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美浜緑苑駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
美浜緑苑駅
駅舎(2010年3月)
みはまりょくえん
MIHAMA-RYOKUEN
KC20 上野間 (0.9 km)
(1.4 km) 知多奥田 KC22
地図
所在地 愛知県知多郡美浜町奥田御茶銭165-10
北緯34度48分0秒 東経136度51分47.3秒 / 北緯34.80000度 東経136.863139度 / 34.80000; 136.863139座標: 北緯34度48分0秒 東経136度51分47.3秒 / 北緯34.80000度 東経136.863139度 / 34.80000; 136.863139
駅番号 KC  21 
所属事業者 名古屋鉄道(名鉄)
所属路線 知多新線
キロ程 6.7 km(富貴起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
271[1]人/日
-2023年[1]-
開業年月日 1987年昭和62年)4月24日
備考 無人駅駅集中管理システム導入駅)
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美浜緑苑駅(みはまりょくえんえき)は、愛知県知多郡美浜町奥田にある、名古屋鉄道知多新線である。駅番号KC21

歴史

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知多新線は1980年昭和55年)に内海駅まで開通しているが、当初当駅は設置されていなかった。その後付近に名古屋鉄道が新興住宅地として美浜緑苑を開発したため、1987年(昭和62年)に当駅が追加という形で設置された。開業当初は普通列車の大半が当駅通過する一方で毎時1本設定されていた急行は停車するダイヤが組まれていた[2](同じく名鉄が建設した杉本美術館へのアクセスを考慮して、2000年頃には午前中に内海行きのみ特急が特別停車していた)。現行ダイヤ(2011年平成23年)3月26日改正以降)は特急を含む全列車が停車する。

年表

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駅構造

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単式1面1線ホームの地上駅で、知多新線では開業当時から行き違いができない唯一の駅である(2023年3月17日までは、上野間駅野間駅が行き違いが可能となっていた)。ホームは内海方を向いて左側に位置し、6両まで対応している(8両の場合は後ろ2両が締切となる)。駅集中管理システムが導入された無人駅である(管理駅は知多半田駅)。改札口はホームの中程にあり、付近にはタッチパネル式自動券売機(継続manaca定期乗車券・新規manaca通勤定期乗車券の購入にも対応しているが、7:00~22:00以外の時間帯は名鉄ミューズカードでの決済は不可能[3]である)、自動精算機(ICカードの積み増し等も可能)が設置されている。駅へ至るいずれの経路にも階段があるが、立地や利用者数の問題からスロープ設置などのバリアフリー対応工事は行われていない。

路線 方向 行先
KC 知多新線 下り 内海ゆき[4]
上り 富貴太田川名鉄名古屋方面[4]

ギャラリー

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配線図

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美浜緑苑駅 構内配線略図

富貴方面
美浜緑苑駅 構内配線略図
内海方面
凡例
出典:[5]


利用状況

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  • 「移動等円滑化取組報告書」によれば、2023年令和5年)度の1日平均乗降人員は271人である[1]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年(平成25年)度当時の1日平均乗降人員は526人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中260位、河和線・知多新線(24駅)中24位であった[6]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年(平成4年)度当時の1日平均乗降人員は231人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中312位、河和線・知多新線(26駅)中26位であった[7]

