コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

cero (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
荒内佑から転送)
cero
出身地 日本の旗 日本
活動期間 2004年 - 現在
レーベル カクバリズム
(2011年 - 現在)
公式サイト cero-web.jp
メンバー 高城晶平(ボーカルギターフルート
荒内佑(キーボードサンプラーコーラス
橋本翼(ギター・コーラス)
旧メンバー 柳智之(ドラムス
(2004年 - 2011年)

cero(セロ)は、東京を中心に活動している日本バンド

概要

[編集]

2004年結成。メンバーは髙城晶平、荒内佑、橋本翼の3人。これまで5枚のアルバムと3枚のシングル、DVDを2枚リリース。3人それぞれが作曲、アレンジ、プロデュースを手がけ、サポートメンバーを加えた編成でのライブ、楽曲制作においてコンダクトを執っている。

来歴

[編集]
  • 2004年に高城、荒内、柳で結成。2006年ごろからジオラマシーンとして活動する橋本が加入。様々な感情、情景を広く『エキゾチカ』と捉え、ポップミュージックへと昇華させる。
  • 2007年、鈴木慶一ムーンライダーズ)の耳にとまりプロデュースを受ける。その後、坂本龍一のレーベルcommmonsより発売された『細野晴臣 STRANGE SONG BOOK -Tribute to Haruomi Hosono 2-』収録の鈴木慶一「東京シャイネスボーイ」に参加。同レーベルコンピ『にほんのうた 第二集』に唱歌「青い眼の人形」のカバーを担当するなど、精力的に活動している。[1]
  • 2011年、初の流通音源『WORLD RECORD』をカクバリズムより発売。本秀康による印象的なジャケットのイラストも相まって好評を得る。発売から少しして、柳がイラストレーターとしての活動に専念するため脱退。サポートメンバーを迎えた編成でライブを開始。
  • 2012年10月、2ndアルバム『My Lost City』を発表。
  • 2013年1月14日からMy Lost City発売記念ツアーを行った。金沢、福岡、岡山、名古屋、大阪、仙台、札幌、東京の各地で公演[2]
  • 2015年5月27日、3rdアルバム『Obscure Ride』発売。オリコンアルバムチャート初登場8位にランクイン。シングル・アルバム通じて初のTOP10入りを果たした。
  • 2015年10月 - 2016年9月の1年間、FM802の番組「MUSIC FREAKS」のディスクジョッキー(DJ)を担当した[3]。同番組は毎週日曜日の22時 - 24時の生放送で、1年ごとに2組のミュージシャンが担当している。この年のもう一組は、田邊駿一(BLUE ENCOUNT)であった。
  • 2016年2月28日、「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」で「BEST ALTERNATIVE ARTIST(もっとも優れたオルタナティブアーティストに授与される賞)」を受賞[4]
  • 2018年5月16日、およそ3年ぶりのアルバム『POLY LIFE MULTI SOUL』発売。2018年5月15日付のオリコンアルバムデイリーチャートで、シングル・アルバム通じて自身初の1位を獲得。2018年5月28日付のオリコンアルバムウィークリーチャートでは初登場4位を記録し、自身初のオリコンウィークリーチャートTOP5入りを果たした。

メンバー

[編集]
名前 生年月日 担当 備考
高城晶平
(たかぎ しょうへい)
(1985-01-03) 1985年1月3日(39歳) ボーカルギターフルート
ベース(5人体制時)
  • 作詞・作曲も手掛ける。ソロ活動では弾き語り及びDJをしている。
  • 阿佐ヶ谷にあるカフェバー“Roji”を経営している。妻はバンド「片想い」のギターヴォーカル・オラリー。息子が二人いる。
  • 東京都立神代高等学校日本大学芸術学部演劇学科卒業[5][6]
  • 作詞を担当した曲に『Orphans』、作詞作曲を担当した曲に『ロープウェー』などがある。
荒内佑
(あらうち ゆう)
(1984-10-22) 1984年10月22日(40歳) キーボードコーラス
ベース(初期及び5人体制時)
  • バンド内の主な作詞・作曲・ミックスを手掛ける。
  • 東京都立三鷹高等学校出身。
  • 『Summer Soul』、『Yellow Magus』などの作詞作曲を手掛けた。
橋本翼
(はしもと つばさ)
(1984-11-09) 1984年11月9日(40歳) ギター、クラリネット、コーラス
  • 音源では主に作曲、ミックスを手掛ける。また、ジオラマシーンとしても活動をしている。
  • 東京都立神代高等学校出身。
  • 『Orphans』、『遡行』などの作曲を手掛けた。

