戸越公園駅
戸越公園駅 | |
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二子玉川方面ホーム側駅舎(2021年4月25日) | |
とごしこうえん Togoshi-kōen | |
◄OM02 下神明 (0.7 km) (0.6 km) 中延 OM04► | |
所在地 | 東京都品川区戸越五丁目10-15 |
駅番号 | OM03 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■大井町線 |
キロ程 | 1.5 km(大井町起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東急 1]12,977人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)7月6日[1] |
戸越公園駅(とごしこうえんえき)は、東京都品川区戸越五丁目にある、東急電鉄大井町線の駅である。駅番号はOM03。
歴史
[編集]- 1927年(昭和2年)7月6日:目黒蒲田電鉄大井町線大井町駅 - 大岡山駅間開通時に蛇窪駅(へびくぼえき)として開設[1]。
- 1936年(昭和11年)1月1日:戸越公園駅(とごしこうえんえき)へ改称[1]。
- 1974年(昭和49年)4月1日:18 m車4両編成から8000系による大形20 m車4両編成運行開始[2][3]。これに伴い、当駅におけるドアカット開始[2][3]。
- 2013年(平成25年)2月24日:ホーム延伸、当駅で約39年間続いたドアカットが解消される[4]。
- 2024年(令和6年)度:連続立体交差事業認可取得(予定)[5]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅。駅舎は各ホームごとにある。
ホームと改札間には階段・スロープがある。2面あるホーム間には連絡通路がなく、改札内での往来は出来ない。トイレは下り線側にある。
かつては前後が踏切に挟まれており、ホーム有効長はかつて運行されていた18 m車で4両編成、後に投入される大形20 m車で3両編成分しか確保出来ないことから、大井町寄り2両はドアが開かずドアカット扱いを実施していた。2013年(平成25年)2月に大井町寄りにある踏切を移設する形でホーム有効長を2両分延伸する工事が完了し、同月24日よりドアカットが解消された[6][4]。
サービス係「専門社員」導入駅のため、大井町駅より遠隔監視している。
ドアカットの歴史
[編集]1974年(昭和49年)4月より、田園都市線[注釈 1](当時)でそれまでの18 m車4両編成から8000系[注釈 2]による大形20 m車4両編成運行が開始されたが、踏切に挟まれた当駅はホーム有効長が確保出来ないため、大井町寄り1両をドアカットとした[7]。
1976年(昭和51年)4月からは5両編成運行が開始され[2]、1981年(昭和56年)4月1日からは初代6000系、7200系による18 m車6両編成運行が開始され、これらの車両では大井町寄り2両がドアカットとなった[8](初代5000系5両編成は大井町寄り1両がドアカット[3])。なお、18 m車6両編成は1989年(平成元年)1月26日ダイヤ改正で運行終了している。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 大井町線 | 下り | 自由が丘・二子玉川・溝の口方面[9] |
2 | 上り | 大井町方面[10] |
-
ホームは緩やかなカーブを描いている。
-
大井町方周辺道路付替えとホーム延伸に伴い、当駅でのドアカットは解消された。
利用状況
[編集]2023年度の1日平均乗降人員は12,977人[東急 1]である。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[12] |
1日平均 乗車人員[13] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)9,225 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)9,322 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)9,030 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)8,923 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)8,534 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)8,332 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)7,863 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)7,748 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 7,430 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 7,128 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 6,984 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 6,839 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | 13,106 | 6,641 | [* 13] |
2003年(平成15年) | 13,229 | 6,683 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 13,297 | 6,641 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 13,160 | 6,598 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 13,208 | 6,619 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 13,365 | 6,658 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 13,097 | 6,529 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 12,867 | 6,408 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 12,810 | 6,367 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 12,815 | 6,369 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 13,139 | 6,529 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 14,752 | 7,329 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 14,102 | 7,002 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 14,227 | 7,056 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 14,369 | 7,126 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 14,268 | 7,068 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 13,718 | 6,792 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [東急 2]13,681 | 6,768 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[東急 3]10,426 | ||