『愛知県統計年鑑』、『知多半島の統計』各号によると、一日平均乗車人員の推移は以下の通りである。

一日平均乗車人員の推移
総数定期備考
1987(昭和62)年度n/an/a[8]4月24日開業
1988(昭和63)年度n/an/a[9]
1989(平成元)年度4029[10]
1990(平成02)年度7356[11]
1991(平成03)年度7568[12]
1992(平成04)年度11378[13]
1993(平成05)年度12590[14]
1994(平成06)年度142100[15]
1995(平成07)年度156113[16]
1996(平成08)年度159114[17]
1997(平成09)年度164120[18]
1998(平成10)年度161115[19]
1999(平成11)年度161118[19]
2000(平成12)年度154109[19]
2001(平成13)年度170123[20]
2002(平成14)年度168123[20]
2003(平成15)年度175127[20]
2004(平成16)年度168126[21]
2005(平成17)年度166133[21]
2006(平成18)年度177149[21]
2007(平成19)年度207155[22]
2008(平成20)年度214158[22]
2009(平成21)年度222159[22]
2010(平成22)年度253180[23]
2011(平成23)年度245179[23]
2012(平成24)年度262193[23]
2013(平成25)年度262192[24]
2014(平成26)年度257197[24]
2015(平成27)年度242198[24]
2016(平成28)年度252210[25]
2017(平成29)年度233192[25]
2018(平成30)年度223185[25]
2019(令和元)年度218180[26]
2020(令和02)年度168143[27]
2021(令和03)年度159125[27]

知多新線の駅では最も利用客が少ない。名鉄全体でもこどもの国駅(蒲郡線)、顔戸駅(広見線)、御嵩口駅(同上)に次いで4番目に少なく特急停車駅では最も少ない。近年は減少傾向が続いている。

駅周辺

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駅は森の中にあり、美浜緑苑以外の住宅はほとんど存在しない。美浜緑苑の住宅地への道は上り階段になっており、自動車などでの乗り付けはできない。当駅は杉本美術館の最寄り駅でもあったが、同美術館は2021年令和3年)10月31日に閉館した[28]

隣の駅

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名古屋鉄道
KC 知多新線
特急快速急行急行普通
上野間駅 (KC20) - 美浜緑苑駅 (KC21) - 知多奥田駅 (KC22)

脚注

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  1. ^ a b c 令和5年度 移動等円滑化取組報告書” (PDF). 名古屋鉄道. 2024年7月10日閲覧。
  2. ^ 岸義則「トピック・フォト(中部)」『鉄道ピクトリアル』第483巻、鉄道図書刊行会、1987年8月、93頁。 
  3. ^ 名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2024年9月26日閲覧。
  4. ^ a b 美浜緑苑(KC21)(みはまりょくえん) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2024年12月20日閲覧。
  5. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  6. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  7. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  8. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成元年刊』、愛知県、1989年、227頁
  9. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成2年刊』、愛知県、1990年、225頁
  10. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成3年刊』、愛知県、1991年、227頁
  11. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成4年刊』、愛知県、1992年、231頁
  12. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成5年刊』、愛知県、1993年、223頁
  13. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成6年度刊』、愛知県、1995年、223頁
  14. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成7年度刊』、愛知県、1996年、第10章 運輸・通信
  15. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成8年度刊』、愛知県、1997年、第10章 運輸・通信
  16. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成9年度刊』、愛知県、1998年、第10章 運輸・通信
  17. ^ 愛知県企画部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成10年度刊』、愛知県、1999年、第10章 運輸・通信
  18. ^ 愛知県企画振興部統計課(編)『愛知県統計年鑑 平成11年度刊』、愛知県、2000年、第10章 運輸・通信
  19. ^ a b c 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 平成14年版』、知多統計研究協議会、2002年、47頁
  20. ^ a b c 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 平成17年版』、知多統計研究協議会、2005年、47頁
  21. ^ a b c 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 平成20年版』、知多統計研究協議会、2008年、111頁
  22. ^ a b c 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 平成23年版』、知多統計研究協議会、2011年、43頁
  23. ^ a b c 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 平成26年版』、知多統計研究協議会、2014年、43頁
  24. ^ a b c 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 平成29年版』、知多統計研究協議会、2017年、43頁
  25. ^ a b c 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 令和元年版』、知多統計研究協議会、2019年、43頁
  26. ^ 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 令和2年版』、知多統計研究協議会、2021年、43頁
  27. ^ a b 知多統計研究協議会(編)『知多半島の統計 令和4年版』、知多統計研究協議会、2022年、43頁
  28. ^ “「すてきな作品をありがとう」杉本美術館34年の歴史に幕”. 中日新聞. (2021年11月1日). https://www.chunichi.co.jp/article/357697 2021年11月1日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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