特殊サポーター

[編集]
MC.sirafu
トランペットスティールパンコーラス
片想い、ザ・なつやすみバンドうつくしきひかりをはじめ多くのユニットに参加。また、さまざまなアーティストのサポートをしており、活動は多岐にわたる。
あだち麗三郎
サックスパーカッション、コーラス、ドラムス(5人体制時)。
片想い、あだち麗三郎クワルテッットをはじめ多くのユニットに参加。また、ソロ名義でも活動をしている。Magical Doughnut Records主催。
厚海義朗
ベース、コーラス。
GUIRO、OishiiOishiiのメンバー。現在はソロ名義でも活動を行っている。あだち麗三郎クワルテッット、藤井洋平などでも活動している。
光永渉
ドラムス、コーラス。
チムニィのメンバー。あだち麗三郎クワルテッット、藤井洋平、ランタンパレード、Alfred Beach Sandalなどでも活動。
古川麦
ホルン、トランペット、パーカッション。
表現(Hyogen)、Doppelzimmer、あだち麗三郎クワルテッットのメンバー。ソロ名義でも活動をしている。
小田朋美
キーボード、コーラス。
DCprGCRCK/LCKSのメンバー。ソロ名義でも活動をしている。
角銅真実
パーカッション、コーラス。
ソロ名義でも活動をしている。

元メンバー

[編集]
柳智之
ドラムス。
東京都立三鷹高等学校出身。イラストレーターとしての活動に専念するため、2011年5月12日をもって脱退を発表。その後もceroとの交流は深く、2ndアルバム『My Lost City』や1stシングル「Yellow Magus」ジャケットのアートワークを手掛け、ワンマンライブ特典のCDに収録されているラジオドラマに出演もしている。イラストレーターとしては村上龍の『歌うクジラ』(講談社)、柴崎友香の『わたしがいなかった街で』(新潮社)、文芸誌『文學界』(文藝春秋)などのカバーイラストを手掛けている。桑沢デザイン研究所卒業。

ディスコグラフィー

[編集]

シングル

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2010年11月20日 21世紀の日照りの都に雨が降る KAKU-044 10inchレコード。数量限定生産。カクバリズムから発売
2011年10月12日 武蔵野クルーズエキゾチカ / goodlife KAKU-047 7inchレコード。数量限定生産。カクバリズムから発売
1st 2013年12月18日 Yellow Magus DDCK-1035 カクバリズムから発売
2nd 2014年12月17日 Orphans / 夜去 DDCK-9004 カクバリズムから発売
3rd 2016年12月7日 街の報せ DDCK-1049 カクバリズムから発売
オリコン初登場37位

アナログシングル

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番
1st 2018年4月25日 WATERS KAKU-87
2nd 2019年6月5日 Poly Life Multi Soul KAKU-102

配信限定シングル

[編集]
発売日 タイトル
2015年12月16日 Summer Soul
2017年5月17日 街の報せ Rework 黒田卓也
2020年2月5日 Fdf
2021年8月6日 Nemesis
2022年3月30日 Cupola
2022年6月8日 Fuha

アルバム

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2011年1月26日 WORLD RECORD DDCK-1024 オリコン初登場170位。カクバリズムから発売
2nd 2012年10月24日 My Lost City DDCK-1030 オリコン初登場33位。カクバリズムから発売
3rd 2015年5月27日 Obscure Ride DDCK-9005[初回限定盤]

DDCK-1043[通常盤]

カクバリズムから発売
オリコン初登場8位
4th 2018年5月16日 POLY LIFE MULTI SOUL DDCK-9008[初回盤A]

DDCK-9009[初回盤B]

DDCK-1055[通常盤]

カクバリズムから発売

オリコン初登場(デイリー)1位
オリコン初登場(ウィークリー)4位

5th 2023年5月24日 e o DDCK-1077 カクバリズムから発売
2023年7月12日 e o (Instrumental) カクバリズムから発売
配信限定

