藤原正則
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藤原 正則(ふじわら まさのり、1954年[1] - )は、日本の法学者。北海道大学名誉教授。
人物
[編集]専門は民事法で、特に不当利得法、相続法に詳しい[2]。ドイツ語が堪能で、ドイツから研究者が来日の際には通訳を務めることがある。
略歴
[編集]- 1954年 - 神奈川県横浜市生まれ
- 1973年 - 神奈川県立希望ヶ丘高等学校卒業
- 1978年 - 北海道大学法学部卒業
- 1986年 - 同大学院法学研究科博士課程単位取得学(指導教授:山畠正男・藤岡康宏)
- 1986年 - 小樽商科大学短期大学部講師
- 1987年 - 同助教授
- 1989年 - 小樽商科大学商学部助教授
- 1997年 - 博士(法学)取得
- 1997年 - 北海道大学法学部教授
- 2018年 - 北海道大学大学院法学研究科特任教授[3]
- 2021年 - 北海道大学停年退官。同法科大学院兼任講師
著作
[編集]単著
[編集]共著
[編集]- (鹿毛継雄)編『現代社会と法』(ソルト出版、1988年)
- (石川恒夫・江口隆裕・吉田克己編)『高齢者介護と家族―民法と社会保障法の接点』(信山社、1997年)
- (千葉恵美子・七戸克彦)『民法2 物権』(有斐閣、2002年)
論文
[編集]- 「西ドイツ不当利得法の諸問題―デトレフ・ケーニッヒの鑑定意見と法律案の紹介を通じて」(『西ドイツ債務法改正鑑定意見の研究』、日本評論社、1988年)
- 「輸血・血液製剤とHIV感染」(法学書院、1993年)
- 「成年子の老親に対する扶養義務―最近のドイツ法の動向を参照して」(『民法学と比較法学の諸相―山畠正男先生・五十嵐清先生・藪重夫先生古稀記念』、信山社、1998年)
- 「金銭の不当利得における返還義務の範囲」(『現代判例民法学の課題―森泉章教授還暦記念論集』、法学書院、1998年)
- 「法ドグマーティクの伝説と発展―ドイツ法学民法論覚え書き」(『私法学の再構成』北大図書刊行会、1999年)
- 「ドイツにおける遺産承継―「信託的」譲渡を中心に」(『高齢社会とエスライト・プランニング』、日本評論社、2000年)
脚注
[編集]- ^ 『不当利得法』奥付(信山社、2002年)
- ^ http://researchers.general.hokudai.ac.jp/profile/ja.bwyk7h8KPGz31RBLgzwp0A==.html
- ^ 以上につき、『北大法学論集 68巻6号』北海道大学法学部、2018.3.30、124頁