第10高射特科大隊
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第10高射特科大隊 | |
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創設 | 1991年(平成3年)3月29日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 大隊 |
兵科 | 高射特科 |
人員 | 約250名 |
所在地 | 愛知県 豊川市 |
編成地 | 豊川 |
上級単位 | 第10師団 |
担当地域 | 中部地方 |
第10高射特科大隊(だいじゅうこうしゃとっかだいたい、JGSDF 10th Antiaircraft Artillery Battalion)は、愛知県豊川市の豊川駐屯地に駐屯する第10師団隷下の高射特科部隊である。
概要
[編集]空からの脅威に対して監視及び射撃を実施する第10施団唯一の対空作戦の骨幹となる部隊であり、隊長は2等陸佐。
1991年(平成3年)3月に第10師団の改編により第10特科連隊から独立し師団直轄となる。81式短距離地対空誘導弾(C)(短SAM)、93式近距離地対空誘導弾(近SAM)、低空レーダ(P9)、対空レーダ(P14)等を装備する。
2023年(令和5年)12月より、豊川駐屯地自動車教習所設置者に指定され、第10師団所属隊員向けに自動車教習を担当する[1]。
沿革
[編集]第10特科連隊第3大隊
第10特科連隊第6大隊
- 1962年(昭和37年)1月18日:第10混成団の第10師団への改編に伴い、第3大隊が第6大隊に改編。
- 1976年(昭和51年)3月25日:35mm2連装高射機関砲 L-90の配備に伴い、改編。
- 1988年(昭和63年)10月:79式対空レーダ装置 JTPS-P9が配備。
第10高射特科大隊
- 1991年(平成 3年)3月29日:第10特科連隊第6大隊が第10高射特科大隊として分離・独立、師団直轄となる。81式短距離地対空誘導弾(B)が配備。
- 1997年(平成 9年)9月:対空レーダ装置 JTPS-P14が配備。
- 2003年(平成15年)8月:DADS(師団対空情報処理システム)が配備。
- 2004年(平成16年)3月29日:93式近距離地対空誘導弾が配備。
- 2010年(平成22年)2月:81式短距離地対空誘導弾(C)が配備。
- 2013年(平成25年)3月26日:後方支援体制変換に伴い、整備部門を第10後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援隊へ移管。
- 2023年(令和 5年)12月1日:第10特科連隊長より、豊川駐屯地自動車教習所設置者業務を移管[1]。
部隊編成
[編集]- 第10高射特科大隊本部
- 本部管理中隊「10高特-本」[2]
- 中隊本部
- 通信小隊
- 衛生小隊
- 管理小隊
- 情報小隊 - 対空レーダおよび低空レーダ装置
- 第1高射中隊「10高特-1」 - 93式近距離地対空誘導弾
- 第2高射中隊「10高特-2」 - 81式短距離地対空誘導弾(C)
- 豊川駐屯地自動車教習所
整備支援部隊
[編集]主要装備
[編集]- 81式短距離地対空誘導弾
- 93式近距離地対空誘導弾
- 79式対空レーダ装置 JTPS-P9
- 対空レーダ装置 JTPS-P14
- 1/2tトラック/73式小型トラック
- 1 1/2tトラック/73式中型トラック
- 3 1/2tトラック/73式大型トラック
- 89式5.56mm小銃
- 12.7mm重機関銃
脚注
[編集]参考文献
[編集]『高射のあゆみ二十年』 高射学校編 1982年