群符号
表示
符号理論において、群符号(英: group codes)は符号の一種である。群符号はの部分群である個の線形ブロック符号からなり、には有限アーベル群が当て嵌まる。
群符号系統は、パリティチェックビットを決定する準同型性によって定義されるオーダーの上の符号である。残りのビットは情報ビットそのものである。
構築
[編集]群符号は、行列の要素が符号のアルファベットの記号ではなく群の自己準同型である点を除き、線形ブロック符号の生成行列に似た特別な生成行列によって構築できる。たとえば、生成行列を考えると、
この行列の要素は自己準同型である 行列である。このシナリオでは、各符号ワードは として表すことができ、にはのジェネレーターが当て嵌まる。
関連項目
[編集]リファレンス
[編集]- ^ “かつて広く使われていた「フロッピーディスク」についてプログラマーが解説 - GIGAZINE”. gigazine.net (2024年3月14日). 2024年3月15日閲覧。
参考文献
[編集]- “3.4. Group codes”. Coding for Digital Recording. Stoneham, MA, USA: Focal Press. (1990). pp. 51–61. ISBN 978-0-240-51293-8
- “Construction of Linear Block Codes Over Groups”. Proceedings. IEEE International Symposium on Information Theory (ISIT). (1993-01-17). p. 360. doi:10.1109/ISIT.1993.748676. ISBN 978-0-7803-0878-7
- “The dynamics of group codes: State spaces, trellis diagrams and canonical encoders”. IEEE Transactions on Information Theory 39 (5): 1491–1593. (1993). doi:10.1109/18.259635.
- “An efficient algorithm for constructing minimal trellises for codes over finite Abelian groups”. IEEE Transactions on Information Theory 42 (6): 1839–1854. (1996). doi:10.1109/18.556679.
- “Dual codes of Systematic Group Codes over Abelian Groups”. Applicable Algebra in Engineering, Communication and Computing (AAECC) 8 (1): 71–83. (1996).