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舘博

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

舘 博(たち ひろし、1953年昭和28年) - )は、日本醸造学者、東京農業大学短期大学部醸造学科教授[1][2]を経て、2019年平成31年)より名誉教授[3]

経歴

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京都府生まれ[2]1977年(昭和52年)に東京農業大学農学部醸造学科を卒業した[2]1979年(昭和54年)に大学院農学研究科博士前期課程農芸化学専攻を修了した[1]。東京農業大学の副手となり、以降、助手、講師、助教授と順次昇任して、2002年(平成14年)に教授となった[2][4]。この間、1990年代はじめには、東京農工大学一島英治の指導の下で醤油醸造の過程におけるタンパク質の分解酵素について研究を進め[5][6]1996年(平成8年)には「麹菌の新規ジペプチジルペプチダーゼIVの性状と醤油醸造における役割 」により東京農業大学から博士(農芸化学)を取得した[1][4][7]2010年(平成22年)には短期大学部長となった[2]

舘は、しばしば「醤油博士」と称されるほか[2][6][8]、みりん研究会の副代表を務め[9]、日本では数少ないみりん専門家として執筆活動などを行っている[10][11]

おもな受賞

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  • 1997年(平成9年)度:日本醸造協会技術賞[5]
  • 2010年(平成22年):日本醤油技術賞(研究・開発の部)[4][5]
  • 2010年(平成22年):醤油功労賞(日本醤油協会)[4]

おもな出演

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ラジオ

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テレビ

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脚注

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  1. ^ a b c 教員・研究情報詳細 舘博(タチ ヒロシ)”. 東京農業大学. 2015年1月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f at home 教授対談シリーズ こだわりアカデミー 「醤油」の美味しさの謎に迫る 東京農業大学短期大学部醸造学科教授 舘 博 氏”. アットホーム. 2015年1月18日閲覧。
  3. ^ 役員 | 東京農業大学”. www.spia.jp. 2021年4月10日閲覧。
  4. ^ a b c d 10月1日、『醤油の日の集い』開催! 舘 博 東京農業大学教授に「醤油功労賞」を授与!” (PDF). しょうゆ情報センター (2010年10月1日). 2015年1月19日閲覧。
  5. ^ a b c 漆原次郎 (2011年7月22日). “味噌と醤油はどちらが先に生まれたのか 醤油にまつわる「偶然」の物語(前篇)”. 日本ビジネスプレス. 2015年1月19日閲覧。
  6. ^ a b 漆原次郎 (2011年7月29日). “糖尿病治療に結びついた醤油の酵素研究 醤油にまつわる「偶然」の物語(後篇)”. 日本ビジネスプレス. 2015年1月19日閲覧。
  7. ^ 麹菌の新規ジペプチジルペプチダーゼの性状と醤油醸造における役割 舘博”. 国立国会図書館. 2015年1月19日閲覧。
  8. ^ a b 2009年09月26日 ゲスト:舘博(しょうゆ博士)”. TBSラジオ&コミュニケーションズ (2009年9月26日). 2015年1月19日閲覧。
  9. ^ みりん研究会 | ようこそみりん研究会のホームページへ”. www.mirinkenkyuukai.jp. 2021年4月10日閲覧。
  10. ^ 本みりんについて | うなぎ STYLE”. unagi-style.com (2021年2月28日). 2021年4月10日閲覧。
  11. ^ マンガで読む発酵の世界 微生物たちが作り出すおいしさと健康の科学. 緑書房. (2020年2月7日) 
  12. ^ うまいッ! 2014年11月16日 放送「うまみとコクひろがる! たまりしょうゆ (愛知 武豊町)」”. 日本放送協会. 2015年1月19日閲覧。
  13. ^ NHKネットクラブ 番組表ウオッチ! あさイチ「見直しませんか? みりんの底力」”. 日本放送協会. 2015年1月19日閲覧。