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第26普通科連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第26普通科連隊
戦闘演習を行う第26普通科連隊の隊員
創設 1962年(昭和37年)1月18日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位 連隊
兵科 普通科
所在地 北海道 留萌市
編成地 留萌
上級単位 第2師団
担当地域 留萌支庁
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第26普通科連隊(だいにじゅうろくふつうかれんたい、JGSDF 26th Infantry Regiment)は、北海道留萌市留萌駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第2師団隷下の普通科連隊である。

概要

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連隊長は、1等陸佐(二)をもって充てられ、連隊本部、本部管理中隊、4個普通科中隊および重迫撃砲中隊により編成され、第4普通科中隊のみ旭川駐屯地に駐屯する。連隊長が留萌駐屯地司令を兼務する。

警備担任区域は留萌振興局幌延町の1市7町1村である[1]

沿革

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第3連隊第3大隊

  • 1953年(昭和28年)11月20日:普通科第3連隊第3大隊が名寄駐屯地から留萌駐屯地に移駐。
  • 1954年(昭和29年)7月1日:第3連隊第3大隊が第3普通科連隊第3大隊に称号変更。

第10普通科連隊第1大隊

第26普通科連隊

  • 1962年(昭和37年)1月18日:第2管区隊の第2師団への改編に伴い、第10普通科連隊第1大隊を基幹として第26普通科連隊が留萌駐屯地において編成完結。
  • 1988年(昭和63年)3月25日:第2師団の近代化改編により、自動車化。
  • 1995年(平成07年)3月28日:部隊改編。
  1. 対戦車中隊を廃止された第2対戦車隊の一部の要員および装備により新編。
  2. 60式自走81mm迫撃砲60式自走107mm迫撃砲81mm迫撃砲 L16120mm迫撃砲 RTに換装。
  3. コア化編成であった第4普通科中隊を廃止し、第9普通科連隊廃止に伴う処置により旭川駐屯地において再編成。
  4. 連隊本部に教育隊を編成。
  • 2001年(平成13年)9月:FTC訓練に初参加、陣地突入に関してFTC発足後における突入成功(初)の快挙達成(主力は第4普通科中隊、元第9普通科連隊出身者で参加者の主力を構成)。
  • 2008年(平成20年)3月26日:後方支援体制変換に伴い、整備部門を第2後方支援連隊第2整備大隊第3普通科直接支援中隊へ移管。
  • 2011年(平成23年)4月22日:対戦車中隊を廃止。
  • 2016年(平成28年)3月28日:本部管理中隊に対舟艇対戦車小隊を編成完結し中距離多目的誘導弾システムを導入。
  • 2022年(令和04年)3月17日:第1普通科中隊が軽装甲機動車化中隊に改編[2]

警備隊区

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留萌振興局幌延町の1市7町1村

部隊編成

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  • 第26普通科連隊本部
  • 本部管理中隊「26普-本」
  • 第1普通科中隊「26普-1」:軽装甲機動車、01式軽対戦車誘導弾81mm迫撃砲 L16
  • 第2普通科中隊「26普-2」:高機動車、01式軽対戦車誘導弾、81mm迫撃砲 L16
  • 第3普通科中隊「26普-3」:高機動車、01式軽対戦車誘導弾、81mm迫撃砲 L16
  • 第4普通科中隊「26普-4」(旭川駐屯地):高機動車、01式軽対戦車誘導弾、81mm迫撃砲 L16 ※廃止された第9普通科連隊の隊員を母体に構成。
  • 重迫撃砲中隊「26普-重」:120mm迫撃砲 RT
  • 教育隊(教育専任中隊であった第4普通科中隊が旭川駐屯地に移駐したため連隊本部直轄部隊として1995年(平成7年)に編成。隊長および運用訓練幹部は連隊本部要員。それ以外は各部隊からの差し出し要員で構成。細部は教育隊の項を参照)

整備支援部隊

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  • 第2後方支援連隊第2整備大隊第3普通科直接支援中隊「2後支‐2整‐3」(留萌駐屯地・旭川駐屯地):2008年(平成20年)3月26日から

