第2施設群
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第2施設群 | |
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創設 | 1954年(昭和29年) 9月25日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 群 |
兵科 | 施設科 |
所在地 | 福岡県 飯塚市 |
編成地 | 飯塚 |
上級単位 | 第5施設団 |
担当地域 | 福岡県筑豊地方北部・九州 |
第2施設群(だいにしせつぐん、英:JGSDF 2nd Engineer Group(Construction))は、福岡県飯塚市の飯塚駐屯地に群本部が駐屯する陸上自衛隊第5施設団隷下の施設科部隊である。
概要
[編集]1954年 (昭和29年)9月に施設大隊を基幹とする施設群として新編された。
群長は1等陸佐が充てられている。警備隊区は福岡県宗像市・福津市・直方市・宮若市・鞍手郡の4市2町、隷下の第368施設中隊は大分県竹田市であり、さまざまな災害派遣や国際貢献活動で活躍している。
沿革
[編集]独立第535施設大隊
- 1952年(昭和27年)11月22日:独立第535施設大隊が鹿屋駐屯地において編成。
- 1953年(昭和28年)12月10日:小郡駐屯地開設により、独立第535施設大隊が鹿屋駐屯地から小郡駐屯地に移駐。
第106施設大隊
- 1954年(昭和29年)7月1日:陸上自衛隊発足により、独立第535施設大隊(小郡駐屯地)が第106施設大隊に称号変更。
第2施設群(旧)
- 1954年(昭和29年)9月25日:第2施設群が小郡駐屯地に新編。第106施設大隊を隷下に編合。
- ※編成(群本部、本部中隊、第106施設大隊)
- 1956年(昭和31年)
- 1月25日:第108施設大隊を小郡駐屯地で新編、隷下に編合。2個施設大隊編成(第106施設大隊、第108施設大隊)となる。
- 4月1日:第108施設大隊が小郡駐屯地から小倉駐屯地に移駐。
- 1961年(昭和36年)8月17日:第5施設団の新編に伴い同団隷下に編入。
- 1966年(昭和41年)2月21日:飯塚駐屯地開設に伴う部隊移動。
- 第2施設群本部及び本部中隊が小郡駐屯地から飯塚駐屯地に移駐。
- 第108施設大隊が小倉駐屯地から飯塚駐屯地に移駐。
第2施設群(新)
- 1973年(昭和48年)8月1日:第5施設団改編
- 第106施設大隊(小郡駐屯地)を基幹として第9施設群を小郡駐屯地に新編。
- 第108施設大隊(飯塚駐屯地)を基幹として第2施設群を飯塚駐屯地に再編。
- ※編成(群本部・本部中隊、第320施設中隊~第322施設中隊、第306ダンプ車両中隊、第310施設器材中隊、第314地区施設隊(湯布院駐屯地))
- 1981年(昭和56年)3月25日:第306ダンプ車両中隊(飯塚駐屯地)を廃止。
- 1989年(平成元年)3月24日:第314地区施設隊(湯布院駐屯地)を第344施設中隊に改編。
- 2000年(平成12年)3月28日:第304坑道中隊を飯塚駐屯地に新編。
- 2003年(平成15年)
- 3月27日:機能別中隊に改編[1]。
- 第320施設中隊~第322施設中隊、第310施設器材中隊(飯塚駐屯地)、第344施設中隊(湯布院駐屯地)を廃止。
- 第365施設中隊「築城」、第366施設中隊「障害」、第367施設中隊「機動支援」(飯塚駐屯地)、第368施設中隊「交通」(湯布院駐屯地)を新編。
- 後方支援体制移行に伴い、整備部門を西部方面後方支援隊第103施設直接支援大隊第1直接支援中隊に移管。
- 10月 :第4次東ティモール派遣施設群が出国。
- 2004年(平成16年)5月 :第4次東ティモール派遣施設群が帰国。
- 2017年(平成29年)
- 3月26日:第365施設中隊「築城」、366施設中隊「障害」(飯塚駐屯地)を廃止。
- 3月27日:第401施設中隊「築城・障害」を飯塚駐屯地に新編。
- 2024年(令和 6年)3月20日:第304坑道中隊(飯塚駐屯地)を廃止。
警備隊区
[編集]部隊編成・駐屯地
[編集]- 編成
- 第2施設群本部
- 本部管理中隊「2施群-本」
- 第367施設中隊「367施」(機動支援)
- 第368施設中隊「368施」(交通)
- 第401施設中隊「401施」(築城・障害)
整備支援部隊
[編集]- 西部方面後方支援隊第103施設直接支援大隊第1直接支援中隊「西方後支-103施直支-1」(飯塚駐屯地):2003年(平成15年)3月27日から第2施設群主力を支援。
- 西部方面後方支援隊第103施設直接支援大隊第1直接支援中隊湯布院派遣隊「西方後支-103施直支-1」(湯布院駐屯地):2003年(平成15年)3月27日から第368施設中隊を支援。
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第2施設群長 | 1等陸佐 | 上野富一郎 | 2022年 | 8月 1日陸上幕僚監部監理部総務課 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 有利正 | 1954年 | 9月25日 - 1955年11月15日(1955年2月15日までは第2施設群長心得) →1955年2月16日 1等陸佐昇任 |
第4管区総監部付 |
2 | 重松正人 | 1955年11月16日 - 1959年 | 7月31日西部方面総監部付 | |
3 | 安部鞆一 | 1959年 | 8月 1日 - 1961年 7月16日第7混成団本部第4部長 →1960年8月1日 1等陸佐昇任 |
西部方面総監部付 |
4 | 榊茂 (2等陸佐) |
1961年 | 7月17日 - 1962年 7月31日自衛隊和歌山地方連絡部長 | 第4施設団本部付 |
5 | 板倉光三 | 1962年 | 8月 1日 - 1964年 3月15日第1建設群長 | 第5施設団副団長 |
6 | 高山利武 | 1964年 | 3月16日 - 1966年 7月15日第2施設群副群長 →1964年7月1日 1等陸佐昇任 |
陸上自衛隊施設学校研究部長 |
7 | 館勇 | 1966年 | 7月16日 - 1968年 3月15日陸上幕僚監部付 | 防衛研修所所員 |
8 | 高村尚 | 1968年 | 3月16日 - 1970年 3月15日第2施設団本部高級幕僚 | 自衛隊大分地方連絡部長 |
9 | 梅林學 | 1970年 | 3月16日 - 1972年 3月15日西部方面調査隊長 | 福岡駐とん地業務隊長 |
10 | 廣谷志朗 | 1972年 | 3月16日 - 1973年 7月15日陸上自衛隊北海道地区補給処苗穂支処長 兼 苗穂分とん地司令 |
西部方面総監部第1部勤務 |
11 | 杉之尾正信 | 1973年 | 7月16日 - 1975年 7月15日陸上自衛隊施設学校学校教官 | 西部方面総監部施設課長 |
12 | 宇野誠隆 | 1975年 | 7月16日 - 1977年 7月31日第12施設大隊長 兼 第12師団司令部施設課長 兼 新町駐とん地司令 |
陸上自衛隊施設補給処技術部長 |
13 | 天方宏 | 1977年 | 8月 1日 - 1979年 7月31日第4施設団本部勤務 | 福岡駐とん地業務隊長 |
14 | 江口博保 | 1979年 | 8月 1日 - 1982年 3月15日陸上幕僚監部付 | 陸上幕僚監部防衛部研究課長 |
15 | 中村正毅 | 1982年 | 3月16日 - 1984年 7月31日北部方面総監部装備部施設課長 | 陸上自衛隊施設学校学校教官 |
16 | 齊藤信行 | 1984年 | 8月 1日 - 1986年 7月31日第1施設団本部高級幕僚 | 陸上自衛隊業務学校学校教官 |
17 | 井上卓郎 | 1986年 | 8月 1日 - 1988年 7月31日陸上幕僚監部装備部施設課 営繕班長 |
第1施設団副団長 |
18 | 川道亮介 | 1988年 | 8月 1日 - 1991年 3月15日陸上幕僚監部教育訓練部教育課 教材班長 |
中部方面総監部装備部長 |
19 | 中村弘 | 1991年 | 3月16日 - 1993年 3月31日陸上幕僚監部防衛部研究課 研究班長 |
東千歳駐屯地業務隊長 |
20 | 渡邊元且 | 1993年 | 4月 1日 - 1994年 6月30日陸上幕僚監部防衛部防衛課 業務計画班長 |