2021年(令和 | 3年)[東急 4]11,468 | ||
2022年(令和 | 4年)[東急 5]12,141 | ||
2023年(令和 | 5年)[東急 1]12,977 |
駅周辺
[編集]- 戸越公園 : 駅名の由来となる江戸時代の肥後国熊本藩細川家の下屋敷の名残りである静かな庭園である。駅から徒歩5分(品川区豊町二丁目1-30)。
- 蛇窪神社:開業時の駅名の由来となった神社。駅から徒歩12分(品川区二葉四丁目4-12)で、神社から当駅までのルートは白蛇さまの戻り道開運コースと称されている。なお、距離的には隣の中延駅の方が近い。
官公庁・公共施設
[編集]- 戸越公園
- 文庫の森
- 品川区立ゆたか図書館
- 品川区立戸越体育館
- ゆたか児童センター
- 南ゆたか児童センター
- 品川区ゆたかシルバーセンター
- 東京消防庁荏原消防署戸越出張所
- 荏原医師会附属診療所
- 品川区戸越台中学校温水プール
教育機関
[編集]高等学校
[編集]小中学校
[編集]- 品川区立戸越小学校
- 品川区立大原小学校
- 品川区立豊葉の杜学園
保育園・幼稚園
[編集]- 品川区立ゆたか保育園
- 品川区立南ゆたか保育園
- 日本音楽学校幼稚園
- グローバルキッズ戸越園
- とごし幼稚園
- 東戸越保育園
- けやき保育園
- めるへんキッズ戸越
郵便局 ・ 金融機関
[編集]交通
[編集]- 横須賀線・湘南新宿ライン 西大井駅:徒歩12分程度。
- 都営地下鉄浅草線 戸越駅:徒歩13分程度。
- 東急大井町線 下神明駅:徒歩11分程度。
- 東急池上線 戸越銀座駅:徒歩15分程度。
- 四間通り
- 戸越三丁目 東急バス:徒歩9分程度[14]。
神社仏閣
[編集]企業
[編集]- SMK 本社
温泉・銭湯施設
[編集]- 戸越銀座温泉
店舗
[編集]- 戸越公園商店街 :「戸越公園中央商店街」と「戸越公園駅前南口商店街」が連続的に位置している[15]。TBS系の金曜ドラマ『Stand Up!!』(2003年7月から9月に放送)の舞台にもなった。
- オオゼキ 戸越公園店
- オーケー戸越店
- ツルハドラッグ 戸越公園店
- ヘルスケアセイジョー 戸越公園店
- ビーケアセイジョー 戸越公園店
- SAKURAドラッグ 戸越公園店
ギャラリー
[編集]-
大井町方面入口(2021年4月25日)
-
ホーム(ホームドア設置後)(2021年4月25日)
-
ホーム(2007年3月4日)
-
かつて行われていたドアカットの状況(2007年3月4日)
-
1945年(昭和20年)の戸越公園駅
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 東急の駅、p.134。
- ^ a b c 萩原二郎・萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「私鉄車両めぐり〔111〕東京急行電鉄」『鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション40 東京急行電鉄1970』、電気車研究会、2018年10月10日、122頁、ISSN 0040-4047。
- ^ a b c 小林和明「東急’84-チャレンジ100キロ」『鉄道ピクトリアル』第35巻第1号(通巻第442号)、電気車研究会、1985年1月10日、198頁、ISSN 0040-4047。
- ^ a b “HOTほっとTOKYU No.396 2013年3月号 > 大井町線 戸越公園駅のホームが延伸します” (PDF). 東京急行電鉄 (2013年2月20日). 2020年5月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月3日閲覧。
- ^ 品川区都市環境部 都市開発課 (18 April 2022). 品川区総務委員会 (PDF). 品川区総合実施計画の策定について (PDF). 品川区企画部 企画調整課. p. 163. 2022年6月21日閲覧。
- ^ “戸越公園駅ホーム延伸工事”. 東京急行電鉄. 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月24日閲覧。
- ^ 萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「東京急行電鉄8000形系車両の近況」『鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション40 東京急行電鉄1970』、電気車研究会、2018年10月10日、68頁、ISSN 0040-4047。
- ^ 萩原俊夫(東京急行電鉄交通事業本部車両部車両課)「東急ニュース ’81-4」『鉄道ファン』第21巻第7号(通巻第243号)、交友社、1981年7月1日、121 - 124頁。
- ^ “大井町線標準時刻表 戸越公園駅 溝の口方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “大井町線標準時刻表 戸越公園駅 大井町方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ 品川区の統計 - 品川区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b c d e f g 東急バス時刻表(戸越三丁目). 東急バス株式会社. 2017年9月13日閲覧。
- ^ 戸越公園商店街(沿線を楽しもう) - 東急沿線情報サイト とくらく(東急電鉄、2013年11月15日閲覧)
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2019年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月10日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月10日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月10日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月10日閲覧。
参考文献
[編集]- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。