耶馬溪ダム
耶馬溪ダム | |
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所在地 |
左岸:大分県中津市耶馬溪町大字大島 右岸:大分県中津市耶馬溪町大字柿坂 |
位置 | 北緯33度26分49秒 東経131度07分27.4秒 / 北緯33.44694度 東経131.124278度 |
河川 | 山国川水系山移川 |
ダム湖 | 耶馬溪湖 |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 62.0 m |
堤頂長 | 313.0 m |
堤体積 | 395,000 m3 |
流域面積 | 89.0 km2 |
湛水面積 | 110.0 ha |
総貯水容量 | 23,300,000 m3 |
有効貯水容量 | 21,000,000 m3 |
利用目的 |
洪水調節、不特定利水、 上水道、工業用水、水力発電 |
事業主体 | 国土交通省九州地方整備局 |
電気事業者 | 大分県企業局 |
発電所名 (認可出力) |
耶馬溪発電所 (1,700kW) |
施工業者 | 大成建設・梅林建設 |
着手年 / 竣工年 | [[1979年[1]]] / [[1985年[2][1][3]]] |
耶馬溪ダム(やばけいダム)は、大分県中津市を流れる、一級河川山国川水系の山移川に建設されたダムである。
概要
[編集]国土交通省九州地方整備局が管理を行う国土交通省直轄ダムで、高さ62.0メートルの重力式コンクリートダム。山国川水系唯一のダムで、山国川の治水、利水及び水力発電を目的とした特定多目的ダムである。下流にある平成大堰とともに、中津市のみならず、福岡県北九州市及び京築地域の水がめとして重要な位置を占めている[1]。大分県は事業参画して費の建設費のうち治水分を27億円、利水分を57億円負担したものの、オイルショックで工場が思ったほど進出せず、各工場での水の利用効率も高まったため、工業用水としての利用実績はない(2022年時点)[4]。
- 洪水調節容量 - 1,120万m3
- 利水容量 - 980万m3
- 不特定用水 - 550万m3
- 都市用水及び発電(従属) - 430万m3
調査段階では所在地の大字に由来する柿坂ダムという仮称であったが、着工前に当地随一の観光地で名勝の耶馬渓より名を取って耶馬溪ダムに名称が変更された。
ダムカード(2017年3月のVer.1.1)の名称には「耶馬溪ダム」ではなく「耶馬渓ダム」と書かれている。
「耶馬溪ダム記念公園」が、昭和63年度手づくり郷土賞(小さなふれあい広場)受賞。
耶馬溪湖
[編集]ダムによって形成された人造湖は、耶馬溪湖(やばけいこ)と命名されている。ただし、耶馬溪の名を冠しているものの、耶馬日田英彦山国定公園には指定されていない。耶馬溪湖には噴水が設けられており、ダムの景観も綺麗であるため、中津市の観光スポットとして知られている。
1994年(平成6年)には、日本初の公営水上スキー施設である耶馬溪アクアパークがオープンしており、水上スキーに加え、ウェイクボード、バナナボートなどを楽しむことができる[5]。かつては冬場は休業していたが、2006年(平成18年)からは通年で営業している[6]。
脚注
[編集]- ^ a b c 平成23年度九州地方ダム等管理フォローアップ委員会 耶馬渓ダム定期報告書【概要版】 (PDF) [リンク切れ]国土交通省九州地方整備局(2012年1月)
- ^ 耶馬渓ダム 中津耶馬渓観光協会(2022年11月29日閲覧)
- ^ ダムの書誌あれこれ(14)~大分県のダム(白水・耶馬渓・平成大堰・行入・野津・矢田)~ 3ページ ダム便覧
- ^ 【現場へ!】変わるダム(1)一滴も使わず負担ばかり『朝日新聞』夕刊2022年11月21日9面(2022年11月29日閲覧)
- ^ 耶馬溪アクアパーク情報 中津市
- ^ 「今年初の水上スキー合宿 中津市耶馬渓町」大分合同新聞(2013年1月31日)