藤田雅也
藤田 雅也 | |
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藤田 雅也 (ふじた まさや) | |
国籍 | 日本 |
出身校 |
愛知教育大学教育学部卒業 愛知教育大学大学院 教育学研究科修了 |
著名な実績 | 彫刻 |
代表作 |
『大地から - '08』 (2008年) 『Symphony - '09』 (2009年) 『大地の種 - '11』 (2011年) |
受賞 |
瀬戸市美術展大賞 (2006年) 行動展新人賞 (2008年) 中部行動展優秀賞 (2009年) 行動展建畠覚造賞 (2009年) 中部行動展東海テレビ賞 (2010年) 行動展会友賞 (2010年) 行動展行動美術賞 (2011年) 中部行動展佳作賞 (2012年) 瀬戸市美術展市長賞 (2017年) |
民族 | 大和民族 |
活動期間 | 2002年 - |
藤田 雅也(ふじた まさや)は、日本の彫刻家、教育学者(美術教育)、教育者。学位は修士(教育学)(愛知教育大学・2002年)。静岡県立大学短期大学部こども学科准教授、行動美術協会会友、一般社団法人日本美術家連盟会員。
愛知県高浜市立高浜中学校教諭、愛知県愛知郡東郷町立東郷中学校教諭、名古屋経済大学短期大学部保育科准教授などを歴任した。
来歴
[編集]生い立ち
[編集]国が設置・運営している愛知教育大学に進学し[1][註釈 1]、教育学部の小学校教員養成課程にて学んだ[1]。2000年(平成12年)3月、愛知教育大学を卒業した[1]。そのまま愛知教育大学の大学院に進学し[1]、教育学研究科の芸術教育専攻にて学んだ[1]。2002年(平成14年)3月、愛知教育大学の大学院を修了した[1]。それに伴い、修士(教育学)の学位を取得した[2]。
彫刻家として
[編集]大学院修了後、2008年(平成20年)9月に行動美術協会の「行動展」で新人賞を受賞している[3]。2009年(平成21年)9月には行動展で建畠覚造賞を受賞している[3][4]。以降も彫刻家として活動を続けていた。また、後進の育成にも努めていた。愛知県教育委員会に採用され、2002年(平成14年)4月に高浜市が設置・運営する高浜市立高浜中学校の教諭として赴任した[5]。2005年(平成17年)4月、東郷町が設置・運営する東郷町立東郷中学校に転任し教諭を務めた[5]。その後、市邨学園が設置・運営する名古屋経済大学に採用され[5]、2008年(平成20年)4月より短期大学部にて保育科の講師を専任で務めた[5]。2011年(平成23年)4月には、名古屋経済大学の短期大学部にて保育科の准教授に昇任した[5]。2016年(平成28年)4月、県と同名の公立大学法人が設置・運営する静岡県立大学に転じることになり[5]、短期大学部のこども学科にて准教授に就任した[5]。
作風
[編集]専門は彫刻であり、特に石を素材とする彫刻に取り組んでいた[6]。公募展である行動展などで活動しており、2008年(平成20年)9月に新人賞を受賞し[3]、2009年(平成21年)9月に建畠覚造賞を受賞している[3]。以降、行動展においては2010年(平成22年)9月に会友賞を[3][7]、2011年(平成23年)9月には行動美術賞を[3][8]、それぞれ受賞している[3]。また、瀬戸市美術展においては、2006年(平成18年)9月には大賞を[3]、2017年(平成29年)10月には市長賞を[3]、それぞれ受賞している[3]。
教育・研究
[編集]研究者としての専門は教育学であり、美術教育に関する分野について研究していた[9]。具体的には、学校での美術鑑賞の授業において[6]、そのモデルの拡充や普及について研究していた[6]。また、保育者養成課程において[6]、造形阜サの授業の展開について研究していた[6]。そのほか、石を素材とする彫刻の制作に取り組んでいた[6]。
学術団体としては、日本美術教育学会[10]、美術科教育学会[10]、大学美術教育学会[10]、日本保育学会[10]、日本美術家連盟[10]、アジア文化造形学会[10]、国際美術教育学会[10]、などに所属した[10]。
略歴
[編集]- 2000年 - 愛知教育大学教育学部卒業[1]。
- 2002年 - 愛知教育大学大学院教育学研究科修了[1]。
- 2002年 - 高浜市立高浜中学校教諭[5]。
- 2005年 - 東郷町立東郷中学校教諭[5]。
- 2008年 - 名古屋経済大学短期大学部保育科講師[5]。
- 2011年 - 名古屋経済大学短期大学部保育科准教授[5]。
- 2016年 - 静岡県立大学短期大学部こども学科准教授[5]。
賞歴
[編集]- 2006年 - 瀬戸市美術展大賞[3]。
- 2008年 - 行動展新人賞[3]。
- 2009年 - 中部行動展優秀賞[3]。
- 2009年 - 行動展建畠覚造賞[3]。
- 2010年 - 中部行動展東海テレビ賞[3]。
- 2010年 - 行動展会友賞[3]。
- 2011年 - 行動展行動美術賞[3]。
