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紀宮子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

紀 宮子(き の みやこ、生没年不詳)は、奈良時代女官紀古麻呂の曾孫。相模介・紀稲手の子。光仁天皇夫人朝臣位階従三位

経歴

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年代は不明だが、光仁天皇の後宮にはいり、夫人となっている。

光仁朝宝亀7年(776年)に、従五位下から正五位下[1]、翌宝亀8年(777年)に従四位下を授けられている[2]。天皇崩御後の桓武朝では延暦2年(783年)2月、同じ光仁天皇の夫人だった藤原産子や、藤原教貴平群邑刀自とともに正四位下から正四位上に昇叙し[3]、 延暦5年(786年)正月、橘真都我藤原諸姉とともに従三位を授けられる[4]。これらの昇進には、光仁天皇の生母が紀橡姫であるという皇室との血縁が影響しているものと思われる[5]

官歴

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『続日本紀』による

脚注

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  1. ^ 『続日本紀』巻第三十四、光仁天皇 宝亀7年正月7日条
  2. ^ 『続日本紀』巻第三十四、光仁天皇 宝亀8年正月10日条
  3. ^ 『続日本紀』巻第三十七、桓武天皇 今皇帝 延暦2年2月5日条
  4. ^ 『続日本紀』巻第三十九、桓武天皇 今皇帝 延暦5年正月14日条
  5. ^ 『日本女性人名辞典』

参考文献

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関連項目

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