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谷口大智

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
谷口 大智
Daichi Taniguchi
島根スサノオマジック  No.55
ポジション センターフォワード
基本情報
愛称

モアイ[1][信頼性要検証]

DT(でぃーてぃー)
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1990-04-15) 1990年4月15日(34歳)
出身地 奈良県の旗奈良県
身長 201cm (6 ft 7 in)[2]
体重 105kg (231 lb)[2]
キャリア情報
高校 洛南高校
サウスケントスクール
大学 アリゾナウェスタン大学
サウスイースタンオクラホマ州立大学
経歴
2015-2019秋田ノーザンハピネッツ
2019-2021広島ドラゴンフライズ
2021-2022茨城ロボッツ
2022-島根スサノオマジック
受賞歴
  • ウィンターカップ3連覇
選手情報 ウィキデータを編集 B.LEAGUE.jp
代表歴
キャップ 日本の旗 日本(U-15),(U-18)

谷口 大智(たにぐち だいち、1990年4月15日 - )は、日本のバスケットボール選手である。洛南高校で2006年から2008年にかけ、ウィンターカップ3連覇を達成した。その後、井上雄彦が創設したスラムダンク奨学金の第2期奨学生として2009年にアメリカへ留学し、2年制のアリゾナ・ウエスタン大学を経て4年制のサウスイースタン・オクラホマ州立大学に編入した。2015年に大学を卒業した後、ターキッシュ エアラインズ bjリーグ秋田ノーザンハピネッツと契約し、プロ選手となった。

経歴

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1990年、奈良県に生まれる。2歳でバスケットボールを始め、複数のスポーツに取り組んだ後、中学生からバスケットボールに専念するようになる[3]。小学6年生の時点で身長は既に191cmに達し、テレビ番組に取り上げられるなど注目を集める存在であった[3]

小、中ともに所属チームを全国大会に導き[4]、中学卒業後は強豪として知られる洛南高校に進む。洛南では1学年上の辻直人、同期の比江島慎らと共にウィンターカップ3連覇を達成。この間、U-15、U-18の日本代表にも選出された。高校卒業を控えた谷口はスラムダンク奨学金に応募し、早川ジミーと共に合格、卒業後渡米し2009年4月にプレップスクールであるサウスケントスクールに入学した。

サウスケントでは、それまでのセンターからパワーフォワードのポジションに移り、シーズン序盤から先発として出場機会を得る[5]。終盤で控えに回ることになったものの[6]、卒業後は2年制のアリゾナ・ウエスタン大学に、早川と共に進学することになった。

アリゾナ・ウエスタン大での1シーズン目は、シュート力を買われスモールフォワード、またはシューティングガードとしても起用されることもあり、チーム最多となる32本のスリーポイントショットを成功させた[7]。2シーズン目にはヘッドコーチの交代や、ドリブルが不得手と評価されたこともありパワーフォワードで起用されるようになり[7]、このシーズンの優勝に貢献した[8]

卒業後、早川が帰国する一方、谷口はアリゾナ・ウエスタン大時代の恩師がコーチを務めている縁もあり、デニス・ロッドマンを輩出したサウスイースタン・オクラホマ州立大学に編入する。1年目のシーズンをレッドシャツ(練習生)として過ごし[9]、2シーズン目となる2013-14シーズンには先発出場16試合を含む27試合に出場、チーム2番目となるスリーポイント成功数39を記録した[10]。しかし翌2014-15シーズンの序盤である11月の試合中に右肘を脱臼[11][12]、2か月後の2015年1月下旬に復帰し、2月19日の試合ではスリーポイントを1本決めるも、これがこのシーズン唯一の得点となった[10]

大学卒業後は帰国し、日本国内の病院で肘のクリーニング手術を受ける[13]。帰国後の谷口には出身地である関西地方のチームなどから勧誘があった中、谷口は秋田ノーザンハピネッツとの契約を選んだ[14]

