第18諸兵科連合軍 (ロシア陸軍)
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第18諸兵科連合軍 | |
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創設 | 1941年6月21日 |
所属政体 |
ソビエト連邦 → ロシア |
所属組織 | ロシア陸軍 |
部隊編制単位 | 軍 |
兵科 | 諸兵科連合 |
兵種/任務 | 諸兵科連合作戦 |
所在地 | クリミア共和国 |
通称号/略称 | 73954 |
上級単位 | 南部軍管区 |
戦歴 |
第二次世界大戦 ロシアのウクライナ侵攻 |
指揮官 | アルカジー・マルゾエフ中将 |
第18諸兵科連合軍(だい18しょへいかれんごうぐん、ロシア語: 18-я общевойсковая армия)は、ロシア陸軍の軍。南部軍管区隷下。
概要
[編集]第二次世界大戦
[編集]1941年6月21日、第二次世界大戦の影響に伴い、赤軍第18軍としてウクライナ・ソビエト社会主義共和国ハリコフ州で創設された[1]。
同月から独ソ戦に投入され、1942年にドニエプル川西岸のザポリージャ方面を防衛した[1]。
1943年2月に第18空挺軍、4月に第18軍と改称され、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国、ハンガリー王国、ポーランド、チェコスロバキアを転戦して枢軸国に勝利し、戦後に解隊された[1][2]。
ロシアのウクライナ侵攻
[編集]2023年8月、ロシアのウクライナ侵攻の影響に伴い、ロシア海軍第22軍団、動員兵を基幹にロシア陸軍第18諸兵科連合軍としてクリミア共和国で再編された[2]。
南部・ドニエプル川戦線
[編集]2023年9月、南部ヘルソン州ヘルソン地区に配備され、ロシア空挺軍と交代でドニエプル川東岸のクリンキ方面に展開したが[2][3]、10月に第70自動車化狙撃師団第26自動車化狙撃連隊のイゴール・メシュコフ連隊長が戦死した[4]。2024年2月にはウクライナ軍のドローン攻撃でマゴメド・マゴメジャノフ副司令官が戦死した[5]。
東部・バフムート戦線
[編集]→「バフムートの戦い」も参照
2024年8月、第40軍団が激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、友軍の救援でバフムート南のトレツク方面に展開した[6]。
編制
[編集]- 軍司令部(クリミア共和国)
- 第40軍団(スタヴロポリ)
- 第47自動車化狙撃師団
- 第144独立自動車化狙撃旅団
- 第70自動車化狙撃師団
- 第126独立親衛沿岸防衛旅団(ペレヴァリノエ)
- 第127独立偵察旅団(セヴァストポリ)
- 第74砲兵旅団
- 第8独立砲兵連隊(クラスノペレコプスク)
- 第1096独立高射ミサイル連隊(セヴァストポリ)
- 第4独立化学防護連隊(セヴァストポリ)
出身者
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 第18軍 ヴォロネジ州立大学公式サイト
- ^ a b c Новая армия в таврийских степях? Россия укрепляет подступы к Крыму ラジオ・フリー・ヨーロッパ
- ^ Авантюра или прорыв? Что означают активные действия ВСУ на левом берегу Днепра フォーカス
- ^ Igor Meshkov トップ貨物200便
- ^ Magomed Magomedzhanov トップ貨物200便
- ^ Russian Offensive Campaign Assessment, August 13, 2024 戦争研究所