高岡市美術館
高岡市美術館 TAKAOKA ART MUSEUM | |
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高岡市美術館 | |
施設情報 | |
前身 | 高岡市立美術館 |
専門分野 | 美術工芸、金属造形 |
事業主体 | 高岡市 |
管理運営 | 公益財団法人 高岡市民文化振興事業団 |
建物設計 | 内井昭蔵(内井昭蔵建築設計事務所) |
延床面積 | 5,630.99m2 |
開館 | 1994年(平成6年)9月15日 |
所在地 |
〒933-0056 富山県高岡市中川一丁目1番30号 |
位置 | 北緯36度45分4.55秒 東経137度1分35.52秒 / 北緯36.7512639度 東経137.0265333度座標: 北緯36度45分4.55秒 東経137度1分35.52秒 / 北緯36.7512639度 東経137.0265333度 |
アクセス |
JR・あいの風とやま鉄道高岡駅から徒歩20分 JR越中中川駅から徒歩2分 万葉線志貴野中学校前停留場から徒歩10分 |
外部リンク | 高岡市美術館 |
プロジェクト:GLAM |
高岡市美術館(たかおかしびじゅつかん、TAKAOKA ART MUSEUM)は、富山県高岡市中川にある公立美術館。この項目では、高岡市美術館の前身である高岡市立美術館(たかおかしりつびじゅつかん)についても解説する。
概要
[編集]1994年(平成6年)9月15日に開館[1]。美術工芸、金属造形を中心とする常設展示や定期的な企画展示が行われる。建物は地上2階、地下1階。1階には受付、企画展示室など、2階には高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー、テラスなど、地下1階にはショップ、駐車場などがある。1998年(平成10年)に建設省の「公共建築百選」に選ばれている。
歴史
[編集]1951年(昭和26年)4月に開催された高岡産業博覧会の美術館パビリオンとして、高岡古城公園内に木村得三郎の設計により建設され、同年8月26日に公立美術館として開館[2]。第二次世界大戦後北陸では初、高松市立美術館(現高松市美術館)に次いで設立された公立美術館であった。当時、東京都美術館、京都市美術館、神奈川県立近代美術館など、数える程しかなかった公立美術館のひとつだった。この建物は現在も高岡市立博物館本館として利用されている。
1972年(昭和47年)10月1日、高岡市立美術館に改称[2]。
1992年(平成4年)2月、美術館の狭隘化により、新しい美術館の建設が決定し、同年3月に市民総合文化広場(高岡文化の森)の拠点施設として着工した[1]。
1994年(平成6年)4月28日[3]、地下1階地上2階建て[1]の新しい美術館が完成し[3]、同年9月15日に開館。現在の高岡市美術館に至る。開館と同時に県内の美術館として初めて110インチの大型画面を備えたハイビジョンシアターが設置された[1]。
2013年(平成25年)12月1日から翌年1月5日まで高岡市出身の藤子・F・不二雄生誕80年の記念展を開催し、期間中、高岡銅器の「高岡市ドラえもんポスト」をアートギャラリーに設置し[4]、反響が大きかったため、改めて高岡市美術館エントランスホールに2014年1月6日から2月28日まで設置(2014年3月29日に高岡駅待合室(交通広場)内に移設)[5]。
2015年12月1日に「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」を美術館2階に開設した[6][7]。
展示室・施設
[編集]高岡市美術館の建物の設計は建築家の内井昭蔵が手掛けた。建築面積 3152.98m2、鉄筋コンクリート造、地上2階、地下1階、塔屋1階建て。延床面積 5,630.99m2、展示面積 1,488.21m2。
- 地下1階
- 市民ギャラリー、ホール(ビトークホール)、ミュージアムショップ、ティーラウンジ、パティオ、駐車場
- 1階
- エントランスホール、受付、コインロッカー、企画展示室 1・2・3、アートホール、光と水の塔、休憩コーナー
- 2階
シンボルマーク
[編集]高岡市美術館のシンボルマークのデザインは、グラフィックデザイナーの松永真が手掛けた。
脚注
[編集]- ^ a b c d 『北日本新聞』1994年9月16日付朝刊1面『高岡市美術館オープン 「高岡の現代絵画展」開幕』より。
- ^ a b 『高岡市市制100周年記念誌 たかおか-歴史との出会い-』(1991年12月、高岡市発行)363頁より。
- ^ a b 『北日本新聞』1994年4月29日付朝刊30面『高岡市美術館が完成 ハイビジョン設備を公開』より。
- ^ “高岡市美術館に高岡銅器製のドラえもんポストが登場!藤子・F・不二雄氏のギャラリーも開設。”. 高岡市観光ポータルサイト「たかおか道しるべ」 (2013年12月3日). 2019年7月27日閲覧。
- ^ 「高岡市ドラえもんポスト」の今後の設置場所について 高岡市 2014/01/07
- ^ a b 八田伸拓 (2015年12月2日). “高岡の子、響く歓声 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 富山全県版
参考文献
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 高岡市美術館 - 公式サイト
- 高岡市美術館 (@tam_info) - X(旧Twitter)
- 高岡市美術館 (takaokaartmuseum) - Facebook
- 高岡市 藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー