讃岐神社
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讃岐神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 奈良県北葛城郡広陵町三吉328 |
位置 | 北緯34度33分16秒 東経135度44分21秒 / 北緯34.55444度 東経135.73917度座標: 北緯34度33分16秒 東経135度44分21秒 / 北緯34.55444度 東経135.73917度 |
主祭神 |
大国魂命 若宇加能売命 大物主命 |
社格等 |
式内社(小) 旧村社 |
本殿の様式 | 三間社流造桧皮葺 |
別名 | 広瀬大明神・南川合明神 |
例祭 | 10月15日 |
地図 |
讃岐神社(さぬきじんじゃ)は、奈良県北葛城郡広陵町三吉にある神社。式内社で、旧社格は村社。
竹取物語に登場する「竹取の翁」が名を「讃岐造(さぬきのみやつこ)」ということから、これが大和国広瀬郡散吉郷のことであるとして、「竹取物語ゆかりの神社」を称している[1]。
祭神
[編集]現在は、大国魂命・若宇加能売命・大物主命を祀るとしている。 『日本三代実録』元慶7年(883年)12月2日条には「散吉大建命・散吉伊能城神に神階従五位下を授ける」という記述があり、当社の神のこととみられる。
歴史
[編集]鎮座地名の「三吉」は「みつよし」と読むが、かつては「散吉」と書いて「さぬき」と読んでいた。一帯は讃岐国の斎部氏が移り住んだ地で、讃岐の故郷の神を勧請し創建したものとみられる。延喜式神名帳では「大和国広瀬郡 讃岐神社」と記載され、小社に列格している。
広瀬川合(現 廣瀬大社)の若宇加乃売命を勧請したことにより、江戸時代までは「広瀬大明神」「南川合明神」と称していた。慶長19年(1611年)正月に火災があり、現在の本殿はそのときに再建されたものである。
境内
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本殿
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鳥居
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境内出土 石製坩
東京国立博物館展示。
讃岐神社と竹取物語
[編集]日本最古の物語といわれている『竹取物語(かぐや姫伝説)』の舞台は諸説あるが、奈良県北葛城郡広陵町が有力な候補地であるといわれている。
広陵町が竹取物語の舞台といわれる根拠[1]
- 竹取の翁の名前は讃岐造(さぬきのみやつこ)であること- 竹取物語の冒頭「今は昔、竹取の翁というものありけり(中略)名をば讃岐造(さぬきのみやつこ)となむいいける」
- おじいさんの名前は大和の国の散吉(さぬき)という地方に住んでいた讃岐一族の長であったこと
- 平安時代に書かれた「延喜式」の式内社の讃岐神社の場所が大和国広瀬郡散吉郷と記されており、讃岐神社のある奈良県北葛城郡広陵町三吉といわれていること。
ロケ地となった映画
[編集]奈良県の葛城地域(大和高田市・御所市・香芝市・葛城市・広陵町)を舞台にした映画、「天使のいる図書館」のロケ地の1つとして選ばれた[2]。主演:小芝風花 共演:横浜流星。
関連項目
[編集]- ^ a b 広陵町『広陵町史(本文編)』広陵町、2001年5月31日、1125-1139頁。
- ^ “日本の映画「天使のいる図書館」”. 2017年2月閲覧。