第722飛行隊 (デンマーク空軍)
第722飛行隊 Eskadrille 722 | |
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創設 | 1951年2月8日 |
所属政体 | デンマーク |
所属組織 | デンマーク空軍 |
兵種/任務 | 捜索救難 |
所在地 | 中央ユラン地域カーロプ空軍基地 |
通称号/略称 | ESK 722 |
標語 | Jutus Fortis Tenax Est |
上級単位 | カーロプ・ヘリコプター航空団 |
第722飛行隊(だい722ひこうたい、丁: Eskadrille 722)は、デンマーク空軍カーロプ・ヘリコプター航空団隷下の捜索救難ヘリコプター部隊。カーロプ空軍基地に所在し、捜索救難ヘリコプターにEH101 Mk.512を運用する。また、オールボー空軍基地、スクリュズストロプ空軍基地、ロスキレ空港に分遣隊を派遣している[1]。
概要
[編集]第722飛行隊は1951年2月8日に軽輸送飛行隊として編成後、空軍機の墜落事故が多発して多くの乗員が事故死したことに伴い、1956年に捜索救難飛行隊へ転換した[2]。1957年にシコルスキーS-55救難ヘリコプター7機が配備されて捜索救難体制が整備されたほか、1962年にはデンマーク海軍のシュド・アビアシオンSA 316ヘリコプターが配備されたが、1977年の海軍ヘリコプター航空隊設立に伴い、移管された[3]。
2010年には45年以上していたシコルスキーS-61Aヘリコプターの後継機として、アグスタウェストランドEH101 Mk.512捜索救難ヘリコプターが配備された[4]。
第722飛行隊はユトランド半島中部のカーロプ空軍基地を拠点に、分遣隊を北部のオールボー空軍基地及び南部のスクリュズストロプ空軍基地、シェラン島東部のロスキレ空港に配備し、グリーンランドを除くデンマークのほぼ全域をカバーする体制をとっている。空軍機の墜落事故による乗員の捜索救難のほか、急患搬送、要人輸送、特殊部隊支援のための戦術飛行を任務としている[5]。
EH101 Mk.512捜索救難ヘリコプターには5名の乗員と軍医1名が搭乗し、24時間態勢で日中は15分以内、夜間は30分以内の出動が可能となっており、乗員は72時間のローテーション勤務となっている[5]。
歴代運用機
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ イカロス出版 Jwing No.146 2010年10月号 110頁-113頁 「知りたい!世界の空軍 第46回デンマーク空軍」石川潤一
- ^ Flyvevåbnets historiearchive.org
- ^ Søværnets Flyveredningstjeneste
- ^ berlingske.dk – Sikorsky flyver sin sidste tur Tirsdag den 8. juni 2010
- ^ a b Forsvaret Eskadrille722 2020年2月12日閲覧