コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

緑ヶ丘カンツリークラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
緑ヶ丘カンツリークラブ
Midorigaoka Country Club
緑ヶ丘カンツリークラブ
緑ヶ丘カンツリークラブの空中写真。
2004年平成16年)10月22日撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
愛知県名古屋市守山区吉根長廻間3241番地 
座標: 北緯35度13分21.07秒 東経136度59分34.09秒 / 北緯35.2225194度 東経136.9928028度 / 35.2225194; 136.9928028
概要
開業 1959年昭和34年)10月25日
運営 メンバーシップコース
設計 上田 治
運営者 松栄商事株式会社
コース

LEFT RIGHT
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 350 1 4 361
2 5 518 2 4 385
3 4 391 3 4 391
4 3 208 4 3 228
5 4 393 5 4 326
6 5 505 6 3 204
7 3 197 7 5 541
8 4 441 8 4 400
9 4 422 9 5 548
36 3425 36 3384

その他
公式サイト 緑ヶ丘カンツリークラブ
テンプレートを表示

緑ヶ丘カンツリークラブ(みどりがおかカンツリークラブ)は、 愛知県名古屋市守山区吉根にあるゴルフ場である。

概要

[編集]

名古屋市のからごく近い立地で、小幡緑地から名古屋テレビ塔が、日本アルプスも望める景勝地である[1]。コース設計者の上田治は、制作意欲が刺激されたとまで言わしめた[1]

この土地は、名古屋財界の阿部公三郎の私有地であった[1]。元は愛知県の林紡績の所有地であったが、頼られた阿部が個人として購入[1]。住宅開発する構想だったが、守山市(当時、のち守山区)が、人口が増加すると学校を増設する必要があるとして反対したため、ゴルフ場として開発することにしたものである[1]。阿部は、家族連れで楽しむ大衆的なゴルフ場を志向し、パブリック制のゴルフ場として、1959年昭和34年)11月8日開場した[1][注釈 1]1964年(昭和39年)3月、会員制に変更されている[1]

創業者の阿部は、1897年明治30年)、愛知県海東郡神守村津島市神守町)に生まれた[3]。名古屋の木材問屋で丁稚奉公、名古屋野砲第3連隊を経て、1923年大正12年)に阿部製材所を設立した[3]。日中戦争の軍需により拡大し、名古屋財界において地位を築いた[3]。戦後の1950年(昭和25年)10月30日、松坂屋トヨタグループの出資で、東洋プライウッド株式会社を設立[3]。会長・豊田利三郎、社長の佐々部晩穂などの名古屋財界が揃う中、副社長の椅子に収まった[3]

所在地

[編集]

〒463-8505:愛知県名古屋市守山区吉根長廻間3241番地 

コース情報

[編集]
  • 開場日 - 1959年(昭和34年)10月25日
  • 設計者 - 上田 治[4]
  • 面積 - 820,000m2(約24.8万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 18ホールズ、パー72、6,809ヤード、コースレート73.4
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 2グリーン、コウライ
  • ラウンドスタイル - キャディ付 歩行又は乗用カート
  • 練習場 - 22打席 250ヤード
  • 休場日 - 毎週月曜日、12月31日、1月1日[5]

クラブ情報

[編集]

ギャラリー

[編集]
  • コース - [6]
  • ハウス - [7]

交通アクセス

[編集]

鉄道

[編集]

道路

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ ただし、『東海のゴルフ史』では、当地が緑地帯で開発規制もあり、土壌が芝の生育に不向きであり、会員制では苦情も出かねないという判断があったとしている[2]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会 2013, p. 223.
  2. ^ 中西弘 2009, p. 54.
  3. ^ a b c d e ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会 2013, p. 222.
  4. ^ 中西弘安 2009, p. 55.
  5. ^ a b 緑ヶ丘カンツリークラブ”. ゴルフホットライン. 2021年3月31日閲覧。
  6. ^ コースガイド”. 緑ヶ丘カンツリークラブ. 2021年3月31日閲覧。
  7. ^ 施設案内”. 緑ヶ丘カンツリークラブ. 2021年3月31日閲覧。
  8. ^ a b アクセス”. 緑ヶ丘カンツリークラブ. 2021年3月31日閲覧。

関連文献

[編集]
  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「緑ヶ丘カンツリークラブ」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年3月31日閲覧
  • 『中部経済界 地域の活性化を探究する月刊誌』、「ユーモアとサービス 文化志向豊かな経済知識人 緑ヶ丘カンツリークラブ理事長 阿部博氏」、山口勝弘著、名古屋 経済批判社、2009年8月、2021年3月31日閲覧
  • ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編 編「個人所有の25万坪に大衆がゴルフを楽しめるようにパブリックコースを建設」『BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』ゴルフダイジェスト社、東京、2013年12月。ISBN 9784772841535 
  • 中西弘安『東海のゴルフ史Ⅱ』日本ゴルフ同友会、2009年3月10日。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]