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筧裕介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かけい ゆうすけ

筧 裕介
生誕 (1975-01-22) 1975年1月22日(49歳)
日本の旗 日本福井県福井市
国籍 日本の旗 日本
教育 一橋大学社会学部卒業
東京工業大学大学院社会理工学研究科経営工学専攻修士課程修了
職業 デザイナー
工学博士
活動期間 2001年 - 現在
団体 NPO法人イシュープラスデザイン CEO(代表理事)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科/ 健康マネジメント研究科 特任教授
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 グローバルヘルスリーダー養成(MPH)コース非常勤講師
多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師
公式サイト 筧裕介 (yusuke.kakei.9) - Facebook
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映像外部リンク
筧裕介×宮台真司×神保哲生:人口減少社会をいかに豊かに「デザイン」していくか - YouTube
【対談】筧裕介さん、「issue + design」について教えてください。 - YouTube

筧 裕介(かけい ゆうすけ、1975年1月22日 - )は日本デザイナー工学博士東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻〈東京大学先端科学技術研究センター〉博士後期課程修了)。

専門はソーシャルデザイン・地方創生。

NPO法人イシュープラスデザイン CEO(代表理事)。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科/ 健康マネジメント研究科 特任教授東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 グローバルヘルスリーダー養成(MPH)コース非常勤講師。多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師。

代表プロジェクトに震災ボランティア支援の「できますゼッケン」。育児支援の「親子健康手帳」。地域の人との出会いを楽しむ旅のガイドブックプロジェクトCommunity Travel Guide「福井人」「海士人」「三陸人」「大野人」他。「300人の地域住民と一緒に描く未来ビジョン「高知県佐川町・みんなでつくる総合計画」。認知症の方が見える世界を可視化する「認知症世界の歩き方」、持続可能な地域づくりシミュレーションゲーム「SDGsde地方創生」など。

人物・経歴

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福井県福井市生まれ、北海道苫小牧市東京都渋谷区神奈川県横浜市で育つ。1998年一橋大学社会学部を卒業し[1]博報堂に入社[2]コマーシャル広告デザインなど商業デザインに従事[3][4]マーケティング局、ストラテジックプランニング局を経て、2001年から博報堂でブランドデザイン・コンサルタントを務め、2003年から博報創名プロジェクト・プロジェクトリーダー[5]

その後、東京工業大学大学院社会理工学研究科経営工学専攻修士課程修了[2][6][7]

2008年山崎亮らとソーシャルデザイン専門組織issue+designを設立[8][4][2]

社会課題解決のためのソーシャルデザインの研究・実践にあたり[2]2011年には東大の博士課程を修了し、論文「低炭素ライフスタイル普及に伴う生活部門二酸化炭素排出量の削減可能性に関する研究」で博士(工学)の学位を取得[2][9][10]

博報堂生活総合研究所生活表現グループ上席研究員などを務め[11][1][12]2015年法人化した特定非営利活動法人イシュープラスデザイン理事長に就任[13][14]。同年佐川町クリエイティブディレクター[15]2019年慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科、2021年システムデザイン・マネジメント研究科特任教授[16][17]

2021年に発売した『認知症世界の歩き方:認知症の人の頭の中をのぞいてみたら』が14万部を超えるベストセラーとなる。認知症本としては異例の売上部数で、筧は認知症がある約百人に話を聴き、本人の視点でどんな困り事を抱えているかを、認知症の世界を旅する十三の物語に仕上げた。「認知症の課題解決はデザイナーの仕事、目指すは認知症とともに幸せに生きる未来だ」と新聞のインタビューで答える[18]

賞与

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日本計画行政学会学会奨励賞、グッドデザイン賞BEST100・地域共生デザイン賞、仏カンヌライオンズ、英D&AD等国内外の受賞多数。

2019年グッドデザイン賞BEST100・地域共生デザイン賞、キッズデザイン賞審査委員長特別賞、竹尾デザイン賞受賞、日本計画行政学会学会奨励賞、カンヌライオンズ(フランス)、D&AD(イギリス)、Biennale Internationale Design Saint-Étienne(フランス)、Shēnzhèn Design Award(中国)他国内外で受賞多数。

著書

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監修

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出演

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テレビ

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ラジオ

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新聞

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ほか

雑誌

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ほか

脚注

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  1. ^ a b 如水会寄附講義「キャリアゼミ」(如水ゼミ) 一橋大学
  2. ^ a b c d e 地域みらい大学 ~課題解決人材育成の Social Design School総務省
  3. ^ 「対談:白木夏子×筧裕介が語る、社会課題を解決するためやるべきこと 」リクルート
  4. ^ a b 「興味ある領域と防災がつながれば意識は変わる」内閣官房
  5. ^ 「著者略歴」『中国語ネーミング開発ハンドブック』
  6. ^ 「田中義敏研究室| 東京工業大学 工学院 経営工学系・経営工学コース」東京工業大学
  7. ^ 「第3回年次学術研究発表会」日本知的財産学会
  8. ^ 「【新刊】 『ソーシャルデザイン 実践ガイド -地域の課題を解決する7つのステップ-』を刊行」博報堂
  9. ^ 東京大学 , 博士 (工学) , 甲第26856号 , 2011-03-24
  10. ^ 「国際都市計画・地域計画(城所・瀬田)研究室+研究発表」東京大学
  11. ^ 「震災のためにデザインは何が可能か 」NTT出版
  12. ^ 「第一線クリエイターならではの被災地支援、“すぐ役に立つ”活動とは?」日経トレンディネット2011年04月13日
  13. ^ 「特定非営利活動法人イシュープラスデザイン 」日本財団
  14. ^ 「イシュープラスデザイン」内閣府
  15. ^ 「ソーシャルデザインの手法で町の10年ビジョンをつくる 高知県佐川町」2015年11月号 ブレーン
  16. ^ 2019年7月12日 越境リーダーシップ Meet up “LIVE!” Vol.11 開催のお知らせ 7/12(金) 越境リーダーシップ Meet up “LIVE!” 「社会や地域の課題を ”市民の創造力”で解決するソーシャルデザイン」越境リーダーシップ
  17. ^ 筧 裕介 (カケイ ユウスケ) Kakei, Yusuke慶應義塾大学
  18. ^ a b 【中日新聞】筧裕介 著書「認知症世界の歩き方」がヒットしたデザイナー
  19. ^ 【関西テレビ公式HP】「認知症の世界を知り、置いてけぼりにしない」 認知症"行方不明者"は昨年1万8709人 国会では認知症基本法が成立 一番大切なことは『認知症ご本人を理解すること』と専門家
  20. ^ 【TBSラジオ】issue+design代表の筧裕介さんを迎える一夜目
  21. ^ 文化放送「筧裕介」
  22. ^ 【ニッポン放送】7月4日のゲストは先週に引き続き、NPO法人「issue+design(イシュープラスデザイン)」代表の筧裕介さんでした
  23. ^ 【日本経済新聞】認知症世界の歩き方 筧裕介著~当事者の感じ方「旅行記」に
  24. ^ a b c d e f issue+design「ニュース」
  25. ^ 【エコノミスト】issue+design代表の筧裕介
  26. ^ 週間実話「『認知症世界の歩き方』著者:筧裕介〜話題の1冊☆著者インタビュー」
  27. ^ 人の顔がわからなくなるのは《顔無し族の村》に迷い込んだから “異世界RPG風”の「認知症本」が売れている本当の理由

関連項目

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外部リンク

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