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若宮古墳 (和水町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
若宮古墳
墳丘
所在地 熊本県玉名郡和水町江田3873(字中小路原)(和水町中央公民館前)
位置 北緯32度58分39.25秒 東経130度36分20.85秒 / 北緯32.9775694度 東経130.6057917度 / 32.9775694; 130.6057917座標: 北緯32度58分39.25秒 東経130度36分20.85秒 / 北緯32.9775694度 東経130.6057917度 / 32.9775694; 130.6057917
形状 前方後円墳
規模 墳丘長30m(推定復元50m)
高さ5.5m(後円部)
埋葬施設 (伝)家形石棺
出土品 須恵器
築造時期 5世紀
史跡 熊本県指定史跡「若宮古墳」
地図
若宮古墳の位置(熊本県内)
若宮古墳
若宮古墳
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若宮古墳(わかみやこふん)は、熊本県玉名郡和水町江田にある古墳。形状は前方後円墳。熊本県指定史跡に指定されている。

概要

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熊本県北部、菊池川東岸における諏訪原台地の南縁に築造された古墳である。現在は墳頂に若宮社が祀られ、墳丘は大きく改変を受けているほか、発掘調査は実施されていない。

墳形は前方後円形で、前方部を南西方向に向ける。現在の墳丘長は30メートルであるが、元は50メートル程度であったと推定される[1]。墳丘外表では須恵器片(高坏・甕)が最終されているが[2]埴輪は認められていない[3]。また墳丘周囲に周溝も認められていない[3]。埋葬施設として、戦後に家形石棺が出土したというが、現在は埋め戻されているため詳らかでない[3]。築造時期は古墳時代中期の5世紀代と推定される[3]

古墳域は1973年昭和48年)に熊本県指定史跡に指定されている。

遺跡歴

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  • 戦後、家形石棺の出土(現在は埋め戻し)。
  • 1973年(昭和48年)11月26日、熊本県指定史跡に指定。

墳丘

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墳丘の規模は次の通り[2]

  • 墳丘長:現存30メートル(推定復元50メートル)
  • 後円部
    • 直径:20メートル
    • 高さ:5.5メートル

文化財

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熊本県指定文化財

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  • 史跡
    • 若宮古墳 - 1973年(昭和48年)11月26日指定。

脚注

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参考文献

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  • 史跡説明板(熊本県教育委員会設置)
  • 「若宮古墳」『熊本県の地名』平凡社日本歴史地名大系44〉、1985年。ISBN 4582490441 
  • 杉村彰一「若宮古墳」『日本古墳大辞典東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607 

関連項目

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