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谷古宇甚三郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

谷古宇 甚三郎(やこう じんざぶろう[1]1927年昭和2年)4月25日[2] - 2005年平成17年)12月1日[2][3])は、日本政治家実業家埼玉県議会議員、草加市議会議員。谷古宇産業代表取締役[4]。20社以上の関連企業を率いた谷古宇グループのオーナー[4]田中角栄首相の側近[5]

経歴

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埼玉県出身[6]。谷古宇勘蔵、み津の長男[1]1944年に聖橋工業高校を卒業[1]1951年に谷古宇工務店を創立して以降1954年に谷古宇建設工業、1963年に谷古宇産業を設立[5]

その後不動産賃貸業造園業、土木建築業、ホテル業、航空産業と次々に事業を拡大し、田中角栄元首相のファミリー企業「関新観光開発」の代表取締役も兼任した[5]

1959年に草加市議会議員となり、1962年自民党に入党する[1]。1963年に埼玉県議会議員に当選する[1]

1969年第32回衆議院議員総選挙埼玉県第1区から自民党公認で立候補したが、落選した。選挙後、選挙違反逮捕された[7]。2005年、死去した[5]

人物

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人柄

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趣味は造園ゴルフ狩猟[1]。宗教は真言宗[1]。住所は埼玉県草加市瀬崎[1]

谷古宇グループ

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ホテル大宮跡

1964年、群馬県の水上温泉に「ホテル大宮」をオープン[5]

1989年、ホテル大宮でエレベーター事故が発生した。

1990年に起きた「300億円融資問題」がグループ崩壊のダメ押しとなった[5]

1991年、造園会社「埼玉緑化」が約250億円の負債を抱えて倒産した[5]

1994年、北海道登別温泉「ホテルロイヤルヤコウ」が倒産した[5]

家族

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谷古宇家

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『人事興信録 第25版 下』や35頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年10月12日閲覧。
  2. ^ a b 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年~平成23年 1 (政治・経済・社会篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年、1266頁。
  3. ^ a b 交際費の執行状況(平成17年10月 - 12月)市長交際費草加市公式サイト。2019年8月24日閲覧。
  4. ^ a b c d 参議院会議録情報 第073回国会 法務委員会 第4号 昭和49年11月28日国会会議録検索システム公式サイト。2019年8月24日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 『消えゆく日本の廃墟 廃墟が語る日本の裏歴史』68 - 69頁。
  6. ^ 『現代物故者事典 2003~2005』616頁。
  7. ^ 『朝日新聞』1970年1月21日朝刊21面。
  8. ^ 維新、衆院選栃木5区に谷古宇氏擁立へ 元埼玉県議会議長 - 下野新聞デジタル 2024年10月12日

参考文献

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  • 人事興信所編『人事興信録 第25版 下』人事興信所、1969年。
  • 『消えゆく日本の廃墟 廃墟が語る日本の裏歴史』大洋図書、2014年。