袋駅 (富山県)
表示
袋駅 | |
---|---|
ふくろ Fukuro | |
◄日本繊維前 (0.8 km) (0.7 km) 赤田► | |
所在地 | 富山県富山市上袋 |
所属事業者 | 富山地方鉄道 |
所属路線 | 笹津線 |
キロ程 | 1.5 km(南富山起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1951年(昭和26年)12月20日 |
廃止年月日 | 1975年(昭和50年)4月1日 |
備考 | 笹津線廃線に伴い廃駅 |
袋駅(ふくろえき)は、富山県富山市上袋にあった富山地方鉄道笹津線の駅(廃駅)である。笹津線の廃線に伴い1975年(昭和50年)4月1日に廃駅となった。
歴史
[編集]- 1951年(昭和26年)12月20日:富山地方鉄道笹津線日本繊維前駅 - 蜷川駅(後の赤田駅)間に新設開業[1][2][3][注釈 1]。旅客のみ取扱い[2]。
- 1975年(昭和50年)4月1日:笹津線の廃線に伴い廃止となる[1][2][3][4]。
駅構造
[編集]廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[3][5]。ホームは線路の東側(地鉄笹津方面に向かって左手側)に存在した[5]。転轍機を持たない棒線駅となっていた[5]。
無人駅となっていた[3][5]。駅舎は無いがホームに待合所代わりの上屋を有した[5]。
駅周辺
[編集]田圃の中に位置した[5]。
- 国道41号(越中東街道)
- 富山県道56号富山環状線 - 当駅廃止後の開通。
- 明神社 - 駅の隣(東側[5])。
- 太田用水
駅跡
[編集]1998年(平成10年)時点では、コンビニエンスストア・サークルKサンクス上袋店の北側附近に位置が確認出来た[6]。2007年(平成19年)9月時点では駅跡の特定は困難であり[7]、名残を見つけることは出来なかった[8]。
また、当駅跡附近の線路跡は、1998年(平成10年)時点では当線廃線後に南富山駅 - 日本繊維前駅の間を東西に走る形で開通した国道359号の取付け道路附近から田村町駅跡南側付近までは2車線の舗装道路となっていた[6]。2008年(平成20年)時点でも同様で、当駅跡附近の道路は市道であった[8]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 書籍『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年1月発行、165ページより)、及び書籍『新 消えた轍 6 中部』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング、2011年5月発行、44ページより)では、日本繊維前駅の開業日が1952年(昭和27年)12月28日であり、その場合当駅は南富山駅 - 蜷川駅(後の赤田駅)間に新設開業となる。
出典
[編集]- ^ a b 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 6 北信越』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年10月発行)38ページより。
- ^ a b c 書籍『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年1月発行)165ページより。
- ^ a b c d 書籍『新 消えた轍 7 北陸』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング、2010年12月発行)43-45,47ページより。
- ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く3 北陸・信州・東海編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)211ページより。
- ^ a b c d e f g 書籍『RM LIBRARY 107 富山地鉄笹津・射水線』(著:服部重敬、ネコ・パブリッシング、2008年7月発行)28-29ページより。
- ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くV』(JTBパブリッシング、1998年6月発行)81ページより。
- ^ 書籍『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年5月発行)80-83ページより。
- ^ a b 書籍『富山廃線紀行』(著:草卓人、桂書房、2008年7月発行)80ページより。