菊本直次郎
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菊本 直次郎(きくもと なおじろう、1870年10月6日(明治3年9月12日)[1] - 1957年(昭和32年)10月28日[2])は、日本の実業家。三井銀行取締役会長や寿重工業取締役会長、日本パルプ工業取締役を歴任。松尾芭蕉の研究家としての顔も持つ。
来歴
[編集]1870年(明治3年)、藤堂家旧臣菊本保有の次男として伊賀国阿拝郡上野萬町(現・三重県伊賀市)に生まれる。
1892年(明治25年)12月、慶應義塾大学部理財科(現在の経済学部)を第一期生として卒業。翌年、三井銀行に入行。
1934年(昭和9年)、三井銀行取締役会長に就任。当時、三井銀行では社長制から会長制へ変わったため、菊本は初代会長となった。
1939年(昭和14年)、日本パルプ工業株式会社取締役に就任。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 湯本城川『財界百名士』(事業と人物社、1932年)
- 中島従宜『昭和財界之人』(経世社出版部、1934年)
- 日本パルプ工業株式会社社史編纂委員会『社史』(日本パルプ工業、1954年)