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護得久御殿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
十三世・護得久朝常

護得久御殿(ごえくうどぅん)は、尚元王の長男・尚康伯、久米具志川王子朝通(1557年 - 1575年)を元祖とする琉球王族第二尚氏の分家。王国末期には、越来間切(現・沖縄市)の按司地頭を務めた琉球王国の大名

1世・朝通は尚元王の長男であったが、庶子のため王位には就けず、弟の尚永が即位した。2世・朝盈は尚質王の摂政を務めた。また、尚質王は即位前、一時朝盈の養子となっていた。12世・朝置は歌人として著名、14世・朝惟は、衆議院議員を務めた。

系譜

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  • 1世・久米具志川王子朝通
  • 2世・尚享、久米具志川王子朝盈(尚久七男。朝通の養子となる)
  • (3世)・尚質王(尚豊王四男。一時朝盈の養子となるも、後に即位。)
  • 3世・久米中城按司朝清(金武御殿2世・金武王子朝貞の三男。朝盈の養子となる)
  • 4世・具志川按司朝宏
  • 4世・具志川按司朝孝
  • 5世・具志川按司朝宜(玉城御殿四世・高嶺按司朝喜の長男。朝清の娘・真牛金の婿となり、朝孝の家督相続)
  • 6世・田崎按司朝崇
  • 7世・具志川王子朝利
  • 8世・大田按司朝知
  • 9世・具志川按司朝寛
  • 10世・田場按司朝憲
  • 11世・具志川按司朝睦
  • 12世・具志川按司朝紀
  • 12世・護得久按司朝置
  • 13世・諸見里按司朝常
  • 14世・護得久朝惟
  • 15世・護得久朝章
  • 16世・護得久朝剛
  • 17世・護得久朝正
  • 18世・護得久朝晃

参考文献

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  • 沖縄県氏姓家系大辞典 編纂委員会『沖縄県氏姓家系大辞典』角川書店、1992年(平成4年)。ISBN 978-4040024707 
  • 宮里朝光(監修)、那覇出版社(編集)『沖縄門中大事典』那覇出版社、1998年(平成10年)。ISBN 978-4890951017 
  • 比嘉朝進『士族門中家譜』球陽出版、2005年(平成17年)。ISBN 978-4990245702 
  • 高嶺朝誠「向姓家譜 玉城按司および関係資料紹介」『史料編集室紀要』第31号 沖縄県教育委員会 2006年

関連項目

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