金浦 (笠岡市)
金浦(西浜) | |
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国 | 日本 |
都道府県 | 岡山県 |
市町村 | 笠岡市 |
広域地区 | 金浦 |
面積 | |
• 合計 | 0.93 km2 |
人口 (2021年(令和3年)10月現在) | |
• 合計 | 4,594人 |
郵便番号 |
714-0057 |
金浦(かなうら[1])は、岡山県笠岡市にある大字である。同市編入前は小田郡金浦町(金浦村)に属する大字である西浜(ようすな)を名乗った。編入後に現行の名称に改称している[2]。明治以前は西浜村であった。
古くからの漁港として栄え、現在も江戸時代からの古い町並みが、所々に残る。また源平合戦(治承・寿永の乱)を模した「ひったか」「おしぐらんご」といった地区の伝統祭が毎年5月下旬から6月上旬頃に開催されている。
郵便番号は〒714-0057(笠岡郵便局管区)。人口は4594人(男性2215人、女性2379人)。世帯数は2182世帯(いずれも令和3年10月現在)。面積は平方0.93km[3]。
沿革
[編集]歴史
[編集]市の西南部金浦湾の東岸にある大きな漁港集落である。『和名類聚抄』に載る小田郡魚渚郷に属したとされる。笠岡市編入以前は、西浜と書いて「ようすな」と称していた[4]。
この地方は毛利氏が領していたが慶長5年の関ヶ原の戦い後、幕府領(天領)となる。その後元和5年から備後福山藩主・水野氏が領有。元禄11年水野氏除封のあとは、幕府領に復し、笠岡代官所が管理した。『備中村鑑』によれば、西浜村の石高は152石4升であった[4]。
1889年(明治22年)6月1日、町村制施行により吉浜村などと合併して金浦村(のち金浦町)を置き大字西浜と称した[4]。
1952年(昭和27年)4月1日、東隣の笠岡町に編入合併、市制施行し笠岡市となる。大字を西浜から旧町名の金浦に改称し、現在に至る。なお、西浜の地名は大字としては改称したが、現在も地区内外でその名は使用されており、小字でも一部その名を残している。また、バス停などにもその名を冠している[4]。
地名の由来
[編集]旧称の「西浜(ようすな)」は、『和名類聚抄』に載る古代郷名の「魚渚郷」の遺称とされる。同郷は「伊乎須奈(いをすな)」と万葉仮名が付されており、それが変化して「ようすな」となったとされる[4]。
現名称の金浦は、旧町(村)名から取ったもので、金浦湾に由来する。金浦湾は、日に照らされ海面が輝く様子に由来する名称といわれる[4]。
地勢
[編集]- 山岳
- 河川
- 海域
主要施設
[編集]- 郵便局
- 福祉施設
- 金浦保育園
- 笠岡市福祉事業会
- 笠岡学園
- 新川保育園
- 金融機関
- 笠岡信用組合金浦支店
- 神社仏閣
- 史跡
- 橋
- 千歳橋(県道と旧2号線との分岐点)
- たぬき橋(千歳橋のすぐ北にある小さな橋)
交通
[編集]- 道路
- 鉄道
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 岡山県大百科事典編集委員会編集『岡山県大百科事典』山陽新聞社(1979年)
- 巌津政右衛門 『岡山地名事典』日本文教出版社(1974年)
- 下中直也 『日本歴史地名体系三四巻 岡山県の地名』平凡社(1981年)
- 『県別マップル33 岡山県広域・詳細道路地図』昭文社(2010年)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 岡山県小田郡金浦町 (33B0110005) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ
- 笠岡市