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紀鹿人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
紀 鹿人
時代 奈良時代
生誕 不明
死没 不明
官位 従五位上大炊頭
主君 聖武天皇
氏族 紀朝臣
小鹿
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紀 鹿人(き の ししひと/かひと)は、奈良時代官人歌人官位従五位上大炊頭

経歴

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万葉集』巻第八に、

典鋳正紀朝臣鹿人、衛門大尉大伴宿禰稲公の跡見の庄(とみのしゃう)にて作る歌一首[1]

という題詞のある和歌が掲載されている。この歌は大伴稲公の経歴から推測して、天平2年(730年)よりも後の歌だと推測される。同様の題詞の歌が、万葉集巻第六にも2首見える[2]

天平9年(737年)9月に従五位下に叙せられ、12月に主殿頭に任ぜられる。天平12年(740年)外従五位上に昇叙され、翌天平13年(741年)主殿頭を車持国人に交代して鹿人は大炊頭に遷った。

上述したように、大和国跡見(現在の奈良県桜井市外山)で詠んだ和歌作品3首が『万葉集』に採録されている。娘の紀小鹿も万葉歌人である。

官歴

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注記のないものは『続日本紀』による。

系譜

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脚注

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  1. ^ a b 『万葉集』巻第8,1549
  2. ^ 『万葉集』巻第6,990-991

参考文献

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