ソロアルバム

[編集]
発売日 タイトル 規格品番 備考
2020年4月8日 Triptych AICL-3880/1
AICL-3882
オリコン初登場46位
高城晶平によるソロプロジェクト「Shohei Takagi Parallela Botanica」
2021年8月25日 Śisei DDCK-1072 荒内佑によるソロプロジェクト
2022年2月(ブッダマシーン)
2022年9月30日(配信)
2022年12月21日(CD)
あわい KAKU-140(β ver.)
DDCK-1076(CD)
橋本翼によるソロプロジェクト「ジオラマシーン」

DVD/BD

[編集]
  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2016年02月24日 「Obscures」~Live at ZEPP TOKYO & Obscure Ride Tour Document~ DDBK-1012:DVD
オリコン最高29位
2nd 2016年12月07日 Outdoors DDBK-1014:DVD
DDXK-1002:BD
オリコン最高49位(DVD)
オリコン最高34位(BD)
3rd 2019年01月23日 POLY LIFE MULTI SOUL TOUR-Live at Zepp DiverCity Tokyo- DDBK-1016:DVD
DDXK-1003:BD
オリコン最高89位(DVD)
オリコン最高54位(BD)

参加作品

[編集]
発売日 タイトル 規格品番 収録曲
2009年3月18日 桜コンピ。 UICV-4002 うらら
2012年03月07日 (((さらうんど)))『(((さらうんど)))』 DDCK-1029 タイムリープでつかまえて(作曲:高城晶平)
2013年6月5日 ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2013 KSCL-2246 マイ・ロスト・シティー
2013年07月17日 (((さらうんど)))『New Age』 DDCK-1031 Swan Song's Story(作曲:荒内佑)
2016年11月11日 冨田ラボ『ふたりは空気の底に feat.髙城晶平/荒川小景 feat.坂本真綾』 HR7S-037 ふたりは空気の底に feat.髙城晶平
2017年4月5日 映画『PARKS パークス』オリジナルサウンドトラック TONO-004 PARK MUSIC (PARK MUSIC ALLSTARS)(作詞:高城晶平)
2018年03月21日 古川麦『シースケープ』 PCD-25250 Halo(作詞:高城晶平)
2018年12月14日 畠山美由紀『Wayfarer』 RBCP-3300 BLINK(作詞:高城晶平)
2019年07月24日 VIDEOTAPEMUSIC『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』 DDCK-1061 PINBALL (feat.髙城晶平)
2019年10月30日 TV animation CAROLE & TUESDAY VOCAL COLLECTION Vol.2 VTCL-60507 Day By Day / キャロル&チューズデイ(Nai Br.Xx&Celeina Ann)(作詞:優河/高城晶平/作曲:高城晶平/編曲:cero)

動画

[編集]

ミュージックビデオ

[編集]
公開日 監督 曲名 再生数 備考
2011/01/12 浅井一仁 大停電の夜に 100万
2013/12/18 VIDEOTAPEMUSIC Yellow Magus 200万
2014/12/16 VIDEOTAPEMUSIC Orphans 350万 影絵 : 川村亘平斎
2015/05/13 VIDEOTAPEMUSIC Summer Soul 450万 title logo:惣田紗希
2016/12/06 VIDEOTAPEMUSIC 街の報せ 50万 撮影:VIDEOTAPEMUSIC、芳賀陽平、髙城晶平、荒内佑、橋本翼
2017/05/17 仲原達彦 ロープウェー
2018/04/27 VIDEOTAPEMUSIC 魚の骨 鳥の羽根 50万

その他

[編集]
公開日 タイトル
2012/09/21 My Lost City発売予告映像〜その1〜
2013/11/28 Yellow Magus【予告編映像】
2014/11/22 『Orphans / 夜去』予告編
2015/04/14 『Obscure Ride』 発売予告映像
2015/05/25 (I found It) Back Beard
2016/02/01 Wayang Park Banquet(Live At ZEPP TOKYO 2015.07.12)
2016/02/12 "Obscures" 【予告編】
2016/07/19 【LIVE】VIDEOTAPEMUSIC × cero / わたしのすがた〜べルリンブルー(reprise)
2016/12/01 "outdoors" Live at 日比谷野外大音楽堂 2016.05.21
2018/03/13 「POLY LIFE MULTI SOUL」【Official Teaser】
2019/01/16 Poly Life Multi Soul(Live At Zepp Divercity Tokyo 2018.06.17)

出演

[編集]
  • 2015年10月 - 2016年9月:FM802MUSIC FREAKS」(隔週日曜日22時~24時)
  • 2016年3月7日 - フジテレビ系「SMAP×SMAP

