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若桜部君足

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

若桜部 君足(わかさくらべ の きみたり、生没年不詳)は、奈良時代歌人[1]朝臣

経歴・人物

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万葉集』第8巻に雪の歌が1首みえる[1]

  • 天霧らし雪も降らぬかいちしろくこのいつ柴に降らまくを見む(万葉集8-1643)

若桜部(稚桜部)氏は、大彦命の孫にあたる伊波我牟都加利命の後裔とされ、阿倍氏膳氏と同族にあたる皇別氏族[2]若狭国造家。履中天皇の時に磐余市磯池で船遊びがあり、膳臣余磯が天皇に酒を献じたところ、盃に季節外れの桜の花びらが紛れ込んだところから、稚桜部臣と改氏姓したことより始まるとされる[3]御食つ国である若狭国にちなむともされている。天武天皇13年(684年八色の姓の制定により朝臣を賜姓されている[4]

脚注

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  1. ^ a b デジタル版 日本人名大辞典+Plus(講談社)『若桜部君足』 - コトバンク
  2. ^ 「若桜部朝臣。阿倍朝臣同氏、大彦命孫伊波我牟都加利命之後也」(『新撰姓氏録』右京皇別)
  3. ^ 『日本書紀』履中天皇3年11月6日条
  4. ^ 『日本書紀』天武天皇13年11月1日条

参考文献

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関連項目

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