藪前知子
表示
藪前 知子(やぶまえ ともこ、1974年 - )は、日本のキュレーター、東京都現代美術館学芸員。
概要
[編集]東京都生まれ。キュレーター、批評家。美術評論家連盟所属[1]。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程満期退学。在学中、 雑誌『issues』(多摩美術大学大学院美術研究科芸術学、1997-2002年頃)に執筆活動開始[2]。 東京都現代美術館学芸員(2004 - 2022)時代には大竹伸朗や山口小夜子、石岡瑛子といったその質や量でジャンルを横断するアーティストたちの仕事を俯瞰させる個展を企画し、東京都美術館(2022 - 2023)では「マティス展」を手がけ、現在は東京都現代美術館に異動[3][4][5]。また札幌国際芸術祭2017のバンドメンバー(キュレーション担当)や、一般社団法人HAPSが手がける障害者と健常者とを棲み分けるようなアートシーンに対して「キュレーションを公平に拡張する」企画のゲストキュレーターを保坂健二朗に続いて担当するなど所属美術館以外の活動も行う[6]。
企画
[編集]- 「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」(2024、東京都現代美術館)
- 「マティス展」(2023、東京都美術館)
- 「展覧会 岡本太郎」(2022、東京都美術館)
- 「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する] 」(2021 - 2022、東京都現代美術館)
- 「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」(2020 - 2021、東京都現代美術館)
- 「東京計画2019」(2019、gallery αM)
- 「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」(関直子との共同キュレーション、2019、東京都現代美術館)
- 「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」(2019、東京都現代美術館)
- 「MOTサテライト2017 往来往来」(2017、東京都現代美術館)
- 「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」(2015、東京都現代美術館)
- 「山口小夜子 未来を着る人」(2015、東京都現代美術館)
- 「クロニクル1995-」(2014、東京都現代美術館)
- 「Omnilogue: Your Voice is Mine」(2013、東京都現代美術館)
- 「特集展示 岡崎乾二郎」(2009、東京都現代美術館)
- 「大竹伸朗 全景 1955-2006」(2006、東京都現代美術館)
脚注
[編集]- ^ “会員情報 ‐ 薮前知子 | 美術評論家連盟 AICA JAPAN”. www.aicajapan.com. 2022年2月6日閲覧。
- ^ “『issues』、そして作家との共闘 2000年代 集団的活動の模索 土屋誠一”. www.aicajapan.com. 2022年2月9日閲覧。
- ^ “【インタビュー】血が、汗が、涙が、デザインできるか——"コラボレーション"の生みの親 石岡瑛子が貫いた「集団での強い女性像」”. FASHIONSNAP (2024年2月22日). 2024年2月22日閲覧。
- ^ “会員情報 ‐ 薮前知子 | 美術評論家連盟 AICA JAPAN”. www.aicajapan.com. 2022年2月6日閲覧。
- ^ “マティス展開催中 学芸員に編集委員が魅力を聞く 来場は30万人超”. 朝日新聞デジタル (2023年7月25日). 2024年2月22日閲覧。
- ^ “阿部美幸 + 田湯加那子 「君のための絵」”. Tokyo Art Beat (2024年2月22日). 2024年2月22日閲覧。