- 2012年 - 中部行動展佳作賞[3]。
- 2017年 - 瀬戸市美術展市長賞[3]。
著作
[編集]共著
[編集]- 淺野卓司編著、江村和彦ほか著『ドキドキワクワクでみんなくぎづけ! 3・4・5歳児の造形活動おまかせガイド――実習にも便利な季節別・難易度別アイデア100』明治図書、2011年。ISBN 978-4-18-081425-1
- 磯部錦司編著『造形表現・図画工作』建帛社、2014年。ISBN 978-4-7679-2107-5
- 磯部錦司編著『造形表現・図画工作』2版、建帛社、2018年。ISBN 978-4-7679-5076-1
編纂
[編集]寄稿、分担執筆、等
[編集]- 樋口一成企画・編集、水上喜行・樋口一成監修『素材>学年>時間>動詞で検索する造形教材』愛知教育大学出版会、2008年。ISBN 978-4-903389-25-7
- 東山明監修『図工科ニューヒット教材集』1巻、明治図書、2010年。ISBN 978-4-18-782118-4
- 東山明監修『図工科ニューヒット教材集』2巻、明治図書、2010年。ISBN 978-4-18-782212-9
- 東山明監修『図工科ニューヒット教材集』3巻、明治図書、2010年。ISBN 978-4-18-782316-4
- 東山明監修『図工科ニューヒット教材集』4巻、明治図書、2010年。ISBN 978-4-18-782410-9
- 東山明監修『図工科ニューヒット教材集』5巻、明治図書、2010年。ISBN 978-4-18-782514-4
- 福田隆眞・福本謹一・茂木一司編『美術科教育の基礎知識』4訂版、建帛社、2010年。ISBN 978-4-7679-2101-3
- 東山明監修、山野てるひ・竹井史・淺野卓司編『幼児の造形ニューヒット教材集』1巻、明治図書、2012年。ISBN 978-4-18-031712-7
- 東山明監修、淺野卓司・竹井史・山野てるひ編『幼児の造形ニューヒット教材集』2巻、明治図書、2012年。ISBN 978-4-18-031816-2
- 辻泰秀編著『幼児造形の研究』萌文書林、2014年。ISBN 978-4-89347-196-3
- 小川英彦編著『基礎から学ぶ障害児保育』ミネルヴァ書房、2017年。ISBN 978-4-623-07991-9
- 竹井史編著『造形表現』一藝社、2018年。ISBN 978-4-86359-155-4
- 大橋功監修・編著、新関伸也ほか編著『美術教育概論』新訂版、日本文教出版、2018年。ISBN 978-4-536-60103-0
- 樋口一成編著『幼児造形の基礎――乳幼児の造形表現と造形教材』萌文書林、2018年。ISBN 978-4-89347-311-0
脚注
[編集]註釈
[編集]- ^ 愛知教育大学は国が設置していたが、のちに国立大学法人愛知教育大学に移管された。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h 「学歴」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
- ^ 「学位」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 「受賞歴」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
- ^ 「彫刻部」『第64回行動展 受賞者一覧』行動美術協会。
- ^ a b c d e f g h i j k l 「主な経歴」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
- ^ a b c d e f 「主要研究テーマ」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
- ^ 「第65回行動展受賞作品」『行動美術 kodo bijutsu 会員』行動美術協会。
- ^ 「第66回行動展受賞作品」『行動美術 kodo bijutsu 会員』行動美術協会。
- ^ 「専門分野」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
- ^ a b c d e f g h 「所属学会」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学』静岡県立大学。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 藤田 雅也 - researchmap
- 藤田 雅也 - J-GLOBAL
- 藤田 雅也 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 論文一覧(KAKEN)
- 日本の研究.com:755422
- 藤田 雅也 - Webcat Plus
- USフォーラム2017ハイライト 地域の美術館との連携による美術鑑賞学習 - YouTube(藤田のUSフォーラムでの発表)