主なライブ

[編集]

ワンマンライブ・主催イベント

[編集]
開催日 タイトル 備考
2013年1月14日〜2月3日 cero 2nd album "My Lost City" 発売記念ワンマンツアー
2013年9月8日 Contemporary Tokyo Cruise @恵比寿LIQUIDROOM
2014年1月18日〜1月25日 cero「Yellow Magus 発売記念ワンマンツアー」
2014年9月15日 ceroワンマンライブ "Contemporary Kyoto Cruise" @磔磔
2014年11月14日 cero ワンマンライブ Contemporary Sapporo Cruse @cube garden
2014年12月21日〜12月22日 ワンマンライブ "Wayang Paradise"
2015年04月18日 自主企画「Contemporary Tokyo Cruise」 @恵比寿LIQUIDROOM
2015年6月7日〜7月12日 "Obscure Ride" Release Tour
2015年10月2日 cero ~Night Drifter Live~ special guest 黒田卓也 @Billboard Live TOKYO
2015年10月3日 cero ~Live~ special guest 黒田卓也 @Billboard Live OSAKA
2015年11月26日 ceroワンマンライブ "Obscure Nakano SUNPLAZA" @中野サンプラザ ホール
2016年5月21日・7月10日 ワンマンライブ "Outdoors" @日比谷野外大音楽堂
2016年8月11日 cero presents 『Traffic』
2016年9月1日 渋谷WWW Xこけら落とし公演 "ceroワンマンライブ" @渋谷WWW X w/VIDEOTAPEMUSIC
2016年9月22日 cero Presents "Traffic" OSAKA
2016年11月3日〜12月11日 MODERN STEPS TOUR
2017年4月11日 cero Presents "cero × GUIRO" @名古屋CLUB QUATTRO
2017年4月23日 日比谷野音ワンマン "Outdoors" @日比谷野外大音楽堂
2017年8月11日 cero presents 『Traffic』
2018年4月12日〜4月13日 cero Presents "Contemporary Tokyo Cruise" -POLY LIFE, MULTI SOUL-
2018年5月19日 4th ALBUM「POLY LIFE MULTI SOUL」発売記念FREE LIVE "CROSSING" @六本木ヒルズアリーナ
2018年5月25日〜6月18日 「POLY LIFE MULTI SOUL」発売記念全国ワンマンツアー
2018年8月12日 cero presents 『Traffic』
2018年12月1日 Oneman Live "AFTERMATH" @恵比寿LIQUIDROOM
2019年5月24日 cero Oneman Live "別天" @NHKホール
2019年8月11日 cero presents 『Traffic』
2020年2月7日 Contemporary Tokyo Cruise @Zepp DiverCity
2020年2月15日 Contemporary Okayama Cruise -YEBISU YA PRO 5th Anniversary LIVE- @YEBISU YA PRO
2020年2月24日 Contemporary Nagoya Cruise @Diamond Hall
2020年3月13日 Contemporary Sendai Cruise @仙台Rensa
2020年7月18日 cero presents "Outdoors" @日比谷野外大音楽堂
2020年12月5日・6日 cero presents "Contemporary Tokyo Cruise" Vol.6 @恵比寿LIQUIDROOM
2020年12月18日 Contemporary Sendai Cruise @仙台Rensa
2021年11月1日 cero One-man Live "Traffic 2021 -mu-banchi-" @USEN STUDIO COAST
2023年6月2日〜7月12日 「e o」 Release Tour 2023

出演イベント

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ http://chubu.pia.co.jp/interview/music/2013-01/cero.html 鈴木慶一も絶賛する若き才能cero。 都市生活を描き出した新作について語る
  2. ^ http://www.kakubarhythm.com/newinfo/2013/01/cerovideotapemusic_2.html ceroの全国ツアーがいよいよ来週から!なんとvideotapemusicとビーサンが参戦決定!アチィ!
  3. ^ カクバリズム「NEWS」2015年9月30日2024年1月25日閲覧。
  4. ^ スペシャ「MUSIC AWARDS」でドリカム2冠、BUMPは投票1位に”. 音楽ナタリー (2016年2月29日). 2016年2月29日閲覧。
  5. ^ ライター・磯部涼によるスペシャル・インタビュー
  6. ^ 結成直後に活動休止 ceroの音楽性を広げた月イチの発表の場

外部リンク

[編集]