谷川電話
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1986年9月14日[1] -)は、日本の歌人。愛知県出身[2]。一宮市在住[3]。
(たにかわ でんわ、経歴・人物
[編集]歌誌「かばん」会員[1]。南山大学卒業後、お笑い芸人の養成所に入るが[4]、芸人デビューはしなかった。2014年、投稿短歌連作50首「うみべのキャンバス」によって第60回角川短歌賞受賞。荻原裕幸は「谷川電話の世界のおもしろさは、第一に、この一人称のノーマルさを崩すような世界を構築しているところにある」と評している[5]。
作品リスト
[編集]歌集
[編集]単著
[編集]- 『恋人不死身説』(書肆侃侃房、2017年4月)ISBN 978-4863852594
- 『深呼吸広場』(書肆侃侃房、2022年6月)ISBN 978-4863855236
共著
[編集]- 『ここでのこと : 歌集』(ELVIS PRESS、2021年2月)[6]
商業誌掲載
[編集]- 短歌詠
- 「うみべのキャンパス」(50首+受賞のことば) - 『短歌』2014年11月号(KADOKAWA)
- 「(あるきだす言葉たち)観覧車ワリカン購入」(10首) - 『朝日新聞』2014年12月16日夕刊
- 「顔と青」(40首) - 『短歌』2015年10月号(KADOKAWA)
- 「われるくちびる」(7首+私が考える良い歌とは) - 『短歌』2017年1月号(KADOKAWA)
- 「人間ですよ!」(10首+春の季の愛誦歌) - 『短歌往来』2017年8月号(ながらみ書房)
- 「二二野歌」 - 『短歌ムック ねむらない樹』vol.2(書肆侃侃房、2019年2月)
- 「新人賞受賞歌人競詠5首+作歌信条」 - 『短歌』2019年5月号(KADOKAWA)
- 「春のあこがれ」(20首) - 『短歌ムック ねむらない樹』vol.7(書肆侃侃房、2021年8月)
- 「サマー、ゴリラ、永久歯」(巻頭10首) - 『短歌』2021年9月号(KADOKAWA)
- 「7首+自分だけの珍しい体験」 - 『短歌』2022年1月号(KADOKAWA)
- 「流動遊戯」(巻頭10首) - 『短歌』2022年2月号(KADOKAWA)
- 「7首+やってみたかった仕事・やってみたい仕事」 - 『短歌』2023年1月号(KADOKAWA)
- その他
- 「Author's Eyes 育ててあげてね」 - 『文學界』2017年7月号(文藝春秋)
- 「今月の視点 「バールのようなもの」と「バール」」 - 『短歌往来』2017年12月号(ながらみ書房)
- 「17のキーワードで読み解く塚本邦雄 「斎藤茂吉」」 - 『歌壇』2020年6月号(木阿弥書店)
- 「時代はいま(2)」 - 『短歌』2021年3月号(KADOKAWA)
- 「アンケート 短歌は一人称の文学だと思いますか?」 - 『短歌』2022年6月号(KADOKAWA)
- 「「終わらない白昼夢の世界」……『わたしの嫌いな桃源郷』(初谷むい)書評」 - 『短歌ムック ねむらない樹』vol.9(書肆侃侃房、2022年8月
- 「〈わたし〉の痕跡」 - 『短歌』2022年12月号(KADOKAWA)
脚注
[編集]- ^ a b 『恋人不死身説』(書肆侃侃房、2017.4)、著者経歴。
- ^ 『深呼吸広場』(書肆侃侃房、2022)、著者略歴より。
- ^ 「(黒板)第60回角川短歌賞・俳句賞」『朝日新聞』2014年9月9日朝刊、31頁。
- ^ “https://twitter.com/tokyobunkabu/status/560318905710043136”. Twitter. 2023年1月27日閲覧。
- ^ 荻原裕幸「(東海の文芸)谷川電話第一歌集「恋人不死身説」 西田政史第二歌集「スウィート・ホーム」」『朝日新聞』2017年11月1日朝刊、24頁。
- ^ 愛知県文化芸術活動緊急支援金事業/アーティスト等緊急支援事業である「AICHI→←ONLINE」の企画の一環で制作された。
外部リンク
[編集]- 谷川電話 (@tanikawadenwa) - X(旧Twitter)