苫小牧東港周文フェリーターミナル
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苫小牧東港周文フェリーターミナル(とまこまいひがしこうしゅぶんフェリーターミナル)は、苫小牧港にある旅客船ターミナルの一つ。通称は「新日本海フェリー苫小牧ターミナル」。
概要
[編集]1999年に運用を開始。新日本海フェリーが管理し[1]、同社の日本海航路が発着する。埠頭の名称となった「周文」はアイヌ語でウグイを意味する「シュブン」に由来する[2]。
新日本海フェリー苫小牧就航に際し安全上の問題から既存の苫小牧西港フェリーターミナルの利用が困難であったため公共岸壁を用いた「暫定利用」の形で東港への発着とされ[3]、フェリーの使用時間帯以外は一般貨物船の使用も可能となっている[4]。ボーディングブリッジと船尾ハッチに接続する普通車用のスロープ1基ずつを備える。
所在地
[編集]沿革
[編集]- 1995年 苫小牧埠頭が新日本海フェリーに苫小牧航路の開設を要請[3]。
- 1998年10月1日 新日本海フェリーが苫小牧東港の使用を苫小牧市長に要請[4][5]。
- 1999年
- 2002年9月17日 小樽 - 敦賀航路を振り替える形で苫小牧 - 敦賀の直行航路を開始[8]。
就航航路
[編集]現在
[編集]- 苫小牧港 - 敦賀港(毎日 2002年 - )
- 苫小牧港 - 舞鶴港(不定期運航)
施設
[編集]敷地面積は22,000平米を擁し、ターミナルビルは鉄骨造3階建てで単純な造形表現で大自然に立つ海と陸のジャンクションとして節度を保ち気品のある存在感を表現した[10]。
- 1階
- 乗船受付
- 2階
- 待合ホール
- 売店
- 軽食コーナー
- 喫煙室
- 3階
- 乗船口
交通アクセス
[編集]公共交通機関
[編集]鉄道の最寄り駅は日高本線浜厚真駅だが約1.6 km離れており(徒歩20分)、この間を結ぶ公共交通機関はない[13]。
道路
[編集]脚注
[編集]- ^ “市民向け利用情報 フェリーターミナル”. 苫小牧港管理組合. 2016年3月2日閲覧。
- ^ 苫小牧港開港50周年記念誌港から世界へ、そして未来へ。~砂浜と原野に挑んだ偉業~ - 苫小牧港開港50周年記念事業実行委員会
- ^ a b c “北航路 苫小牧フェリー就航30周年 (3)「日本海航路」”. 苫小牧民報. 2017年8月16日閲覧。(Internet Archive)
- ^ a b 「苫小牧市史 追補編」 第七編 建設・公共事業 第三節 カーフェリー
- ^ 新日本海フェリー/苫小牧東港の新規航路、苫小牧市に申し入れ - 日本海事新聞1998年10月5日
- ^ 新日本海フェリーの苫小牧航路、6月開設へ前進/ターミナル建設、苫小牧東港で着工 - 日本海事新聞1999年2月18日
- ^ a b 運輸省/新日本海フェリーの苫小牧航路を認可。長距離フェリー新規航路、3年振りの開設 - 日本海事新聞1999年6月30日
- ^ 消える小樽ー敦賀航路! - 小樽ジャーナル 2002年7月18日
- ^ 敦賀港までの経由便は、トレーラートラックの空シャーシや空コンテナ、急ぎではない貨物を積載したトラック等を主に想定し、同区間の直行便を補完する目的で週1往復のみ運航されているという性質上、需要に応じ、事前に告知した上で計画的に運休することがある。実例として、2021年11月第2週~2022年3月は連続運休、2022年3月~5月、8月は、月1回運休となった。
- ^ 新航路開設のお知らせ 敦賀~新潟~秋田~苫小牧7月8日から新航路開設 - 船の科学1999年8月号(船舶技術協会)
- ^ “のりば・アクセス”. 新日本海フェリー. 2021年10月25日閲覧。
- ^ “苫小牧東港周文フェリーターミナル”. クルーズシステム. 2018年6月26日閲覧。
- ^ 10日目・最終日《苫小牧から様似(えりも岬)・その1》【実録・JR北海道全線踏破10日間の旅】 - サライ・2018年11月11日
外部リンク
[編集]- 苫小牧東港フェリーターミナル - 新日本海フェリー