蕃塀
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蕃塀(ばんぺい)は、神社の参道上にある塀である。社殿を直視できないようにするため、または不浄なものの侵入を防ぐために造られたとされる。
地域
[編集]伊勢神宮の皇大神宮(内宮)と豊受大神宮 (外宮)には蕃塀があり、単に蕃塀といっただけで伊勢神宮のものを指す場合がある[1]。
地域的には愛知県尾張地方に多く、尾張地方の蕃塀は不浄除け、透垣、籬などとも呼ばれる。
蕃塀がある神社
[編集]愛知県
[編集]- 真清田神社(愛知県一宮市) - 承応2年(1653年)補修の「紙本著色真清田神社古絵図」には蕃塀が描かれている。現在は存在しない。
- 尾張大国霊神社(愛知県稲沢市) - 正徳4年(1714年)以前建立。
- 熱田神宮(愛知県名古屋市) - 宝暦2年(1752年)以前建立。
- 津島神社(愛知県津島市) - 文政8年(1825年)頃建立。
- 三社(愛知県稲沢市)
- 味鋺神社(愛知県名古屋市)
- 羊神社(愛知県名古屋市)
- 白山神社(愛知県春日井市)
- 五社神社(愛知県春日井市)
- 日吉神社(愛知県江南市)
- 北野天神社(愛知県江南市)
- 神明神社(愛知県江南市)
- 龍神社(愛知県江南市)
- 山那神社(愛知県扶桑町)
- 武雄神社(愛知県武豊町)
- 高牟神社(愛知県名古屋市)
岐阜県
[編集]- 八幡神社(岐阜県各務原市)
- 津島神社(岐阜県各務原市)
- 上ノ島神明神社(岐阜県各務原市)
- 貴船神社(岐阜県可児市兼山町)
三重県
[編集]脚注
[編集]- ^ 『神道大辞典 第3巻』臨川書店、1937年