2017-18シーズンは、昇格がかかった熊本とのプレーオフ第二戦において、6本のスリーポイントシュートを決め、勝利に大きく貢献した。

2018-19シーズンは、副主将に任命されたが、11月に俊野達彦が移籍したため、主将に昇格[15]。シーズン終了後、広島ドラゴンフライズに移籍[16]。広島では2シーズンプレーしたのち、2021-22シーズンからは茨城ロボッツと契約。

日本代表歴

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FIBAワールドカップ2023アジア予選Window2のチャイニーズ・タイペイ戦で初出場。

家族

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ライジングゼファーフクオカに所属する谷口光貴は弟。妹も大阪薫英女学院在学中にウィンターカップ出場を果たした[17]

大学成績

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2010-11 Arizona Western 32 .450 .380 .810 2.063 0.313 0.375 0.344 6.4
2011-12 Arizona Western 29 .350 .200 .570 1.828 0.448 0.103 0.310 3.8
2013-14 SE OK State 27 16 24.3 .372 .351 .667 2.67 1.74 0.52 0.37 5.52
2014-15 SE OK State 9 2 6.4 .100 .111 .000 0.22 0.33 0 0 0.33

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
bj League 2015-16 秋田 24 6.4 43.4 0 50 1.2 0.2 0.1 0.2 2.1
B League 2016-17 秋田 58 37 18.1 36.1 31.6 25 2.4 0.7 0.5 0.5 5.4
B League 2017-18 秋田 60 35 15.3 36.5 31.8 64 2.9 1.2 1 0.2 5.8
B League 2018-19 秋田

プレイオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017-18 秋田 5 4 9.39 .435 .421 1.000 1.4 0.6 0.4 0 6.0

脚注

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出典

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  1. ^ https://www.instagram.com/p/BjuZKEPnp6Z/
  2. ^ a b 【新入団】谷口 大智選手 契約基本合意のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2015年7月22日http://www.happinets.net/news-cate02-entry/2015/07/22/21762/2015年9月2日閲覧 
  3. ^ a b “洛南連覇の立役者は谷口/高校バスケ”. 日刊スポーツ. (2007年12月30日). https://www.nikkansports.com/sports/wintercup/2007/p-sp-tp0-20071230-301463.html 2015年9月2日閲覧。 
  4. ^ グランドジャンプ 井上雄彦インタビュー”. 集英社. 2015年9月2日閲覧。
  5. ^ グランドジャンプ スラムダンク奨学生アメリカ生活レポート”. 集英社. 2015年9月11日閲覧。
  6. ^ 宮地陽子 (2010年2月20日). “【バスケットボール】スラムダンク奨学金2期生・谷口と早川の現在地〜"陸の孤島"サウスケントでの日々”. Webスポルティーバ. 2015年9月11日閲覧。
  7. ^ a b 宮地陽子 (2011年12月31日). “今いる場所は、高校からは想像できないレベルまで来ている”. Cager. 2015年9月2日閲覧。
  8. ^ 第2回奨学生の近況”. スラムダンク奨学金. 2014年9月8日閲覧。
  9. ^ 報告+決断=シーズンスタート” (2012年11月9日). 2015年9月11日閲覧。
  10. ^ a b Daichi Taniguchi - 2014-15 Men's Basketball”. サウスイースタン・オクラホマ州立大学. 2015年9月11日閲覧。
  11. ^ instagram
  12. ^ 本から学ぶ。” (2014年12月9日). 2015年9月11日閲覧。
  13. ^ 検査結果” (2015年5月27日). 2015年9月11日閲覧。
  14. ^ “バスケットボールbjリーグ ハピネッツに大きな新人 身長201センチ、谷口大智選手”. 毎日新聞. (2015年7月24日). http://mainichi.jp/area/akita/news/20150724ddlk05050248000c.html 
  15. ^ https://northern-happinets.com/news/detail/id=13848
  16. ^ #55谷口大智選手契約合意(新規)のお知らせ” (2019年6月24日). 2019年6月24日閲覧。
  17. ^ 【バスケット】ウインターカップ2009展望・女子編”. JSports (2009年12月16日). 2015年9月11日閲覧。

外部リンク

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