苦い旋律
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苦い旋律 The Melody in Bitter[1] | ||
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著者 | 梶山季之 | |
発行日 | 1968年 | |
発行元 | 集英社 | |
ジャンル | 風俗小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 上製本 | |
前作 | 女の踏絵 | |
次作 | 青い旋律 | |
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『苦い旋律』(にがいせんりつ)は、梶山季之の長編小説。風俗小説としては珍しく、女性週刊誌に連載され、読者からの投稿も掲載された[2]。
内容
[編集]女子大を卒業後、有閑娘でぶらぶらしていた邦子は、叔父の紹介で登志子の茶の湯教室に通う。そこで女性秘書募集の新聞広告を見て、東銀座の「メルヘン産業」に女性秘書に応募する。だが、社長の曄道には秘密の趣味があった。
登場人物
[編集]- 一貫寺邦子(いっかんじ くにこ) - 津田塾大学卒業後、高等遊民。茶の湯教室で姉として慕いたいような、妖しい魅力の年上女性に出会う。
- 一貫寺毅彦(いっかんじ たけひこ) - 邦子の父。官僚。
- 一貫寺保彦(いっかんじ やすひこ) - 邦子の叔父。西銀座広告代理店の専務。
- 藤野登志子(ふじの としこ) - 茶道家の三十代女性。茶寮「無迷庵」邦子の庵主。広告代理店の女性社員に華道も教えている。
- 曄道征四郎(てるみち せいしろう) - 青年実業家。東銀座に自社ビルを持つ社長。
メディアミックス
[編集]上村一夫により劇画化。『苦い旋律』少年画報社 1973年6月1日初版(月二回刊[3][4]『ヤングコミック』掲載、1973年)
書誌情報
[編集]- 『苦い旋律』(『女性セブン』小学館、1967-68年連載)
- 『苦い旋律(前篇・後編)』集英社、1968年
- 『苦い旋律』集英社文庫、1982年8月25日初版 ISBN 4-08-750541-3