臨港バス
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臨港バス(りんこうバス)とは現在の北海道函館市、北斗市を運行していた路線バス事業者。北海道渡島総合振興局および檜山振興局管内(一部地域を除く)で路線バスを運行する函館バスの前身の一つ。
概要
[編集]函館市弁天町の運送業、高木荘治が1931年(昭和6年)12月5日に赤川乗合自動車合資会社を設立し、翌1932年(昭和7年)春より万年橋(消防署万代町出張所隣り) - 高区貯水池(三島神社前)間7.2kmの定期乗合自動車を始めた。戦前は富岡、赤川通地区で吹雪により吹き溜まりができ、1月から3月まで運休する年が多かった。戦時中に臨港バスに社名変更し、函館側の発着場を北海道拓殖銀行万代支店横に移設し、大野町や七重浜(上磯町内)(現在は両町とも北斗市内)へも運行を開始した[1]。
1938年(昭和13年)1月からは上磯方面の便が函館駅前に乗入れを開始した[2]。
1944年(昭和19年)4月12日には、同年6月1日付で設立された函館乗合自動車株式会社(のちの函館バス)への譲渡許可がされた[3]。
脚注
[編集]- ^ 赤川町誌 p.116
- ^ "北斗市歴史年表「乗合自動車・バス事業」" 北斗市 2023年10月3日閲覧
- ^ 北海道のバス事業 第4章 歴史的な大統合 北海道バス協会 2024年10月14日閲覧
参考文献
[編集]- 赤川の歴史を探る会編 『赤川町誌』 1989年