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行政管理庁長官

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
行政調査部総裁から転送)
日本の旗 日本
行政管理庁長官
ぎょうせいかんりちょうちょうかん
内閣の紋
担当機関行政管理庁
任命内閣総理大臣
創設1946年昭和21年)10月28日
初代斎藤隆夫
最後1984年(昭和59年)7月1日

行政管理庁長官(ぎょうせいかんりちょうちょうかん)は、1984年7月1日まで日本の中央省庁として存在した行政管理庁である。国務大臣をもって充てられた。

概要

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日本の行政機関の管理などを担当する国務大臣

幅広く行政機関に関わるポストであるが、利権に絡むことは少なかった。比較的大物議員が処遇されるポスト(自民党の挙党一致体制を作るため反主流派閥の領袖クラスが就任することも多い)であった。

行政管理庁長官等

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氏名 内閣 在任期間 兼務等
行政調査部総裁(1947年5月21日以降国務大臣)
1 斎藤隆夫 第1次吉田内閣 1946年10月28日 - 1947年5月24日 当初から国務大臣
- (欠員) 片山内閣 1947年5月24日 - 1947年6月1日
2 斎藤隆夫 1947年6月1日 - 1948年3月10日
3 船田享二 芦田内閣 1948年3月10日 - 1948年6月30日 賠償庁長官
国務大臣行政管理庁長官
1 船田享二 芦田内閣 1948年7月1日 - 1948年10月15日 賠償庁長官
- 吉田茂 第2次吉田内閣 1948年10月15日 - 1948年10月19日 内閣総理大臣による事務取扱
2 殖田俊吉 1948年10月19日 - 1948年11月10日
3 工藤鐵男 1948年11月10日 - 1949年2月16日
4 本多市郎 第3次吉田内閣 1949年2月16日 - 1950年6月28日 地方自治庁長官
5 岡野清豪 1950年6月28日 - 1950年7月12日
6 広川弘禅 1950年7月12日 - 1951年7月4日
7 橋本龍伍 1951年7月4日 - 1952年1月18日
8 木村篤太郎 1952年1月18日 - 1952年4月5日
9 野田卯一 1952年4月5日 - 1952年10月30日
10 本多市郎 第4次吉田内閣 1952年10月30日 - 1953年5月21日
11 塚田十一郎 第5次吉田内閣 1953年5月21日 - 1954年12月10日
12 西田隆男 第1次鳩山内閣 1954年12月10日 - 1955年3月19日
13 川島正次郎 第2次鳩山内閣 1955年3月19日 - 1955年11月22日
14 河野一郎 第3次鳩山内閣 1955年11月22日 - 1956年12月23日 農林大臣
- 石橋湛山 石橋内閣 1956年12月23日 内閣総理大臣による事務取扱
15 大久保留次郎 1956年12月23日 - 1957年2月25日
16 第1次岸内閣 1957年2月25日 - 1957年7月10日
17 石井光次郎 1957年7月10日 - 1958年6月12日 副総理北海道開発庁長官
18 山口喜久一郎 第2次岸内閣 1958年6月12日 - 1959年6月18日 北海道開発庁長官
19 益谷秀次 1959年6月18日 - 1960年7月19日 副総理
20 高橋進太郎 第1次池田内閣 1960年7月19日 - 1960年12月8日
21 小沢佐重喜 第2次池田内閣 1960年12月8日 - 1961年7月18日 北海道開発庁長官
22 川島正次郎 1961年7月18日 - 1963年7月18日 北海道開発庁長官
23 山村新治郎 1963年7月18日 - 1963年12月9日
24 第3次池田内閣 1963年12月9日 - 1964年7月18日
25 増原惠吉 1964年7月18日 - 1964年11月9日 北海道開発庁長官
26 第1次佐藤内閣 1964年11月9日 - 1965年6月3日 北海道開発庁長官
27 福田篤泰 1965年6月3日 - 1966年8月1日 北海道開発庁長官
28 田中茂穂 1966年8月1日 - 1966年12月3日
29 松平勇雄 1966年12月3日 - 1967年2月17日
30 第2次佐藤内閣 1967年2月17日 - 1967年11月25日
31 木村武雄 1967年11月25日 - 1968年11月30日 北海道開発庁長官
32 荒木萬壽夫 1968年11月30日 - 1970年1月14日
33 第3次佐藤内閣 1970年1月14日 - 1971年7月5日
34 中村寅太 1971年7月5日 - 1972年7月7日
35 濱野清吾 第1次田中角榮内閣 1972年7月7日 - 1972年12月22日
36 福田赳夫 第2次田中角榮内閣 1972年12月22日 - 1973年11月25日
37 保利茂 1973年11月25日 - 1974年7月16日
38 細田吉蔵 1974年7月16日 - 1974年12月9日
39 松沢雄蔵 三木内閣 1974年12月9日 - 1976年9月15日
40 荒舩清十郎 1976年9月15日 - 1976年12月24日
41 西村英一 福田赳夫内閣 1976年12月24日 - 1977年11月28日
42 荒舩清十郎 1977年11月28日 - 1978年12月7日
43 金井元彦 第1次大平内閣 1978年12月7日 - 1979年11月9日
44 宇野宗佑 第2次大平内閣 1979年11月9日 - 1980年7月17日
45 中曽根康弘 鈴木善幸内閣 1980年7月17日 - 1982年11月27日
46 斎藤邦吉 第1次中曽根内閣 1982年11月27日 - 1983年12月27日
47 後藤田正晴 第2次中曽根内閣 1983年12月27日 - 1984年7月1日
  • 辞令のある再任は代として数え、辞令のない留任は数えない。
  • 事務取扱・事務代理は空位の場合のみ記載し、海外出張等の一時不在代理は記載しない。
  • 太字は後に内閣総理大臣となった人物。
  • 前身である行政調査部総裁は、設置時(1946年10月28日)の行政調査部臨時設置制(昭和21年勅令第490号)第3条第1項では「総裁は、これを勅命する。」と規定され、翌年5月21日の同項改正で「総裁は、国務大臣を以て、これに充てる」と変わったため、当該改正前後の総裁は同じ職名ながら法的な位置づけが異なるが、実際には最初から国務大臣たる人物が任命されており、当該改正施行日(5月21日)に改たな辞令が発せられた記録もないため、この表では区別せず一期間として取りまとめて表示する。

関連項目

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