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蜷川順子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
にながわ じゅんこ

蜷川 順子
生誕 1954年????
出身校 京都大学
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蜷川 順子 (にながわ じゅんこ)は、日本の美術史学者。関西大学文学部教授[1]。専門は西洋美術史

略歴

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人物

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特にルネサンス期の北方絵画、初期ネーデルラント絵画史の研究者として知られている。ヒエロニムス・ボスロヒール・ファン・デル・ウェイデンファン・エイクハンス・メムリンクらの絵画の研究について、独創的な業績がある。オランダ給費留学生の期間を含め、3年半にわたってオランダ国立フローニンゲン大学考古学美術史研究所へ留学し、研鑽を積んだ。神学宗教史教会史美学哲学など、美術史学の周辺領域についての該博な知識を援用したオーソドックスな研究方法、豊かな着想を本領としており、中世のみならず近代美術にいたるまで、その関心の幅も広い。学会では鋭い論客として知られているが、人柄はおっとりとした姉御肌で、若手研究者や学生の厚い信望を集めている。

著作

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単著

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  • 『図解雑学 美術でたどる世界の歴史』ナツメ社 2004年
  • 『聖心のイコノロジー』関西大学出版部 2017年

編著

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  • 『初期ネーデルランド美術にみる個と宇宙Ⅰ<人のイメージ>共存のシュミラークル』ありな書房 2011年
  • 『油彩への衝動』中央公論美術出版 2015年

共著

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  • 『アジアが結ぶ東西世界 -アジアにおける経済・法・文化の展開と交流-』(橋寺知子、新谷英治、森部豊共編)関西大学出版部 2011年
  • 『顔をみること -表された顔をめぐる美術史・文化史的断章-』(鼓みどり、中谷伸生、バーバラ・バート、溝井裕一共著)関西大学出版部 2012年
  • 『EUと日本学「あかねさす」国際交流』(藪田貫、浜本隆志編著 芝井敬司、山本登朗、関屋俊彦、マーク・メリ、森貴史共著)関西大学出版部 2012年

翻訳

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共訳

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  • ミルドレット・コンスタンチン著『ティナ・モドッティ -そのあえかなる生涯-』現代企画室 1985年2月
  • シェルトン・デーヴィス著『奇跡の犠牲者たち』現代企画室 1985年8月
  • アーウィン・パノフスキ著『初期ネーデルラント絵画 その起源と性格』(勝國興共訳)中央公論美術出版 2001年
  • エドガー・ヴィント『シンボルの修辞学』(秋庭史典、加藤哲弘、金沢百枝,、松根伸治共訳)晶文社 2007年

脚注

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参考文献

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