藤女子中学校・高等学校
表示
(藤女子中学校から転送)
藤女子中学校・高等学校 | |
---|---|
北緯43度4分47.7秒 東経141度20分59.3秒 / 北緯43.079917度 東経141.349806度座標: 北緯43度4分47.7秒 東経141度20分59.3秒 / 北緯43.079917度 東経141.349806度 | |
過去の名称 | 札幌藤高等女学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人藤学園 |
併合学校 | 新墾藤学園中学校・高等学校 |
校訓 | 謙遜・忠実・潔白 |
設立年月日 | 1925年 |
創立記念日 | 9月28日 |
創立者 | ヴェンセスラウス・キノルド司教 |
共学・別学 | 男女別学(女子校) |
中高一貫教育 | 完全一貫制 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科(24学級) |
学期 | 2学期制(高3を除く) |
学校コード |
C101310200012 中学校) D101310200109 (高等学校) | (
高校コード | 01507F |
所在地 | 〒001-0016 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
藤女子中学校・高等学校(ふじじょしちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、北海道札幌市北区にある私立中高一貫校。学校法人藤学園が運営するカトリック系のミッションスクールである。完全中高一貫校で、高等学校からの生徒募集は行っていないが[1]、2025年度より高校「3ヵ年コース」を設置し、高校からの入学生も募集予定[2]。
概要
[編集]ドイツリンゲン州に本部がある「殉教者聖ゲオルギオのフランシスコ修道会」を母体とし、当時のカトリック札幌教区長であったヴェンセスラウス・キノルド司教が招いた修道女により1925(大正14)年に「札幌藤高等女学校」が設立された[3]。学制改革により、1948(昭和23)年に現在の名称および学制となる。
キリスト教系大学や女子大学への指定校推薦が多いのが特徴で、特に姉妹校である藤女子大学へは例年学年の40~50%が進学する[4]。
北海道内には6校女子高等学校があるが、北海道内で唯一高等学校からの募集は一切行わない女子校である[5]。
沿革
[編集]- 1924年 - 校舎上棟式。
- 1925年 - 札幌藤高等女学校として開設。初代校長はドイツ人修道女のヨハンナ・サロモン。同年5月にヨハンナが急逝し、同じくドイツ人修道女のクサヴェラ・レーメが校長に就任[6]。
- 1941年 - 第二次世界大戦の勃発により外国人校長への偏見が高まったため、日本人修道女のヘレナ牧野キクが校長に就任。
- 1948年 - 学制改革により「藤女子中学・高等学校」と改称。
- 1951年 - 学校法人藤学園となる。
- 1968年 - 設立40周年記念堂落成。
- 1977年 - 設立50周年記念体育館落成。
- 1984年 - 藤学園セミナーハウス(石狩市花川)落成。
- 1990年 - 藤の木(同窓会)会館落成。
- 2000年 - 寄宿舎落成。
- 2003年 - 新校舎及びキノルド資料館落成。
教育目標
[編集]- 思いやりと温かい心をもち、明るく素直に人と接する心を育てる。
- 自ら考えて自主的に行動し、自分の言動に責任をもつ力を育てる。
- 自分のもつ特性や能力を知り、それを十分に伸ばすことのできる力を育てる。
- 国際的な視野を育て、世界の中の一員としての意識を育てる。
制服
[編集]濃紺のセーラー服(夏は白)で、校訓の「謙遜・忠実・潔白」を表す三本線と、藤の花が図案化されたシンボルマークの刺繍が施されている。その他、学校指定の上靴、夏服着用時の黒ソックス(校章入り)、オーバーコート、カーディガン等[7]。
以前の夏服は白のブラウスに紺のベスト、薄地のスカート・白ソックスであった。ベストの着用は任意としていたがブラジャーやキャミソール等の下着が透ける等の理由で着用を強制となった。
現在の夏服は2012年度より変更された白セーラー服となっている。
部活動
[編集]- 運動系
- 新体操
- テニス
- バスケットボール
- バドミントン
- バレーボール
- 文化系
- 合唱
- オーケストラ
- 美術
- 科学
- 茶道
- 華道
- 同好会
- 軽音同好会
- 子どもの本研究会
- 宗教倫理研究会
- パイロット同好会
- 競技かるた
- 文学演劇表現研究会
- English Book Club
- English Culture Club
- 書道
- ミステリー小説
著名な出身者
[編集]アナウンサー
[編集]- 井出千草 - 元秋田テレビ
- 奥野麻衣子 - フリー
- 小林悠 - 元TBS
- 高山幸代 - 札幌テレビ
- 中村優子 - 元北海道文化放送
- 森田絹子 - 北海道放送[8]
- 森田真奈美 - フリー、元北海道放送
- 山本悠美子 - 関西テレビ
その他
[編集]- 永田淑子 - 元藤女子大学学長、学校法人藤学園理事長
- 斉藤昌子 - 声楽家
- 宮澤むじか - ピアニスト
- 森久美子 - エッセイスト
- 徳永エリ - 参議院議員
- 詩ちづる - 宝塚歌劇団星組娘役
- azumi - 歌手、wyolica ボーカル
- 大黒摩季 - シンガーソングライター
- 薩めぐみ - シャンソン歌手
- 舞 - 歌手
- 外山安樹子 - ジャズピアニスト
- 南部静子 - 教育者
系列校
[編集]脚注
[編集]- ^ “よくあるご質問 | 藤女子中学校・高等学校”. www.fuji-gjshs.jp. 2018年12月10日閲覧。
- ^ “【お知らせ】 2025年度より 高校3カ年コースを設置いたします”. www.fuji-gjshs.jp. 2024年2月13日閲覧。
- ^ 藤の歴史・建学の精神 - 学校法人藤学園、2016年3月24日閲覧
- ^ 合格実績 - 学校法人藤学園、2016年11月10日閲覧
- ^ 6年間の学習の流れ - 学校法人藤学園、2016年3月24日閲覧
- ^ 蕪山啓子『愛に生き、藤に生きた教育者』創英社、2019年5月30日、24頁。ISBN 978-4-86659-070-7。
- ^ 制服・校歌・校章 - 学校法人藤学園、2016年11月10日閲覧
- ^ 進路>OGの活躍 卒業生に質問! 第11回 森田絹子さん - 藤女子中学校・高等学校公式サイト、2019年4月2日閲覧
関連項目
[編集]- 北海道中学校一覧
- 北海道高等学校一覧
- 旧制中等教育学校の一覧 (北海道)
- 日本の男女別学校一覧
- 氷室冴子『クララ白書』『アグネス白書』 - 作中の「徳心学園」は本校がモデルとされる