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衣笠病院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
衣笠病院
情報
正式名称 社会福祉法人 日本医療伝道会 総合病院 衣笠病院
英語名称 Kinugasa Hospital
許可病床数 251床
一般病床:251床
開設者 社会福祉法人日本医療伝道会
管理者 岡村 隆一郎(病院長)
開設年月日 1947年昭和22年)8月1日
所在地
238-8588
位置 北緯35度15分19秒 東経139度39分43秒 / 北緯35.25528度 東経139.66194度 / 35.25528; 139.66194
二次医療圏 横須賀・三浦
特記事項 救急指定病院
PJ 医療機関
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衣笠病院(きぬがさびょういん)は、神奈川県横須賀市小矢部にある医療機関[1]。急性期、地域包括ケア、回復期リハビリテーションホスピス緩和ケア)などの病棟[2]を持つケアミックスの病院である。運営は社会福祉法人日本医療伝道会[3]

沿革

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  • 1947年(昭和22年)8月1日 - 終戦後の混乱と窮乏の中、横須賀に着任した米海軍横須賀基地司令官のベントン・W・デッカー大佐[4]の熱心な激励により、キリスト教の精神に基づく医療奉仕をすることを使命として「日本基督教団衣笠病院」(80床)として開設。
  • 1949年(昭和24年)4月 - ミニスターベッド(牧師専用ベッド)創設。 
  • 1952年(昭和27年)5月 - 「社会福祉法人日本医療伝道会衣笠病院」、低所得者への福祉病院へ組織変更。
  • 1960年(昭和35年)1月6日 - 火災により本館病棟や看護婦宿舎など木造2階建て2棟が焼失。新生児、妊産婦、看護婦ら16人が死亡、重軽傷24人[5]
  • 1960年(昭和35年)2月 - 診療再開。
  • 1961年(昭和36年)9月 - 別館病棟竣工。
  • 1963年(昭和38年)1月 - 復興後援会発足。
  • 1963年(昭和38年)6月 - 第1期及び第2期復興工事竣工、130床。
  • 1986年(昭和61年)11月 - 衣笠病院福祉医療後援会(名称変更)。
  • 1998年(平成10年)6月 - ホスピス病棟20床稼働開始。
  • 2002年(平成14年)6月 - 日本医療機能評価機構による認定。
  • 2003年(平成15年)10月 - 電子カルテシステム稼働。
  • 2014年(平成26年)8月 - 地域包括ケア病棟38床稼働開始。
  • 2015年(平成27年)10月 - 回復期リハビリテーション病棟33床稼働開始。
  • 2017年(平成29年)5月 - ISO 9001:2015の認証を取得(衣笠ホスピスの緩和ケア機能)。

診療科目

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運営の特徴

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  • 衣笠病院の朝は、日曜祝日を除く毎朝8時30分から院内のチャペルで行われる朝礼からスタートする。この朝礼には、医師、看護師をはじめ様々な職種が参加し、一般の人も自由に参加できる。毎月第1金曜17時からは、院内のチャペルで夕べの礼拝が開催されている。キリスト教が運営する病院という点から、院内にチャプレン室があり、チャプレンと呼ばれる牧師が患者・家族の相談にあたっている。無料低額診療事業[6]実施医療機関。

交通アクセス

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関連施設

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脚注

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  1. ^ 『神奈川県医療機関名簿』神奈川県公式ホームページ
  2. ^ 『病床機能報告制度』神奈川県公式ホームページ
  3. ^ 『衣笠No435』社会福祉法人日本医療伝道会
  4. ^ 詳細は『黒船の再来ー米海軍横須賀基地第4代司令官デッカー夫妻回想記』を参照。
  5. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、141頁。ISBN 9784816922749 
  6. ^ 『無料・低額診療事業』 神奈川県医療福祉施設共同組合公式ホームページ

参考文献

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  • 『黒船の再来ー米海軍横須賀基地第4代司令官デッカー夫妻回想記』横須賀学の会翻訳、2011年5月。
  • 神奈川新聞、2010年4月、2011年5月、2012年11月。
  • 『衣笠』、社会福祉法人日本医療伝道会発行。

外部リンク

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