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第26普通科連隊長
兼 留萌駐屯地司令
1等陸佐 小川隆宏 2023年03月13日 陸上自衛隊小平学校総務部長
歴代の第26普通科連隊長
(1等陸佐・留萌駐屯地司令兼補)
氏名 在職期間 前職 後職
01 山浦碩人 1962年01月18日 - 1964年03月15日 第10普通科連隊 東部方面総監部
02 大野垣博夫 1964年03月16日 - 1966年03月15日 陸上自衛隊幹部学校研究員 陸上幕僚監部幕僚庶務室研究班長
03 池田壮八 1966年03月16日 - 1968年03月15日 第1普通科連隊副連隊長 陸上自衛隊富士学校
普通科教育部副部長
兼 同校同部教務課長
04 高橋功 1968年03月16日 - 1970年07月15日 陸上幕僚監部総務課人事班長 中部方面総監部厚生課長
05 井上弘 1970年07月16日 - 1972年07月16日 北部方面総監部第3部勤務 東北方面総監部第2部長
06 近藤正 1972年07月17日 - 1974年07月15日 陸上自衛隊調査学校勤務 陸上自衛隊幹部候補生学校学生隊長
07 北村宣次 1974年07月16日 - 1976年08月01日 第1陸曹教育隊 東北方面総監部総務課長
08 河口治俊 1976年08月02日 - 1978年07月31日 北部方面総監部第2部勤務 檜町警備隊
09 人見五郎 1978年08月01日 - 1980年03月16日 東部方面総監部防衛部訓練課長 東北方面総監部防衛部長
10 近藤一視 1980年03月17日 - 1982年03月15日 統合幕僚学校学校教官 陸上自衛隊幹部学校学校教官
11 笠松徹三 1982年03月16日 - 1984年03月15日 陸上自衛隊冬季戦技教育隊 北部方面総監部人事部勤務
12 小野田優 1984年03月16日 - 1986年03月16日 陸上自衛隊幹部学校学校教官 北部方面総監部総務部法務課長
13 古川浩 1986年03月17日 - 1988年07月06日 陸上自衛隊富士学校学校教官 陸上幕僚監部防衛部運用課長
14 山岸征洋 1988年07月07日 - 1991年03月15日 陸上幕僚監部調査部調査第1課
保全班長
自衛隊旭川地方連絡部
15 佐藤哲 1991年03月16日 - 1993年06月30日 陸上幕僚監部防衛部研究課
総括班長
陸上幕僚監部教育訓練部訓練課長
16 中原勇 1993年07月01日 - 1995年06月29日 北部方面総監部防衛部防衛課長 西部方面総監部人事部長
17 廣瀬誠 1995年06月30日 - 1997年03月25日 陸上幕僚監部人事部人事計画課
企画班長
陸上幕僚監部防衛部運用課長
18 上村邁 1997年03月26日 - 1999年03月28日 陸上幕僚監部防衛部運用課
運用第2班長
中部方面総監部人事部長
19 寺崎芳治 1999年03月29日 - 2001年03月26日 陸上幕僚監部監理部会計課
予算班長
陸上幕僚監部監理部総務課
庶務室長
20 南安広 2001年03月27日 - 2003年03月26日 陸上幕僚監部防衛部防衛課
防衛調整官
中部方面総監部防衛部長
21 小田幸昌 2003年03月27日 - 2005年07月31日 中部方面総監部人事部人事課長 中部方面情報保全隊長
22 荒関均 2005年08月01日 - 2008年03月31日 北部方面総監部装備部後方運用課長 東北方面後方支援隊副隊長
23 徳田俊彦 2008年04月01日 - 2010年03月28日 中部方面総監部人事部人事課長 第12旅団司令部幕僚長
24 平野剛 2010年03月29日 - 2012年03月29日 陸上自衛隊研究本部研究員 陸上自衛隊研究本部主任研究開発官
25 山内克己 2012年03月30日 - 2014年03月22日 情報本部勤務 陸上幕僚監部運用支援・情報部付
26 宮嵜浩一 2014年03月23日 - 2016年07月31日 第6師団司令部第3部長 中央即応集団司令部幕僚副長
27 西田健 2016年08月01日 - 2019年03月22日 第15旅団司令部第3部長 西部方面指揮所訓練支援隊長
28 吉川德等 2019年03月23日 - 2020年08月24日 陸上幕僚監部防衛部防衛課防衛班長 統合幕僚監部運用部運用第2課長
29 髙橋誠 2020年08月25日 - 2023年03月12日 第3師団司令部第3部長 陸上自衛隊教育訓練研究本部
訓練評価調整官
30 小川隆宏 2023年03月13日 - 陸上自衛隊小平学校総務部長

主要装備

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警備隊区

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留萌振興局幌延町の1市7町1村[1]

廃止部隊

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  • 第26普通科連隊対戦車中隊:2011年(平成23年)4月22日廃止。

関連項目

[編集]

脚注

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  1. ^ a b 平成30年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 114-116. 2019年1月20日閲覧。
  2. ^ 陸上自衛隊 留萌駐屯地【公式】 [@jgsdf_RUMOI] (2022年4月6日). "第26普通科連隊第1中隊は、軽装甲機動車化中隊改編に伴い、【入魂式】を行いました。". X(旧Twitter)より2022年4月27日閲覧

出典

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防衛省人事発令”. 2014年3月23日閲覧。

外部リンク

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