陸上幕僚監部防衛部防衛課長 |
21 | 出田孝二 | 1994年 | 7月 1日 - 1997年 7月31日陸上幕僚監部装備部施設課 総括班長 |
陸上幕僚監部総括副監察官 |
22 | 角南俊彦 | 1997年 | 8月 1日 - 1998年12月 7日陸上幕僚監部人事部補任課 人事第1班長 |
陸上幕僚監部防衛部運用課長 |
23 | 石下義夫 | 1998年12月 | 8日 - 2001年 3月26日陸上幕僚監部教育訓練部教育課長 | 北部方面総監部人事部長 |
24 | 和泉洋一郎 | 2001年 | 3月27日 - 2003年 3月26日陸上自衛隊補給統制本部施設部 補給計画課長 |
陸上自衛隊幹部学校学校教官 |
25 | 川又弘道 | 2003年 | 3月27日 - 2005年 1月11日陸上幕僚監部教育訓練部訓練課 訓練班長 |
陸上幕僚監部防衛部防衛課防衛調整官 |
26 | 遊佐宏文 | 2005年 | 1月12日 - 2007年 7月31日陸上自衛隊研究本部研究員 | 情報本部 |
27 | 池原伸浩 | 2007年 | 8月 1日 - 2009年 3月23日陸上自衛隊幹部学校教育部教務課長 | 自衛隊山梨地方協力本部長 |
28 | 立野昭二 | 2009年 | 3月24日 - 2011年 4月18日東部方面総監部人事部援護業務課長 | 仙台駐屯地業務隊長 |
29 | 山下和敏 | 2011年 | 4月19日 - 2012年12月 3日陸上自衛隊幹部学校教育部教務課長 | 自衛隊帯広地方協力本部長 |
30 | 川嶋幾夫 | 2012年12月 | 4日 - 2014年 7月31日統合幕僚監部総務部総務課 国際人道業務室長 |
自衛隊旭川地方協力本部長 |
31 | 圓林栄喜 | 2014年 | 8月 1日 - 2016年 7月31日陸上幕僚監部装備部施設課 建設班長 |
陸上自衛隊研究本部主任研究開発官 |
32 | 大久保克久 | 2016年 | 8月 1日 - 2018年 3月22日陸上幕僚監部防衛部施設課建設班長 | 陸上自衛隊補給統制本部施設部長 |
33 | 弥頭親善 | 2018年 | 3月23日 - 2020年 3月17日東部方面総監部防衛部防衛課長 | 陸上幕僚監部防衛部防衛協力課長 |
34 | 前原幸雄 | 2020年 | 3月18日 - 2022年 7月31日東部方面総監部装備部施設課長 | 第1施設団副団長 |
35 | 上野富一郎 | 2022年 | 8月 1日 -陸上幕僚監部監理部総務課 |
主要装備
[編集]廃止部隊
[編集]- 第314地区施設隊(湯布院駐屯地):1989年(平成元年)3月23日廃止し、第344施設中隊(湯布院駐屯地)に改編。
- 第306ダンプ車両中隊(飯塚駐屯地):1981年(昭和56年)3月25日廃止。
- 第320施設中隊(飯塚駐屯地):2003年(平成15年)3月27日廃止。機能別中隊に改編[1]。
- 第321施設中隊(飯塚駐屯地):2003年(平成15年)3月27日廃止。機能別中隊に改編[1]。
- 第322施設中隊(飯塚駐屯地):2003年(平成15年)3月27日廃止。機能別中隊に改編[1]。
- 第344施設中隊(湯布院駐屯地):2003年(平成15年)3月27日廃止。第368施設中隊(機能別中隊)に改編[1]。
- 第310施設器材中隊(飯塚駐屯地):2003年(平成15年)3月27日廃止。機能別中隊に改編[1]。
- 第365施設中隊(飯塚駐屯地):2017年(平成29年)3月27日廃止。第401施設中隊に改編。
- 第366施設中隊(飯塚駐屯地):2017年(平成29年)3月27日廃止。第401施設中隊に改編。
- 第304坑道中隊(飯塚駐屯地):2024年(令和 6年)3月20日廃止。
脚注
[編集]出典
[編集]- “防衛省人事発令”. 2014年8月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 飯塚駐屯地
- 湯布院駐屯地
- 陸上自衛隊飯塚駐屯地 (@JGSDF_IIZUKA) - Twitter
- 陸上自衛隊湯布院駐屯地@公式(@yufuinpr) - Twitter(第368施設中隊)