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藤井祐眞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤井 祐眞
Yuma Fujii
群馬クレインサンダーズ  No.0
ポジション PG/SG
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1991-12-23) 1991年12月23日(32歳)
出身地 島根県の旗 島根県松江市
身長 178cm (5 ft 10 in)
体重 75kg (165 lb)
キャリア情報
高校 藤枝明誠高等学校
大学 拓殖大学
経歴
2014-2024川崎ブレイブサンダース
2024-群馬クレインサンダーズ
受賞歴
  • Bリーグ
    • ベスト6thマン賞(2017-18
    • レギュラーシーズン ベストファイブ(2019-20
    • ベスト6thマン賞(2019-20)
    • ベストディフェンダー賞(2019-20)
    • レギュラーシーズン ベストファイブ(2020-21
    • ベストディフェンダー賞(2020-21)
    • ベストタフショット賞(2020-21)
    • レギュラーシーズン MVP(2021-22
    • レギュラーシーズン ベストファイブ(2021-22)
    • ベストディフェンダー賞(2021-22)
選手情報 ウィキデータを編集 B.LEAGUE.jp

藤井 祐眞 (ふじい ゆうま、1991年平成3年〉12月23日 - )は、日本のプロバスケットボール選手。島根県松江市出身。ポジションはポイントガード/シューティングガードB.LEAGUE群馬クレインサンダーズに所属している。

来歴

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10歳でバスケを始め[1]松江市立湖東中学校に進学。

3年のときに全国中学生大会(高知全中)に出場。決勝トーナメント1回戦で、その後優勝する木屋瀬(福岡)に敗退するも、藤井は3Pシュート4本を含む30得点(両チームを通じて最高得点)を挙げる活躍を見せた[2][要ページ番号]

高校は藤枝明誠高等学校に進学。高校1年よりインターハイウインターカップに連続出場。2年時のウインターカップ2008では、2回戦の海部戦で北原憲彦明大中野)が持つ「個人最多得点記録」を更新する79得点を記録[3]。3年時のインターハイでは母校をメインコートに導いた。

高校卒業後、拓殖大学に進学し1年よりインカレ出場。大学4年の2013年ロシアカザンで開催された夏季ユニバーシアードで日本代表の主将に選ばれる[4]

2014年、当時のNBL・東芝ブレイブサンダース神奈川(現在のBリーグ川崎ブレイブサンダース)に加入。同年7月のゼビオチャレンジカップに出場するヤングジャパンにも選出され[5]、大学時代の恩師でもある池内泰明ヘッドコーチより主将を任される[6]

2015年NBLオールスターゲーム2014-2015に「NBL/NBDL U-24選抜」として出場[7]。同年7月、韓国光州で開催された夏季ユニバーシアードの日本代表に選出[8]

2016年ウィリアム・ジョーンズカップ日本代表に選出[9]

2018年、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2017-18」において、Bリーグ 2017-18シーズンの「ベスト6thマン賞」を受賞[10]

2020年、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20」において、Bリーグ 2019-20シーズンの「レギュラーシーズン ベストファイブ」「ベスト6thマン賞」「ベストディフェンダー賞」を受賞[11]

2021年、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2020-21」において、Bリーグ 2020-21シーズンの「レギュラーシーズン ベストファイブ」「ベストディフェンダー賞」「ベストタフショット賞」を受賞[12]

同年に開催された第96回天皇杯にて所属チームの川崎ブレイブサンダースが7年ぶり4回目の優勝。藤井も初めて大会ベスト5に選出される。

プレー面で一番大切にしているのは「常にアグレッシブにプレーすること、コートに出たら120%の力を発揮するように意識していますね。」[13][要ページ番号]昨シーズンまでキャプテンを務めた篠山竜青からバトンを受け継ぎ、2021-22シーズンの川崎ブレイブサンダース新キャプテンに。「竜青さんのようなキャプテンになることはできませんが、僕なりのキャプテンシーを発揮してチームを引っ張っていきたいと思います」[2]

2022年、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2021-22」において、Bリーグ 2021-22シーズンの「レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)」[14]「レギュラーシーズン ベストファイブ」「ベストディフェンダー賞」を受賞した[15]

2024年、ニック・ファジーカスのラストシーズンとして臨んだBリーグ 2023-24シーズンで、チームはチャンピオンシップ出場を逃した。同年6月12日、シーズン中にホームゲームでアシスタントMCを担当していたグラビアアイドルと不倫していたことを報道され、SNS上で謝罪コメントを発表した[16][17][注 1]

2024年9月7日、群馬クレインサンダーズへの移籍が発表され、それに際しての入団会見では「優勝しか見てない。経験を生かして勝利に貢献したい。」と語った[18]。同年9月23日、新シーズン開幕前に実現した川崎ブレイブサンダースとの古巣対戦に臨み、3ポイントシュート4本成功を含む19得点5アシストを記録して99-83の快勝による3次ラウンドへの進出に貢献した一方、古巣への恩返しとして「ブーイングをされるくらいの活躍をしたい」と語った[19]

日本代表歴

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個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBL

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
NBL 2014-15 東芝神奈川 52 31 20.8 .409 .415 .779 2.0 2.1 1.2 0.1 1.0 6.1
NBL 2015-16 54 6 17.9 .390 .357 .763 1.6 2.2 1.0 0.1 1.1 4.3

Bリーグ

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
B1 2016-17 川崎 60 0 21.5 .407 .398 .811 2.8 2.5 0.8 0.2 1.0 7.8
B1 2017-18 60 11 23.4 .400 .332 .821 2.4 3.5 1.0 0.1 1.3 8.6
B1 2018-19 60 26 26.1 .431 .356 .828 2.2 4.0 1.4 0.1 1.4 8.9
B1 2019-20 39 19 23.1 .449 .359 .860 2.5 5.0 1.2 0.1 1.6 12.1
B1 2020-21 59 33 21.3 .433 .354 .844 1.9 4.2 1.1 0.1 1.5 10.5

ポストシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
CS 2016-17 川崎 6 0 17.2 .375 .231 .400 1.5 1.8 0.5 0.0 0.8 4.8
CS 2017-18[注 2] 3 2 21.5 .273 .222 .583 3.0 2.0 1.3 0.0 2.0 7.0
CS 2018-19 2 2 29.0 .417 .500 .846 0.5 2.0 1.0 0.0 2.5 11.5
CS 2020-21 4 4 24.4 .424 .313 1 2.5 4.0 0.3 0 2.8 11.0

脚注

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注釈

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  1. ^ 当該者はその後、2024年7月31日付で所属事務所を退所している。
  2. ^ 10分間(前後半各5分)の特別ルール1試合を含む。

出典

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  1. ^ ウインターカップ史上最多79得点はこうした生まれた、藤井祐眞「監督に『80点取ってこい』と言われた」 - バスケットボールキング 2016年12月16日
  2. ^ a b 月刊バスケットボール. 
  3. ^ 藤枝明誠・藤井祐が79点/高校バスケ - 日刊スポーツ 2008年12月26日
  4. ^ ユニバーシアードバスケットボール日本代表主将 藤井祐眞 大会直前インタビュー - CSPark 2013年7月10日
  5. ^ 東日本大震災復興支援 バスケットボール男子日本代表国際親善試合2014 - 日本バスケットボール協会
  6. ^ 学生選抜から日本代表へ 池内ヘッドコーチが追求する 2020年につながる『JAPAN』 - バスケットボールスピリッツ 2014年7月31日
  7. ^ NBLがプライドを守ったオールスターDay1 - バスケットボールスピリッツ 2015年1月18日
  8. ^ 平成27年度日本代表 男子ユニバ日本代表 - 日本バスケットボール協会
  9. ^ 平成28年度男子日本代表チーム 第38回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 出場メンバー発表 - 日本バスケットボール協会 2016年7月11日
  10. ^ 『B.LEAGUE AWARD SHOW2017-18』受賞のお知らせ - 川崎ブレイブサンダース 2018年5月30日
  11. ^ 藤井祐眞選手「ベストファイブ」「ベスト6thマン賞」「ベストディフェンダー賞」受賞のお知らせ - 川崎ブレイブサンダース 2020年5月10日
  12. ^ 藤井祐眞選手「レギュラーシーズン ベストファイブ」「ベストディフェンダー賞」「ベストタフショット賞」受賞のお知らせ”. 川崎ブレイブサンダース. 2021年6月4日閲覧。
  13. ^ 月刊バスケットボール 2021年7月号. 
  14. ^ “バスケBリーグ、藤井がMVPベスト5に富樫、安藤ら”. デイリースポーツ online (デイリースポーツ). (2022年6月3日). https://www.daily.co.jp/general/2022/06/03/0015357571.shtml 2022年6月3日閲覧。 
  15. ^ 藤井祐眞選手「レギュラーシーズン MVP」「レギュラーシーズン ベストファイブ」「ベストディフェンダー賞」受賞のお知らせ”. 川崎ブレイブサンダース (2022年6月3日). 2022年6月3日閲覧。
  16. ^ “バスケ元日本代表の藤井祐眞がグラドルとの不倫報道を謝罪「バスケットボール界の信頼を損ねる結果。重く受け止めています」”. デイリースポーツ online (デイリースポーツ). (2024年6月12日). https://www.daily.co.jp/gossip/2024/06/12/0017761793.shtml 2024年8月21日閲覧。 
  17. ^ 藤本真子 (2024年8月1日). “「女性がいつも退社や休業」バスケ元日本代表と不倫報道の“神ボディ”グラドルが事務所退社…選手は活動継続に寄せられる疑問”. Smart FLASH (光文社). https://smart-flash.jp/entame/298815/1/1/ 2024年9月8日閲覧。 
  18. ^ “B1群馬・藤井祐真「優勝しか見てない」 新入団選手会見”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2024年9月7日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOKC072EO0X00C24A9000000/ 2024年9月8日閲覧。 
  19. ^ “いきなりの古巣対決が実現、群馬クレインサンダーズの藤井祐眞が強調する感謝と決意「とどろきではブーイングされるくらいの活躍を」”. バスケット・カウント (マイネット). (2024年9月25日). https://basket-count.com/article/detail/199078 2024年9月29日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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