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早川ジミー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
早川 ジミー
Jimmy Hayakawa
Jimmie Hayakawa

フリーエージェント
ポジション ガード/フォワード
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1990-10-12) 1990年10月12日(34歳)
出身地 神奈川県横須賀市
身長 184cm (6 ft 1 in)
体重 90kg (198 lb)
選手経歴
2012-13
2013-14
日本の旗TGI D-RISE
日本の旗豊田通商ファイティングイーグルス名古屋

早川 ジミー(はやかわ じみー、1990年10月12日 - )は、日本のバスケットボール選手である。ポジションはガードフォワード。身長190cm、体重90kg。

神奈川県横須賀市出身。福岡第一高校卒業後、井上雄彦が創設したスラムダンク奨学金の第2期奨学生として2009年にアメリカに留学、アリゾナウェスタン大学を卒業し2012年に帰国した後は、プロ選手としてTGI D-RISE豊田通商ファイティングイーグルス名古屋でプレイした。

選手としての評価

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高校ではインサイドからアウトサイドまでこなすオールラウンダーとして知られていた[1]。アメリカ留学中はリバウンドやディフェンスを評価されており[2]、身長190cmとインサイドの選手としては低いほうであったがパワーフォワードとしても起用されていた[1]

来歴

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神奈川県横須賀市にて、アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれる[3][4]。中学1年生でバスケを始め[5]、中学時代よりU-15日本代表や神奈川県代表に選出されていた[6]。中学卒業後はレベルの高い環境を求め、福岡第一高校に進む[6]。福岡第一高校では2008年にインターハイウィンターカップで準優勝するなど中心選手として活躍[1]。またU-18にも選出された[6]。なお3年次、インターハイ前の九州大会決勝戦で右膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負ったが、手術せず1か月で競技に復帰、インターハイにも出場した[3][6]

卒業を控え、1学年上の並里成スラムダンク奨学金の第1期奨学生としてアメリカへ留学したことに触発され、早川も同じくスラムダンク奨学金に応募し、谷口大智と共に第2期奨学生に選ばれた。

高校卒業の2009年3月に渡米し、プレップスクールであるサウスケントスクール、さらに2年制のアリゾナウェスタン大学へ進む[1]。2年次の2011-12シーズンは、開幕当初はパワーフォワードとして先発出場を重ね、シーズン途中に早川本人の希望でシューティングガードスモールフォワードに転向した[1]。アリゾナウェスタン大はこのシーズン優勝を果たし、早川は地元テレビ局が選ぶ『Student Athlete of the week』も受賞した[7]

大学を卒業した後は、経済的な理由もあり進学を断念し帰国[1]、2012年7月には田渡凌真庭城聖八幡幸助と共に3x3ウラジオストク大会に参加[8]。2012年12月にはJBL2TGI D-RISEに入団した。

シーズン終了後に早川は自由契約となり、2013-14シーズンにはNBDL豊田通商ファイティングイーグルス名古屋に移籍した[9]。名古屋ではガードに転向し[6]、28試合に出場した。シーズン終了後、契約は更新されず、退団した[10]

2013-14シーズン終了後の2014年5月17日、18日にはストリートボールのイベントALLDAYに、ジャスティン・レイノルズ、田中大地上杉翔澤地サミュエル・ジュニアと参加し優勝[11]。翌週24日、25日の3x3トーナメントでは堤啓士朗西塔佳郎比留木謙司と共に「侍Ballars」の一員として出場し、優勝した[12]

2014-15シーズンは、引退後に備えて一時競技生活から離れ[13]、モデル事務所を設立したことを自らSNS上で明らかにした[14]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2012-13 TGI
2013-14 名古屋[15] 28 14:06 38% 34% 58% 2.8 0.8 0.5 0.1 0.7 7.3

脚注

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  1. ^ a b c d e f 宮地陽子 (2011年12月31日). “アメリカではうまくいってないことが、逆にいい刺激になっている”. Cager. 2014年9月7日閲覧。
  2. ^ 宮地陽子 (2010年2月20日). “【バスケットボール】スラムダンク奨学金2期生・谷口と早川の現在地〜"陸の孤島"サウスケントでの日々”. スポルティーバ. 2014年9月8日閲覧。
  3. ^ a b 宮地陽子 (2009年10月9日). “続シーズンイン Basketball Diary”. 2014年9月7日閲覧。
  4. ^ 早川ジミー (2013年11月2日). “英語の勉強のしかた? 早川ジミーが実際にやった英語の覚え方?”. 2014年9月8日閲覧。
  5. ^ スラムダンク奨学金”. 集英社グランドジャンプ. 2014年9月10日閲覧。
  6. ^ a b c d e 『バスケットボールスピリッツ Vol.1』芸文社、2014年、54-55頁。 
  7. ^ 第2回奨学生の近況”. スラムダンク奨学金. 2014年9月8日閲覧。
  8. ^ 3on3新世紀/RISING SUNS”. バスケットボールスピリッツ (2012年8月7日). 2014年9月9日閲覧。
  9. ^ 早川ジミー選手 移籍先決定のご報告』(プレスリリース)リンク栃木ブレックス、2013年7月19日http://www.linktochigibrex.com/news/2013/07/1449.html2014年9月7日閲覧 
  10. ^ 早川ジミー選手よりご挨拶”. 豊田通商ファイティングイーグルス名古屋 (2014年7月29日). 2014年9月7日閲覧。
  11. ^ 羽上田昌彦 (2014年5月19日). “ALLDAY 5ON5 BASKETBALL TOURNAMENT 「バスケが好きだからいつでもプレイする」 バスケが好きならいつでも観に行こう!”. バスケットボールスピリッツ. 2014年9月9日閲覧。
  12. ^ 羽上田昌彦 (2014年6月2日). “3×3 TOURNAMENT.EXE 2014 City.2 in KOBE ハイ、ジミー! 優勝おめでとう!! お馴染みの顔ぶれ(選手)が熱戦を展開”. バスケットボールスピリッツ. 2014年9月9日閲覧。
  13. ^ 2014年11月27日のツイート
  14. ^ Halfaruaruの投稿(399802460175048) - Facebook
  15. ^ 早川 ジミー 豊田通商ファイティングイーグルス”. NBDL. 2014年9月7日閲覧。

外部リンク

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