細見正明
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細見 正明(ほそみ まさあき、1953年11月 - 2020年9月19日[1])は、日本の環境学者。東京農工大学名誉教授。
環境動態解析 、環境技術・環境材料 、土木環境システム 、生物機能・バイオプロセス 、リサイクル工学 、生態・環境、土壌汚染、底質汚染などについての調査研究をおこなっている。有害化学物質に汚染された土壌や底質評価に実績が多く、底質や土壌等の汚染問題委員会のリーダーとして国および地域の問題の解決に取り組んでいる。2020年9月19日死去。叙従四位、瑞宝小綬章追贈[1]。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1972年 兵庫県立篠山鳳鳴高等学校卒業
- 1976年 大阪大学工学部環境工学科卒業
職歴
[編集]- 1977年 環境庁国立公害研究所水質土壌環境部 研究員として採用
- 1988年 環境庁国立公害研究所水質土壌環境部 主任研究員に昇任 同年5月 大阪大学 工学博士 論文の題は「湖沼底泥からの窒素・燐溶出とその制御に関する研究」[2]。
- 1988年-1989年 米国環境保護庁リスク削減工学研究所 客員研究員(科学技術庁長期在外研究員)
- 1992年 東京農工大学工学部物質生物工学科 助教授として転任
- 1997年 東京農工大学工学部応用化学科 教授に昇任
主要著書
[編集]- エコテクノロジーによる河川・湖沼の水質浄化 持続的な水環境の保全と再生(ソフトサイエンス社/2003年)
- 現代日本生物誌 10 メダカとヨシ (岩波書店)
主要論文
[編集]- 国内における底質汚染状況と修復に向けた課題
- 農業活動に伴う農薬等化学物質のリスク管理
社会貢献活動
[編集]委員会活動
[編集]- 中央環境審議会 土壌農薬部会 土壌汚染技術基準等専門委員会(環境省)
- 底質ダイオキシン類対策技術検討委員会(国土交通省)
- 港湾における底質ダイオキシン類対策検討委員会(国土交通省)
- 大阪府管理河川の底質浄化対策の実施に係る委員会委員(大阪府)
- 河川及び港湾の底質浄化対策検討委員会(大阪市)
- 横十間川底質関連対策検討会座長(東京都)
- 古綾瀬川底質対策検討委員会座長(埼玉県)
- 馬潟工業団地周辺ダイオキシン調査対策検討会
- 小金井市環境基本条例策定委員長
講演活動
[編集]- 底質汚染の過去・現在・未来(おおさかATCグリーンエコプラザ)
- 土壌汚染対策法の制度見直し
受賞歴
[編集]- 平成18年度 水・土壌環境保全活動功労者表彰
- 環境省平成19年度環境保全功労者