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西和田駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西和田駅
駅舎(2018年9月)
にしわだ
Nishi-Wada
昆布盛 (4.8 km)
(8.7 km) 東根室
地図
所在地 北海道根室市西和田
北緯43度16分4.9秒 東経145度32分30.72秒 / 北緯43.268028度 東経145.5418667度 / 43.268028; 145.5418667座標: 北緯43度16分4.9秒 東経145度32分30.72秒 / 北緯43.268028度 東経145.5418667度 / 43.268028; 145.5418667
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 根室本線(花咲線)
キロ程 297.3 km(新得起点)
電報略号 ニシ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
4人/日
-2014年-
開業年月日 1920年大正9年)11月10日
備考 無人駅
テンプレートを表示

西和田駅(にしわだえき)は、北海道根室市西和田にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線(花咲線)のである。電報略号ニシ事務管理コードは▲110452[1]

歴史

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1978年の西和田駅と周囲500m範囲。上が根室方面。温根沼と花咲湾の間の高台に位置する。相対式ホーム2面2線で、駅裏の釧路側に保線用の引込線があり、保線車が停車している。かつては駅舎横の根室側には貨物ホームと引込線があったが、貨物取扱廃止の1974年以降に撤去されて建家だけが残されている。後に無人駅化に伴い駅舎側に棒線化された。駅裏の根室側にY線の跡が残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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開設当時の所在自治体名(和田村)に「西」を冠したもの[2]。現在は所在地の字名となっている。

「和田」の名称は、同地が1886年明治19年)に福井県石川県新潟県山形県鳥取県士族220戸1,083人からなる屯田兵第2大隊第1中隊によって開拓された際、当時の大隊長・和田正苗の姓にちなんで命名されたものである[9][10]

その後、第2大隊第1中隊は増員により第4大隊へ格上げ・改組され、和田地区東部に第1中隊、西部に第2中隊を置おいた。これにより前者が「東和田」、後者が「西和田」と称されるようになり、地名となった。当駅はその「西和田」に所在する[10]

駅構造

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単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては交換設備を備えた。車掌車改造の待合所が設置されている。根室駅管理の無人駅

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員(人) 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 30 [11]
1979年(昭和54年) 11,586 (31.7) [12]
1980年(昭和55年) 11,592 (31.8)
1981年(昭和56年) 9,282 (25.4)
1982年(昭和57年) 7,708 (21.1)
1992年(平成04年) (5.0) [7] 1日平均乗降客数10人
2015年(平成27年) 「10名以下」 [JR北 1]
2016年(平成28年) 2.0 [JR北 2]
2017年(平成29年) 2.6 [JR北 3]
2018年(平成30年) 3.2 [JR北 4]
2019年(令和元年) 3.6 [JR北 5]
2020年(令和02年) 3.8 [JR北 6]
2021年(令和03年) 5.0 [JR北 7]
2022年(令和04年) 4.4 [JR北 8]

駅周辺

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3kmほど離れたところにラジオNIKKEI根室送信所がある。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
根室本線(花咲線)
快速「ノサップ」
通過
快速「はなさき」
昆布盛駅 - 西和田駅 - 東根室駅
普通(下りの一部は当駅通過)
落石駅 - *昆布盛駅 - 西和田駅 - **花咲駅 - 東根室駅
*:上り列車の一部は昆布盛駅を通過する。
**:打消線廃駅

脚注

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出典

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  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、234頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ a b 内閣印刷局, ed (1920-10-30). “鉄道省告示 第113号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2475). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954589/5. 
  3. ^ 内閣印刷局, ed (1921-07-28). “鉄道省告示 第95号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (2698). https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954813/4. 
  4. ^ a b c d e f g JR釧路支社『鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道株式会社釧路支社 平成13年12月発行。
  5. ^ “古いといえど駅舎1万円ちょい 釧網本線美留和駅と南弟子屈駅 落札した坪井さん「復元し保存を」”. 『北海道新聞』. (1986年10月14日) 
  6. ^ 駅舎の取り壊しを条件に公開入札が行われたが、落札者はいなかった。駅舎は同年10月20日までに解体された。
  7. ^ a b 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、122頁。ISBN 4-09-395401-1 
  8. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、884頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  9. ^ 札幌鉄道局編 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、65頁。NDLJP:1029473 
  10. ^ a b 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 『北海道地名漢字解』. 札幌市: 北海道新聞社. p. 164. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年11月4日閲覧。 
  11. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、873頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  12. ^ 根室市 (1985-03-20). “第8編 運輸・通信” (pdf). 昭和59年度根室市統計書: 52. オリジナルの2022-09-11時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/Os5EV. 

JR北海道

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  1. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在)” (PDF). 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  2. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171209102705/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/senku/pdf/senku/05.pdf2017年12月10日閲覧 
  3. ^ 根室線(釧路・根室間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180818152757/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/05.pdf2018年8月19日閲覧 
  4. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  5. ^ 根室線(釧路・根室間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
  8. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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