012年)
  • 『教育史入門』(放送大学教育振興会、2012年)
  • 『人物で見る日本の教育』(ミネルヴァ書房、2012年)
  • 『13歳からの道徳教科書』(育鵬社、2012年)
  • 『文献資料集成 日本道徳教育論争史』監修(全15巻)(日本図書センター、2013年~2015年)
  • 『道徳の時代がきた! 道徳教科化への提言』押谷由夫,柳沼良太編著 西野真由美,関根明伸,松本美奈共著 (教育出版、 2013年)
  • 『学校で教えたい日本の偉人』柳沼良太と共編(育鵬社、2014年)
  • 『日本の教育文化史を学ぶ』山田恵吾編(ミネルヴァ書房、2014年)
  • 『生徒指導の教科書』(文化書房博文社、2014年)
  • 『学校の制度を学ぶ』(文化書房博文社、2015年)
  • 『道徳教育を学ぶための重要項目100』関根明伸と共編(教育出版、2016年)
  • 『特別の教科 道徳Q&A』(ミネルヴァ書房、2016年)
  • 『道徳の時代をつくる! 道徳教科化への始動』押谷由夫,柳沼良太編著 ( 教育出版、 2014年)
  • 『「考え、議論する道徳」の指導法と評価』西野真由美、鈴木明雄と共編著(教育出版、2017年)
  • 『「考え、議論する道徳」を実現する!』(共著、図書文化、2017年)
  • 『次世代を創る「資質・能力」を育む学校づくり」』第2巻 (共著、ぎょうせい、2017年)
  • 『平成29年改訂 中学校教育課程実践講座 総則』(共著、ぎょうせい、2017年)
  • 『平成29年改訂 小学校教育課程実践講座 総則』(共著、ぎょうせい、2017年)
  • 『平成29年改訂 中学校教育課程実践講座 特別の教科 道徳』(共著、ぎょうせい、2018年)
  • 『平成29年改訂 小学校教育課程実践講座 特別の教科 道徳』(共著、ぎょうせい、2018年)
  • 『考えよう・話し合おう! いじめはなぜおこるのか?』( ミネルヴァ書房、2018年)
  • 『調べよう・振り返ろう! これもいじめ・あれもいじめ』( ミネルヴァ書房、2018年)
  • 『しっかり取り組もう!「モラル・コンパス」をもつ』( ミネルヴァ書房、2018年)
  • 『主体的・対話的で深い学びを実現する中学校「道徳科」授業』(共著、教育開発研究所、2019年)
  • 『教育課程を学ぶ』山田恵吾、関根明伸、藤田祐介と共著( ミネルヴァ書房、2019年)
  • 『改訂版 生徒指導の教科書』(共著、文化書房博文社、2019年)
  • 『新訂 道徳教育の理念と実践』西野真由美編(放送大学教育振興会、2020年)
  • 『教育の歴史と思想』広岡義之と共編著( ミネルヴァ書房、2020年)
  • 『道徳教育の理論と方法』走井洋一編(ミネルヴァ書房、2020年)
  • 『道徳教育論』林泰成と共編(放送大学教育振興会、2021年)
  • 『自ら学ぶ道徳教育』(共著、教育情報出版、2021年)
  • 『道徳教育の変遷・展開・展望(新道徳教育全集第1巻)』押谷由夫、高島元洋、毛内嘉威と共編(学文社、2021年)
  • 『道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践』(共著、ミネルヴァ書房、2021年)
  • 『続・道徳教育はいかにあるべきか―歴史・理論・実践・展望』(共著、ミネルヴァ書房、2022年)
  • 『ICTに負けて負けてたまるか!人間教師のプライドーゆるぎなき❝信念❞宿る教育観の源泉ここに!』(共著、学芸みらい社、2024年)
  • 『新・道徳教育はいかにあるべきか―道徳教育学の構築/次期学習指導要領への提言』(共著・ミネルヴァ書房、2024年)

外部リンク

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脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.308
  2. ^ J-GLOBAL
  3. ^ 博士論文書誌データベース
  4. ^ 押谷由夫 (2013年7月10日). “日本道徳教育学会員の皆様へ”. 日本道徳教育学会. 2019年10月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月13日閲覧。